02. Flying clover
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和恵「嘘なんてついてない!絶対ついてない!!」
宍戸「んな必死に…」
和恵「なるさ!!だって、今うちらの事を信じてくれる人なんて……アンタらしかいないし」
鳳「それは……」
奈央「こんなしらん土地にいきなり来て…!!」
真由美「携帯も…お財布も…家だって!何もかもないし…」
忍足「……そういや…」
制服姿で、鞄も何も持っていない4人。
恵利華「これ以上なくなるのは嫌だよ……」
跡部「…っ!監督、俺もこいつらが嘘をついているようには思えません」
恵利華「跡部くん…」
忍足「………お嬢さん、ラケット返してくれるか?」
真由美「あ、ごめんね……っ」
忍足「…………。監督、もしお嬢さんらが本当の事言うてたら…」
真由美「……!」
忍足「ほんまに頼れるのは…俺らだけやと思うんです」
真由美「お…忍足くんっ…!」
芥川「監督は…この子達見捨てる気~!?」
和恵「そーだそーだ!」
鳳「確かに…放っておけませんね」
宍戸「そうだな。ここで放っておくなんてげ「激ダサだぜ!!」……おい」
奈央「とーにーかーく!ウチらが頼れるのは君達だけ。知ってるのも君達だけなんじゃ!」
榊「………。」
跡部「監督」
芥川「監督~!!!」
いつの間にか、外に出てるのはテニス部だけで、他の生徒は大人しく授業を受けていた。
静まり返るテニスコート。
そして漸く榊が口を開いた。
榊「私が所有しているマンションが…都内にある」
真由美「え…マンション?」
榊「そこなら、安全に暮らせるだろう」
奈央「それって……」
和恵「うちらがここに居ていいって事……?」
全員の視線が榊に集まる。
榊「……仕方ないだろ。このまま野放しになんて出来ないからな」
「………。
やったぁぁあ!!」