私とジェイド3
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「大佐~?さっき了解しといてなんですけどね」
「はい?」
「あたしの処分そんなんでいいんですか…。大佐、陛下に上手く言い繕ってくれたんじゃ…」
「私も任務中に不謹慎なことをしてしまいましたし、黙っていてくれたら、チャラにしましょう」
「あ、当たり前ですよっ!!⋯…あっ!そうだ。あの⋯ハンカチ⋯⋯」
シアはおずおずとポケットに入れたままにしていたハンカチを取り出すとジェイドに差し出した
「これは?」
「パーティーの時⋯⋯大佐がハンカチ巻いてくれたじゃないですか。あれ⋯汚しちゃったから⋯その⋯新しいやつ⋯」
「あぁ⋯あの時の」
「もっと早く渡したかったんですけど、なかなかタイミングがなくて⋯遅くなりました」
「いえ、とんでもない」
ジェイドはシアからハンカチを受け取ろうとし、2人の指がほんの僅かに触れる
「っ!?」
シアは思わず手を離してしまい、ハンカチはヒラヒラと床に落ちてしまう
「あ⋯⋯すみません!ひ、拾います!」
シアは慌てた様子で落ちたハンカチを拾おうとしたが、先にジェイドに拾われてしまう
床に落ちた為、ジェイドはハンカチに汚れがないかパタパタと手で軽く払っているとなにかに気づき、それをじっと見つめた
「おや?」
「あ⋯⋯ぁ⋯」
ジェイドは床に落ちたハンカチを拾った時にJ.Cと少し歪に縫われた金の刺繍糸が垣間見えた
「ふむ。なるほど⋯⋯。さっきから貴方の挙動がおかしいのはこれのせいですね。ありがとうございますシア」
「⋯⋯⋯ぁ、う⋯はい⋯。こういうのは⋯家では、教えてもらったことなくて⋯⋯。お店の人に聞いてやってみたんですけど、ガタガタになっちゃって⋯」
「いいえ、見た目は関係ありませんよ。私が嬉しいのはシアの気持ちですからね。ところで⋯2人きりの時の約束覚えておいでですか?」
シアの頬が一気に紅潮する
「お互い2人きりの時はファーストネーム…で…」
「なら、どうするか優秀な補佐官なら⋯分かるでしょう?」
「………ずるい…」
互いの距離が近くなる
呼吸する息が唇に吹きかかるくらいに
「ジェイドのバカ……」
シアの吐息がジェイドにあたる
「バカで結構。でも、今回の件で漸く自分の気持ちがはっきりしましたよ」
「え……どういう―――……んっ………」
・
・
・
「はい?」
「あたしの処分そんなんでいいんですか…。大佐、陛下に上手く言い繕ってくれたんじゃ…」
「私も任務中に不謹慎なことをしてしまいましたし、黙っていてくれたら、チャラにしましょう」
「あ、当たり前ですよっ!!⋯…あっ!そうだ。あの⋯ハンカチ⋯⋯」
シアはおずおずとポケットに入れたままにしていたハンカチを取り出すとジェイドに差し出した
「これは?」
「パーティーの時⋯⋯大佐がハンカチ巻いてくれたじゃないですか。あれ⋯汚しちゃったから⋯その⋯新しいやつ⋯」
「あぁ⋯あの時の」
「もっと早く渡したかったんですけど、なかなかタイミングがなくて⋯遅くなりました」
「いえ、とんでもない」
ジェイドはシアからハンカチを受け取ろうとし、2人の指がほんの僅かに触れる
「っ!?」
シアは思わず手を離してしまい、ハンカチはヒラヒラと床に落ちてしまう
「あ⋯⋯すみません!ひ、拾います!」
シアは慌てた様子で落ちたハンカチを拾おうとしたが、先にジェイドに拾われてしまう
床に落ちた為、ジェイドはハンカチに汚れがないかパタパタと手で軽く払っているとなにかに気づき、それをじっと見つめた
「おや?」
「あ⋯⋯ぁ⋯」
ジェイドは床に落ちたハンカチを拾った時にJ.Cと少し歪に縫われた金の刺繍糸が垣間見えた
「ふむ。なるほど⋯⋯。さっきから貴方の挙動がおかしいのはこれのせいですね。ありがとうございますシア」
「⋯⋯⋯ぁ、う⋯はい⋯。こういうのは⋯家では、教えてもらったことなくて⋯⋯。お店の人に聞いてやってみたんですけど、ガタガタになっちゃって⋯」
「いいえ、見た目は関係ありませんよ。私が嬉しいのはシアの気持ちですからね。ところで⋯2人きりの時の約束覚えておいでですか?」
シアの頬が一気に紅潮する
「お互い2人きりの時はファーストネーム…で…」
「なら、どうするか優秀な補佐官なら⋯分かるでしょう?」
「………ずるい…」
互いの距離が近くなる
呼吸する息が唇に吹きかかるくらいに
「ジェイドのバカ……」
シアの吐息がジェイドにあたる
「バカで結構。でも、今回の件で漸く自分の気持ちがはっきりしましたよ」
「え……どういう―――……んっ………」