お礼画面
※これはTOA長編キャラ達を学園ものにしたお話です
「ねぇ、男子の部屋行こう」
「えぇ~、あたしはいいよ。眠いし」
「なにいってんの!行くよ!」
「えぇ~ちょっとぉ」
あたし達は今日から三日間学校の課外授業で海辺にあるホテルに泊まっている
今日は到着早々に日中の授業があって正直クタクタ
夕食も食べたし、明日に備えて早く寝るつもりだったんだけどクラスメートの女子達が男子の部屋に行くとかで強引に引っ張られてきてしまった
しばらく白熱してカードゲームをやっていたが、眠気に襲われ、あたしは一旦飲み物を買いに部屋を出た
ホテルのロビーにある自販機の前で立ち止まり、財布からコインを取り出そうとした時だ
隣の自販機でガタン、とドリンクが落ちた音がした
するとあたしの目の前にスッ、とオレンジジュースの缶が差し出され、少し驚いてあたしは俯きかげんに財布に向いていた視線を少し上に上げた
「あ、ガイ…ラルディア先生」
「ハハハ、今は2人だけだし、いつもみたいにガイでいいよ。ほら」
気さく笑ってガイはあたしにオレンジジュースを手渡した
「いいの?ありがとうガイ」
ガイはあたしやアッシュ、ルークの通う学校の体育教師
そして昔っからお世話になってる近所のお兄さん、という一面もある
特にルークは昔からガイによく懐いていた気がする
「おっ、忘れてた。ルークが探してたぞ」
「ルークが?」
「あぁ、さっきロビーに向かってたようだからまだそっちにいるかもな」
「分かった。いってみる、ありがとうガイ」
「おぉ、消灯時間までには部屋に戻れよ」
「分かったぁ」
あたしは小走りにロビーに向かうと正面から見知った顔が見えて手を振った
「ルーク!」
「あ!」
「さっきガイからルークがあたしを探してたって聞いて来ちゃった」
「なんだよ、ガイの奴……余計な気をきかせやがって…」
「ん?どうしたの?」
「いや、なんでもない!今、暇ならさちょっと話さないか。俺の部屋みんな出払ってていないんだ」
「いいよ~」
あたし達はそのまま雑談を交わしながら、ルークの泊まる部屋にやってきた
「みんなどこ行ったの?」
「さぁ、なんか女子の部屋に行ったみたいだけど」
「どこも一緒だね。あたしのとこもだよ。ところで、ルークはみんなと行かなくてよかったの?」
「あ、あぁ…俺は…その……」
「ん?」
「つ、疲れてたからやめたんだ」
「そうだよね。実はあたしも途中までみんなとカードゲームしてたけど眠なっちゃってさ」
「あ、あのさ…実はずっと前から」
「うん?」
「お前の事…「おい、屑」
急にルークの声を不機嫌な声が遮ってきた
「アッシュ!」
「ルーク、さっき貸したドライヤー返せ」
「なっ、そんなんあとでもいいだろ」
「あとでまたテメェのとこにくるのが面倒だからわざわざきてやったんだ」
「くっ、ちょっと待てよ」
渋々、ルークがドライヤーを探しに荷物を漁り出す
大人しくあたしは待っていると、横から小さな袋を差し出された
驚いてもとを辿るとアッシュが照れ臭そうに顔を赤らめている
「やるよ」
「いいの!開けてみていい?」
「勝手にしろ」
あたしは袋を開けると中から貝殻のネックレスが入っていた
「あ、これ…」
「……たまたま土産屋見てたら、目について、昼間テメェが物欲しそうにしてたから仕方なくだ。たまに飯ご馳走になるしな」
「わぁ!ありがとう!アッシュ」
コソッ…
「アッシュ、お前抜け駆け禁止だぞ!」
「ハッ、抜け駆け?テメェこそ、さっきあいつに何言いかけてたんだ?」
「べ、別にいいだろ」
「ん?どうしたの?」
「なんでもねぇよ!」
「別に」
「変な2人」
