13.都大会~曇りのち晴れ
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和恵「………。」
最近、みんな少しずつ絆っていうものを感じる。
恵利華は自分じゃ気が付いてないけど、頼ってるのは跡部だ。
真由美は自然に忍足が構うようになってる。
ダブルスのパートナーだから?
奈央は宍戸とチョタが支えてるような気がする。
柳とも仲がいいなぁ…
うちは…
向日「どうしたんだ?ボケーとして」
和恵「え?……あぁ、趣味である人間観察をちょっとね!」
うちにも……見付かるのかな?
向日「俺も人間観察好きだぜ!侑士って真由美と試合してからちょっと変わったと思うんだ。」
向日はムードメイカーだなぁ…
友達もたくさんいるみたいだしね
(常にメールしてるらしいし)
和恵「向日は何か変わった?」
向日「俺、内緒だけどな、今体力つけようとトレーニングしてるんだ。今度真由美に試合でも挑もうかと思って」
和恵「え……それって苦手なんでしょ?」
向日「俺だけじゃないって!……ほらっ」
和恵「え?」
芥川「ほっほっほっ…♪」
和恵「走ってる…」
向日「お前らの影響、すげーな!」
うちも……
なんか伝えたい!
伝えられるような人になりたい!
和恵「……む…いや、岳人!こっち!」
向日「え?」
和恵「シングルスしよう!うちと!!」
向日「え…ちょ!侑士ぃぃ!」
和恵「女の子相手にまさかダブルスなんて言わんよね?(ニヤッ)」
太陽がいないんだったらうちが……
向日「こいつが小悪魔って呼ばれてる事、忘れてたぜ」
うちには…うちの役割があるんだ!
奈央「都大会…なんであんなに全国の猛者達が出とるんじゃ」
跡部「当然だ。俺様が声をかけたんだからな」
奈央「何のために?てか、全国大会控えた大切な時期に何を……」
こちらは都大会の組み合わせをみた帰りの車内。
奈央は跡部にミクスドの抽選会での疑問をぶつけた。
跡部「お前達、テニスがしたいんだろーが」
奈央「そ…れでそこまで…?」
奈央の言葉に跡部は二つ返事で窓の外をみた。
奈央「(跡部って、思いやりがあるんじゃな…なんか意外)ん?あれ樺地じゃない?隣の女の子誰!?」
ふいに止まった信号で、樺地と女の子が歩いていた。
かばっと乗り出す奈央
跡部「あいつは樺地の幼馴染みだ。…女子テニス部の2年、鳥取ナヲミ」
奈央「ふ~ん…どこ行くんだろ…ちょっとみたい!おろしてっ!!」
跡部「あーん?俺様は帰るぜ?」
奈央「いいよ学校から近いし、じゃーね!」
タッと車を降り立った奈央
奈央「(まっさか、デートじゃろか?)」
2人の後を着いていった。
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奈央「………。」
テニスコート……
こんなとこにあったんだ…
奈央「子供…?」
うわっ!
子供がいっぱいいる―!?
「あなた…もしかして氷帝の…」
奈央「……へ?」
鳥取「わぁ、やっぱり!奈央さんでしょう?氷帝の太陽って言われてる…」
樺地の横、歩いてた女の子じゃ
奈央「そうじゃけど……ここで何してるの?」
鳥取「私達はここで子供達にテニスを教えているんです。ねぇ樺地くん。」
樺地「ウス」
テニスを…教える…?
楽しそう!!
奈央「ね、うちもやっていい?」
鳥取「人手が足りなくて…ぜひお願いします。」
奈央「任せんちゃい!」
こうして俺は一緒にテニスを教えることにした。
奈央「奈央!みんな宜しくなっ」
気がつけば夕方で、今までも時の流れは早いなんて思っとったけど、今日は特にあっという間じゃった。