私とジェイド4
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その後、シアは着々と勝ち進み、決勝戦まで勝ち上っていた
「さぁ!いよいよ決勝戦!どんな白熱したバトルが見られるんでしょうか!?では、選手の紹介をいたしましょう!」
審判が前置きを終え、選手紹介にうつると、シアと相手選手が試合台に上がってきた
「これはこれは准尉様じゃねぇですか?アクゼリュスの件ではどぉもお世話になりました」
シアの眉がピクリと動く
シアの相手は前回の任務で、アクゼリュスに同行した兵
しかも、シアの号令を無視し、処罰を受けた兵であった
「無視ですか?つれないなぁ。それより本当ですかい?俺が優勝した時の賞品ってのは」
その意味ありげな言葉に漸く、今まで視線をそらしていたシアが反応する
「なによ、それ?」
「あれれ、お聞きでない?」
嘲るように嗤いシアに言い放った
「俺が勝ったら、俺が准尉になれるってね、でもってあんたを好きにしていいってさ。ついでに処罰の件も減刑してくれるってよ」
「は?なによそれ?誰が言ったの?」
「そりゃあピオニー陛下に決まってるだろ。本来なら謹慎刑もあるから今回のイベントにも出場はできない予定だったんだけど、特例で許可をもらったんですよ」
「へぇー⋯特例で⋯ね」
シアは腕を組み、ピオニーがいる先に凍りつくような視線を向けた
シアの瞳の色も相まって、その視線はより一層冷たく感じる
視線に気付いたピオニーはというと、マズイ⋯という様子で慌てて視線を逸らしていた
「まったく⋯焚きつけるために意図的にやってくれたわね⋯⋯いいじゃない⋯その挑発のってあげるわよ。陛下の言う尻拭いとやらをやってもらおうじゃない」
「なに1人でブツブツ言ってるんですか?ビビっちゃいましたか?」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「さぁ!決勝戦!始まります。両者準備はいいですか?ready go―!」
開始の合図がされるとシアは黙ったまま俯く
「あれれ?准尉様、ビビっちゃったんですか?お父上や陛下の力で昇進したって話は本当だったんですかね」
「…つる……あり、……門……所…あり」
「おい、おい、俺の実力にビビっちゃって降参か?来ないならこっちから行くぜ」
相手は剣を構え、シアめがけ、走ってくる
一方、シアは剣も抜かずに未だ俯き、ブツブツ言っている
「行くぜ?雷神剣!」
「敵を前にして、お喋りが過ぎたようね。いくわよ!インディグネイション!!!」
一瞬の出来事に会場は静まり返る
「決まったな。ジェイド」
「えぇ、想定の範囲内ですよ」
「相手は⋯気絶⋯しています⋯。ゆ、優勝者は……シア・ハンプティ准尉です!!」
「ちょっと、審判!マイク貸して!」
シアはキッと審判を睨みつけ、マイクを奪いとる
大きく息を呑んで、思いっきり…叫んだ
「あたしに対して、文句ある奴、不満がある奴がいるなら出てきなさい!まとめて相手したげるわ」
勿論、このあと自分の実力を見せつけようとする者、本当にシアの昇進に対して不満がある者が名を上げ、収集がつかなくなる事態になったのは言うまでもない……
「さぁ!いよいよ決勝戦!どんな白熱したバトルが見られるんでしょうか!?では、選手の紹介をいたしましょう!」
審判が前置きを終え、選手紹介にうつると、シアと相手選手が試合台に上がってきた
「これはこれは准尉様じゃねぇですか?アクゼリュスの件ではどぉもお世話になりました」
シアの眉がピクリと動く
シアの相手は前回の任務で、アクゼリュスに同行した兵
しかも、シアの号令を無視し、処罰を受けた兵であった
「無視ですか?つれないなぁ。それより本当ですかい?俺が優勝した時の賞品ってのは」
その意味ありげな言葉に漸く、今まで視線をそらしていたシアが反応する
「なによ、それ?」
「あれれ、お聞きでない?」
嘲るように嗤いシアに言い放った
「俺が勝ったら、俺が准尉になれるってね、でもってあんたを好きにしていいってさ。ついでに処罰の件も減刑してくれるってよ」
「は?なによそれ?誰が言ったの?」
「そりゃあピオニー陛下に決まってるだろ。本来なら謹慎刑もあるから今回のイベントにも出場はできない予定だったんだけど、特例で許可をもらったんですよ」
「へぇー⋯特例で⋯ね」
シアは腕を組み、ピオニーがいる先に凍りつくような視線を向けた
シアの瞳の色も相まって、その視線はより一層冷たく感じる
視線に気付いたピオニーはというと、マズイ⋯という様子で慌てて視線を逸らしていた
「まったく⋯焚きつけるために意図的にやってくれたわね⋯⋯いいじゃない⋯その挑発のってあげるわよ。陛下の言う尻拭いとやらをやってもらおうじゃない」
「なに1人でブツブツ言ってるんですか?ビビっちゃいましたか?」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「さぁ!決勝戦!始まります。両者準備はいいですか?ready go―!」
開始の合図がされるとシアは黙ったまま俯く
「あれれ?准尉様、ビビっちゃったんですか?お父上や陛下の力で昇進したって話は本当だったんですかね」
「…つる……あり、……門……所…あり」
「おい、おい、俺の実力にビビっちゃって降参か?来ないならこっちから行くぜ」
相手は剣を構え、シアめがけ、走ってくる
一方、シアは剣も抜かずに未だ俯き、ブツブツ言っている
「行くぜ?雷神剣!」
「敵を前にして、お喋りが過ぎたようね。いくわよ!インディグネイション!!!」
一瞬の出来事に会場は静まり返る
「決まったな。ジェイド」
「えぇ、想定の範囲内ですよ」
「相手は⋯気絶⋯しています⋯。ゆ、優勝者は……シア・ハンプティ准尉です!!」
「ちょっと、審判!マイク貸して!」
シアはキッと審判を睨みつけ、マイクを奪いとる
大きく息を呑んで、思いっきり…叫んだ
「あたしに対して、文句ある奴、不満がある奴がいるなら出てきなさい!まとめて相手したげるわ」
勿論、このあと自分の実力を見せつけようとする者、本当にシアの昇進に対して不満がある者が名を上げ、収集がつかなくなる事態になったのは言うまでもない……