12.遠足~エンジョイ注意報
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お土産を買い外にでると、日が暮れかかっておりパレードが始まろうとしていた。
恵利華「わぁ、綺麗!」
真由美「あ!ミニィちゃんだ!」
恵利華「ほんと!ミ…」
跡部「恵利華、近づくんじゃねーよ」
恵利華「ミニィちゃんは女の子だよ?」
跡部「女でもダメだ」
恵利華「でも真由美が……」
忍足「天ちゃん!?」
真由美はすでにミニィちゃんに握手を求め、走り出していた。
これにはポーカーフェイスと呼ばれる忍足も驚きを隠せない。
真由美「忍足くん…?」
忍足「ほんまお嬢さんは目離されへんわ」
真由美「え…っ」
腕を引かれ、輪の中に戻る真由美
和恵「真由美、その髪の毛でミニィちゃんと写真とるはずだったの?」
真由美「え…どういう…」
和恵「ほれ」
鏡を真由美に向ける
真由美「……ああああー!!」
『タタタタタ……』
乾いた真由美の髪は想像を遥かに越え、絡まりあっていた。
和恵「真由美の頭がパレードだし!」
向日「ハハハ!言えてるぜ和恵!」
真田「パレードとは…良いもんだな、蓮二」
柳「そうだな。たまには…な」
奈央「あれー?ジャッカルどこ~?」
桑原「おい!俺はここに……」
丸井「暗くてわからなかったぜ!」
桑原「お前なぁ~ッ」
和恵「そんな哀れなジャッカールにこれ!」
桑原「………。」
ジャッカルが和恵に渡されたものを見つめ、固まっている。
宍戸/向日「ハハハ!」
丸井「あ、俺がゲーセンでとったやつじゃん」
和恵「うちよりジャッカルの方が似合う確率~?」
奈央「100%じゃけぇ!」
2人の勢いに、仕方なく星のついたカチューシャを頭につけたジャッカル
途端に周りが明るくなった。
恵利華「ねぇ、跡部くん!パレードなのに人が少ないね。そういえば集合時間何時だった?」
跡部「………。」
恵利華の言葉に固まる跡部に、聞いていたのか真田と柳の顔も曇った。
柳「立海は…」
柳生「17時ですね」
「「「えぇ!?」」」
仁王「ピヨッ」
宍戸「おいおい、もう20時回ってるぜ?」
奈央「宍戸、ウチらも18時集合じゃから」
宍戸「マジかよ!?」
忍足「揃いも揃って遠足なん忘れてたみたいやな」
和恵「いや!真由美の髪の毛が大変な事になってたって言ったらなんとか「なるか!」うぉ!?真由美いつのまに戻ってきた?存在感無さすぎ!」
柳生「それにしても困りましたね…」
真田「う…うむ」
跡部「仕方ねぇな。俺様が車で送ってやるぜ」
和恵「跡部が運転するわけじゃないのに」
跡部「……和恵、歩いて帰るか」
和恵「!?嘘です、ごめんなさい」
こうして跡部の車で帰る事になった一同。
時間を忘れる程楽しんだ遠足であった。
To be continued...
2009/09/27