01.we are clover
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ここは某有名都市にある白葉学園。
幼稚園から大学までエスカレーター式。
超がついちゃう名門私立校なのである。
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ここ某都市の、とある所に、2面のテニスコートが目立つ、白いお城のような家に住む恵利華。
庭園にはプールの水がキラキラと光っている。
「お嬢様、登校の準備が整いました。」
車のドアをさっと開けて、黒服の男が会釈をする。
ズラズラと立ち並ぶ執事やお手伝い達。
恵利華「ありがとうございます。ではおじいちゃま、おばあちゃま行って参ります」
祖母「行っていらっしゃい」
少し寂しそうに見る祖母と、元気に手を降る祖父。
恵利華は車に乗り込んだ。
「お嬢様、本日のお迎えは…」
恵利華「あ、今日は和恵ちゃんのお家に泊まるからいいよ!」
モグモグと朝食を食べる恵利華と、横には大人しい弟。
「和恵お嬢様ですね」
恵利華「だからまた連絡するから」
「かしこまりました。坊ちゃまは…?」
「あ、僕は部活があるから19時頃…」
恵利華「ね!光っ!お姉ちゃんが帰ってきたら、テニスしようねっ!」
光「…暇だったらな」
恵利華「お姉ちゃんは暇だから」
そして弟の腕を揺すると、仕方なくわかったと答えた。
こちらは大きな三階建ての木造のお家に、綺麗に飾り付けられた庭が美しい一軒家。
すぐ隣には病院が建設されている。
この家に住む真由美は、学校の支度をしている。
「真由美ー!ご飯よー!」
真由美「はぁーい!今行くー」
タタタと三階から降りてくる真由美。
「おねーちゃん朝から足跡うるさい」
真由美「っ、ごめんね、真里」
妹に野次られ、朝からへこむ真由美。
「まり、真由美をいじめんなや!」
そんな中、先に朝食をとっている兄が真由美を庇った。
真里「ちょっと!朝からおねーちゃん庇うとかうっとぉしいわ!」
「どうしたの?お母さんも混じろうかしら」
おたまを持って、楽しそうに兄妹達の会話に入る母。
真由美「…混じらなくてもいいから」
真由美はズズズとお味噌汁を飲んだ。
「真由美、学校行くで」
真由美「わ!お兄ちゃん待ってよー」
お茶碗を台所に運び、慌ただしく鞄を持った。
まり「まりも行く!」
母「お母さんも行く!」
真由美「いやいやいや……」
真由美がツッコむと、兄が前に出た。
「俺は真由美と2人で行くんや!邪魔すんな」
真里「真冴お兄ちゃーん、待ってよー」
妹が必死に用意をしている。
真由美「お兄ちゃん、待ってあげようよ」
真冴「しゃーないな。…ほら、行くで真由美、真里」
真里「うんっ」
母「行ってらっしゃい」
真由美「行ってきます。」
こうして真由美は兄妹達と学校に向かった。
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