私とジェイド6
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「ま、城内はこんな感じです」
「ふ~ん」
(生意気なお貴族様だこと…。見た感じあたしより年下っぽいけど…)
一通り王宮内を案内し終えたシア達は、最後に訓練所に向かっていた
「ところでルミス様はおいくつなんですか?」
「18だ」
(やっぱりあたしより年下かっ)
「じゃあ、私の方が少し上ですね。あ!ここが私達が使ってる訓練施設になります」
訓練所を指差しながらシアが説明した
「へ~、ところであんたが俺の剣の相手してくれんの?」
「えぇ。私ではご不満ですか?」
「ちっ、女ごときが俺の相手か。もっと腕のいい奴とやり合ってみたかったけど…。例えば、あんたと一緒にいた大佐とかな。まっ、いーよ。暇つぶしにはなるし」
「さよーですか⋯では、お願いします。ルミス様」
シアは再び怒りに引き攣った笑みで答える
(始末書ものでもいいかな?もう…!!生意気すぎ!あたし頑張ったわよね!?)
「ほら、ボケッとしてないで剣抜けよ」
ルミスは剣を抜き構える
(ふ、ふふふ…ふ……。最初は遊び程度で相手してあげるわ…。最後はぎったぎたにしてやるけどね!)
「さ、ルミス様どこからでもどうぞ♪」
余裕の笑みを向けシアも剣を構えた
但し、剣を握っているのは利き手ではない左手
そのことはきっとルミスは気づいていないだろう
「じゃ、行くぜぇ!!」
キィ―ン
剣と剣が交じり合う金属の音が鳴り響く
シアとルミスが激しく刃をぶつけ合う音がした
「へぇ~、やるじゃん!あんた」
「ありがとうございます」
シアが背後を気かけ、一瞬余所見をした隙を狙って、ルミスがここぞとばかりに剣を振り上げて来る
「…はっ――っ―!?」
「ほらほら余所見してっと斬っちまうぜ?」
とっさに剣でルミスの刃を防ぐ
(ふんっ…。確かに剣の技術はなかなか立つじゃない。でも…)
「気圧すだけが剣じゃないわよっ!」
シアは急にバックステップで身を退いた
ルミスは今までシアにほぼ全体重をかけて斬り込んでいた為、支えになっていたシアの剣がなくなってバランスを崩す
「うぉっ!ってめ」
「すみません。時には身を退くのも立派な戦術なんですよ」
「くっそっ!」
またルミスは剣先をシアに向け走ってくる
「やれやれ…」
シアは溜め息を吐きながら身を翻して、それをいとも簡単に交わす
斬り込んでは払われ、振り上げては避けられ
そんな攻防を繰り返す内に、いつのまにかルミスは息切れしていた
「…はぁ。芸がない。まるで闘牛ね」
「るっせぇ…はぁ、はぁ…てめぇ避けてばっかりじゃねぇかよ!!」
膝を付くルミスがシアを見上げながら睨みつけて言った
「ふ~ん」
(生意気なお貴族様だこと…。見た感じあたしより年下っぽいけど…)
一通り王宮内を案内し終えたシア達は、最後に訓練所に向かっていた
「ところでルミス様はおいくつなんですか?」
「18だ」
(やっぱりあたしより年下かっ)
「じゃあ、私の方が少し上ですね。あ!ここが私達が使ってる訓練施設になります」
訓練所を指差しながらシアが説明した
「へ~、ところであんたが俺の剣の相手してくれんの?」
「えぇ。私ではご不満ですか?」
「ちっ、女ごときが俺の相手か。もっと腕のいい奴とやり合ってみたかったけど…。例えば、あんたと一緒にいた大佐とかな。まっ、いーよ。暇つぶしにはなるし」
「さよーですか⋯では、お願いします。ルミス様」
シアは再び怒りに引き攣った笑みで答える
(始末書ものでもいいかな?もう…!!生意気すぎ!あたし頑張ったわよね!?)
「ほら、ボケッとしてないで剣抜けよ」
ルミスは剣を抜き構える
(ふ、ふふふ…ふ……。最初は遊び程度で相手してあげるわ…。最後はぎったぎたにしてやるけどね!)
「さ、ルミス様どこからでもどうぞ♪」
余裕の笑みを向けシアも剣を構えた
但し、剣を握っているのは利き手ではない左手
そのことはきっとルミスは気づいていないだろう
「じゃ、行くぜぇ!!」
剣と剣が交じり合う金属の音が鳴り響く
シアとルミスが激しく刃をぶつけ合う音がした
「へぇ~、やるじゃん!あんた」
「ありがとうございます」
シアが背後を気かけ、一瞬余所見をした隙を狙って、ルミスがここぞとばかりに剣を振り上げて来る
「…はっ――っ―!?」
「ほらほら余所見してっと斬っちまうぜ?」
とっさに剣でルミスの刃を防ぐ
(ふんっ…。確かに剣の技術はなかなか立つじゃない。でも…)
「気圧すだけが剣じゃないわよっ!」
シアは急にバックステップで身を退いた
ルミスは今までシアにほぼ全体重をかけて斬り込んでいた為、支えになっていたシアの剣がなくなってバランスを崩す
「うぉっ!ってめ」
「すみません。時には身を退くのも立派な戦術なんですよ」
「くっそっ!」
またルミスは剣先をシアに向け走ってくる
「やれやれ…」
シアは溜め息を吐きながら身を翻して、それをいとも簡単に交わす
斬り込んでは払われ、振り上げては避けられ
そんな攻防を繰り返す内に、いつのまにかルミスは息切れしていた
「…はぁ。芸がない。まるで闘牛ね」
「るっせぇ…はぁ、はぁ…てめぇ避けてばっかりじゃねぇかよ!!」
膝を付くルミスがシアを見上げながら睨みつけて言った
