私とジェイド6
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本日のシア・ハンプティは出勤して直ぐに机一面に広がる書類の山に埋もれていた
書類が広がる机のほんの僅かなスペースにペンと印鑑が転がっているがシアはそんな事構わず、その僅かなスペースに突っ伏す
「お、多すぎる⋯」
隣の席で作業しているジェイドの姿すら見えない程、書類は重なっている
「…シア、休んでる暇はありませんよ。このままだと残業確定ですね」
「……うげっ………やります!やります!全力で!」
「……………」
「……………」
この後、黙々と作業するジェイドとシアはひたすらペンを走らせ、会話もせずに作業を進めた
執務室にはペンの音がカリカリと響く
(………書類が溜まってるとは聞いたけど…これは…想像以上だったわ)
(今…動いたら書類は絶対吹き飛ぶ⋯⋯陛下が部屋に来ないことを心から願うわ)
(にしても………………お腹空いた)
ぎゅっ~~~~
静かなペンの音だけが響く部屋にシアの間抜けなお腹の音が鳴るとここでジェイドが声を発した
「昼食に先に行ってはどうです?」
「…よくこの状況見て言えますね」
意地悪な笑みを浮かべながら言うジェイドにシアが言った
「これは失礼」
「~~~くぅ!!陰険!いぢわるっ!!」
書類で姿の見えないジェイドにシアはポツリと呟いた
「聞こえてますよシア」
「うぐっ!!?」
(ちっ……意地悪の挙げ句、地獄耳だったか…)
心の中で舌打ちしながら、シアはまたペンを走らせようとした時、こちらに向かってくる足音に気づく
できれば、いつものお騒がせコンビでない事をシアは心の底から祈る
お騒がせコンビといえばハンプティ中将、ピオニー陛下の2人しかいない
片方でも困るが、両方はもっと困る
そして、静かだったはずの執務室の扉が勢いよく開かれた
どーんっ
執務室の扉が開いた瞬間
シアの恐れていた現象が起きた
「あーーーー!!!!!」
「あぁ…やってしまいましたか…」
ジェイドは額に手を当てやっぱり⋯という様子で、シアは目の前の現実を受け入れられず、唖然と立ち尽くす
執務室に現れたのは案の定、シアの予測通り
「お前らどうだー?仕事は順調かー?」
「シアー!会いにきたぞー!ついでにジェイド君もなー!」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「はぁ⋯最悪ですね⋯」
「ん?どうした2人共?」
「……どうしただぁ!?」
「お、お~い?シア…?」
メキメキ⋯⋯バキィッ
シアが握るペンは遂に握力に耐え切れず、無惨にも折れる音が響いた
「この状況見てよく、どうした?なんて言えるわね!!?」
俯いて怒りに震えながらシアが言った
「こんの疫病神共!!消え失せろ!!」
勢いよく立ち上がるとシアは詠唱を唱え始めた
「「ちょっ!!?」」
「おい!ジェイド君、早く止めないかい!!?」
「そうだ!ジェイド!!早くシアを止めろ!」
「……と、言われましてもね」
「こーてー命令だ!!」
「やれやれ……」
眼鏡のブリッジを押し上げながらジェイドは漸く、その重い腰を上げた
「………食らえ!メテ…ォ……むぐっ!!!?むーむー!!!!!!!?」
書類が広がる机のほんの僅かなスペースにペンと印鑑が転がっているがシアはそんな事構わず、その僅かなスペースに突っ伏す
「お、多すぎる⋯」
隣の席で作業しているジェイドの姿すら見えない程、書類は重なっている
「…シア、休んでる暇はありませんよ。このままだと残業確定ですね」
「……うげっ………やります!やります!全力で!」
「……………」
「……………」
この後、黙々と作業するジェイドとシアはひたすらペンを走らせ、会話もせずに作業を進めた
執務室にはペンの音がカリカリと響く
(………書類が溜まってるとは聞いたけど…これは…想像以上だったわ)
(今…動いたら書類は絶対吹き飛ぶ⋯⋯陛下が部屋に来ないことを心から願うわ)
(にしても………………お腹空いた)
ぎゅっ~~~~
静かなペンの音だけが響く部屋にシアの間抜けなお腹の音が鳴るとここでジェイドが声を発した
「昼食に先に行ってはどうです?」
「…よくこの状況見て言えますね」
意地悪な笑みを浮かべながら言うジェイドにシアが言った
「これは失礼」
「~~~くぅ!!陰険!いぢわるっ!!」
書類で姿の見えないジェイドにシアはポツリと呟いた
「聞こえてますよシア」
「うぐっ!!?」
(ちっ……意地悪の挙げ句、地獄耳だったか…)
心の中で舌打ちしながら、シアはまたペンを走らせようとした時、こちらに向かってくる足音に気づく
できれば、いつものお騒がせコンビでない事をシアは心の底から祈る
お騒がせコンビといえばハンプティ中将、ピオニー陛下の2人しかいない
片方でも困るが、両方はもっと困る
そして、静かだったはずの執務室の扉が勢いよく開かれた
執務室の扉が開いた瞬間
シアの恐れていた現象が起きた
「あーーーー!!!!!」
「あぁ…やってしまいましたか…」
ジェイドは額に手を当てやっぱり⋯という様子で、シアは目の前の現実を受け入れられず、唖然と立ち尽くす
執務室に現れたのは案の定、シアの予測通り
「お前らどうだー?仕事は順調かー?」
「シアー!会いにきたぞー!ついでにジェイド君もなー!」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「はぁ⋯最悪ですね⋯」
「ん?どうした2人共?」
「……どうしただぁ!?」
「お、お~い?シア…?」
シアが握るペンは遂に握力に耐え切れず、無惨にも折れる音が響いた
「この状況見てよく、どうした?なんて言えるわね!!?」
俯いて怒りに震えながらシアが言った
「こんの疫病神共!!消え失せろ!!」
勢いよく立ち上がるとシアは詠唱を唱え始めた
「「ちょっ!!?」」
「おい!ジェイド君、早く止めないかい!!?」
「そうだ!ジェイド!!早くシアを止めろ!」
「……と、言われましてもね」
「こーてー命令だ!!」
「やれやれ……」
眼鏡のブリッジを押し上げながらジェイドは漸く、その重い腰を上げた
「………食らえ!メテ…ォ……むぐっ!!!?むーむー!!!!!!!?」
