私とジェイド5
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「はい、じゃあ君達はあたしのところで基礎からね」
シアが担当するのは、主に6~7歳の子供達のグループの子
シアの声に、子供達は元気よく返事した
「お姉さん美人だね。僕が大きくなったら付き合ってあげてもいいよ」
「あはは、そうね。大きくなって気が変わってなかったら頼もうかな」
「えぇ~!お姉さんにはもう彼氏いるんでしょ?」
ませた感じの女の子が言った
「どうしてそう思ったの?」
「だってお姉さん恋してる顔してるもん!」
6、7歳の子が言うことなんて、恐らくなんとなく言った事だろうとは思いながらも、シアはその女の子が返した台詞に無意識に頬を染めてしまう
プールの冷たい水に浸かってるのに体の温度が上がってゆくのを感じた
「ねぇ、そうでしょ?」
「よ、よく分かったわね」
(お試し期間ではあるけど、一応付き合ってる?のよね。…多分形式的には彼氏になるのかな…)
表面上はどうにかと平静を保とうと思ったが、作り笑いも甚だしい
誤魔化しきれなくなったシアは最後の手段に出る
「ほらほら!時間も限られてるんだから、そろそろ練習するわよ!」
練習を始めてしてしまえば、話してる隙などない
泳いでいれば子供達も忘れてしまうだろうと思い、シアはこの手段を使った
作戦は見事成功
子供の気は反れたけど…
自分の心の中は6、7歳の小さな女の子が言った言葉に翻弄されまだモヤモヤしていた
こればっかりは…
どうすることもできなかった
このモヤモヤはインストラクターのボランティアが終わる夕方まで続いたのだ
「ありがとうシアさん」
「いいえ…。大した指導できませんでしが…」
「とんでもない!子供達からも好かれてたし、指導も申し分なかったわ」
「そう言ってもらえるとやった甲斐があります」
「あとは片付けね。シアさんは上がって大丈夫よ」
「いいえ、最後まで手伝わせて下さい」
「そう?正直こちらは助かるけど⋯いいのかしら?」
「はい!あたしもいい気分転換になったので、最後の片付けくらいやらせて下さい」
「そう?ありがとう。じゃあ、ちょっと私は事務所の方に行ってるけどいいかしら?」
「はい、大丈夫です」
職員さんと挨拶を済ませて、最後の仕上げで掃除をしようとした時―――
「やだぁ~!!」
「!?」
シアと職員は同時に叫び声の上がった先を見た
「やだやだぁ!」
「もう…この子は、我が儘言わないの!あんな物いくらでもお家にあるでしょう!?」
シアが担当するのは、主に6~7歳の子供達のグループの子
シアの声に、子供達は元気よく返事した
「お姉さん美人だね。僕が大きくなったら付き合ってあげてもいいよ」
「あはは、そうね。大きくなって気が変わってなかったら頼もうかな」
「えぇ~!お姉さんにはもう彼氏いるんでしょ?」
ませた感じの女の子が言った
「どうしてそう思ったの?」
「だってお姉さん恋してる顔してるもん!」
6、7歳の子が言うことなんて、恐らくなんとなく言った事だろうとは思いながらも、シアはその女の子が返した台詞に無意識に頬を染めてしまう
プールの冷たい水に浸かってるのに体の温度が上がってゆくのを感じた
「ねぇ、そうでしょ?」
「よ、よく分かったわね」
(お試し期間ではあるけど、一応付き合ってる?のよね。…多分形式的には彼氏になるのかな…)
表面上はどうにかと平静を保とうと思ったが、作り笑いも甚だしい
誤魔化しきれなくなったシアは最後の手段に出る
「ほらほら!時間も限られてるんだから、そろそろ練習するわよ!」
練習を始めてしてしまえば、話してる隙などない
泳いでいれば子供達も忘れてしまうだろうと思い、シアはこの手段を使った
作戦は見事成功
子供の気は反れたけど…
自分の心の中は6、7歳の小さな女の子が言った言葉に翻弄されまだモヤモヤしていた
こればっかりは…
どうすることもできなかった
このモヤモヤはインストラクターのボランティアが終わる夕方まで続いたのだ
「ありがとうシアさん」
「いいえ…。大した指導できませんでしが…」
「とんでもない!子供達からも好かれてたし、指導も申し分なかったわ」
「そう言ってもらえるとやった甲斐があります」
「あとは片付けね。シアさんは上がって大丈夫よ」
「いいえ、最後まで手伝わせて下さい」
「そう?正直こちらは助かるけど⋯いいのかしら?」
「はい!あたしもいい気分転換になったので、最後の片付けくらいやらせて下さい」
「そう?ありがとう。じゃあ、ちょっと私は事務所の方に行ってるけどいいかしら?」
「はい、大丈夫です」
職員さんと挨拶を済ませて、最後の仕上げで掃除をしようとした時―――
「やだぁ~!!」
「!?」
シアと職員は同時に叫び声の上がった先を見た
「やだやだぁ!」
「もう…この子は、我が儘言わないの!あんな物いくらでもお家にあるでしょう!?」