私とジェイド4
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今度は大きな軍人らしい手がシアの頭に優しく被さった
「シアは納得はしてないようですが、結果としては貴方の実力を皆に見せつけることができました。これで貴方を侮蔑するようなことを言う者もかなり減るでしょう」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
何も言わないシアに構わず、ジェイドは頭をポンポンと撫でながら言葉を続けた
「私の補佐官としては十分すぎる結果です」
「………じゃあ⋯このままあたしはジェイドの横にいても⋯」
「貴方の実力を認めてたからこそ、わざわざ第一師団から苦労して引き抜いたんですから。なんでそう思うんですか?」
「あたしがいるとジェイドまで⋯⋯あることないこと言われるでしょ⋯」
「言う者がいたとしても別に気にしませんよ。私なんて戦乱のたびに骸を漁るなど噂されてついた異名が死霊使い ですよ」
「ふふ⋯そうでしたね。ありがとう⋯」
そう言うと急にジェイドに先程よりもシアの体重がのしかかるのを感じた
シアの方を見ると寝息が聞こえてくる
「…………シア?………困りましたね。このまま眠ってしまうとは⋯。燃料切れ⋯といったとこでしょうか」
ジェイドは困ったと、溜め息を吐くがその顔は全然困っているようには見えず、そのまま独り言を続けた
「あれだけの威力の譜術を放っておきながら、相手にかすり傷だけで済ませるように発動位置を調整するのは並大抵ではできません。やはり貴方はかなり優秀な補佐ですよ」
⋯⋯⋯
…………
………………
~1時間後~
「…⋯⋯ふむ⋯意外と誰もここには探しにこないんですねぇ。そろそろ誰か探しにきてもいい頃なんですが」
ジェイドはずっとシアの部屋で先程の状態のままでいた
パタパタ
「!?」
ドン
「……う…ん…むにゃ」
「カーティス大佐!」
「はい、どうしました?」
部屋の扉が開くと走り回ったのかうっすらと汗を滲ませたアスランだった
間一髪、アスランが部屋に入る間際、ジェイドは立ち上がっていたが、残念ながらシアさんはというと⋯⋯⋯
支えになっていたジェイドの体がなくなり、ベットに突っ伏し倒れ込んでいたのだ
「カーティス大佐探しましたよ!それよりなんで准尉の部屋なんかに…」
「用事があったのですが、お休み中でしたので、今失礼しようとしてたところです」
「はぁ、そうだったんですか」
「それで用事とは?」
「書類に印を頂きたい物があるのでお願いします」
「わかりました。すぐ戻ります」
ジェイドが返事を返すとアスランは、また急いでピオニーのいる場所へ戻っていく
ジェイドはシアの方を向き、しゃがみこんで彼女の額にかかる前髪を掻き上げた
「…シア」
愛おしそうに額に口づけをすると、またいつもの引き締まった軍人の顔に戻った
「シアは納得はしてないようですが、結果としては貴方の実力を皆に見せつけることができました。これで貴方を侮蔑するようなことを言う者もかなり減るでしょう」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
何も言わないシアに構わず、ジェイドは頭をポンポンと撫でながら言葉を続けた
「私の補佐官としては十分すぎる結果です」
「………じゃあ⋯このままあたしはジェイドの横にいても⋯」
「貴方の実力を認めてたからこそ、わざわざ第一師団から苦労して引き抜いたんですから。なんでそう思うんですか?」
「あたしがいるとジェイドまで⋯⋯あることないこと言われるでしょ⋯」
「言う者がいたとしても別に気にしませんよ。私なんて戦乱のたびに骸を漁るなど噂されてついた異名が
「ふふ⋯そうでしたね。ありがとう⋯」
そう言うと急にジェイドに先程よりもシアの体重がのしかかるのを感じた
シアの方を見ると寝息が聞こえてくる
「…………シア?………困りましたね。このまま眠ってしまうとは⋯。燃料切れ⋯といったとこでしょうか」
ジェイドは困ったと、溜め息を吐くがその顔は全然困っているようには見えず、そのまま独り言を続けた
「あれだけの威力の譜術を放っておきながら、相手にかすり傷だけで済ませるように発動位置を調整するのは並大抵ではできません。やはり貴方はかなり優秀な補佐ですよ」
⋯⋯⋯
…………
………………
「…⋯⋯ふむ⋯意外と誰もここには探しにこないんですねぇ。そろそろ誰か探しにきてもいい頃なんですが」
ジェイドはずっとシアの部屋で先程の状態のままでいた
「!?」
「……う…ん…むにゃ」
「カーティス大佐!」
「はい、どうしました?」
部屋の扉が開くと走り回ったのかうっすらと汗を滲ませたアスランだった
間一髪、アスランが部屋に入る間際、ジェイドは立ち上がっていたが、残念ながらシアさんはというと⋯⋯⋯
支えになっていたジェイドの体がなくなり、ベットに突っ伏し倒れ込んでいたのだ
「カーティス大佐探しましたよ!それよりなんで准尉の部屋なんかに…」
「用事があったのですが、お休み中でしたので、今失礼しようとしてたところです」
「はぁ、そうだったんですか」
「それで用事とは?」
「書類に印を頂きたい物があるのでお願いします」
「わかりました。すぐ戻ります」
ジェイドが返事を返すとアスランは、また急いでピオニーのいる場所へ戻っていく
ジェイドはシアの方を向き、しゃがみこんで彼女の額にかかる前髪を掻き上げた
「…シア」
愛おしそうに額に口づけをすると、またいつもの引き締まった軍人の顔に戻った