私とジェイド3
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あの後もなんの問題もなく進み、ジェイドも休憩を終え、艦橋に戻ってきた
「ハンプティ准尉ありがとうございます。変わったことはありましたか?」
「いえ、特に。順調に進んでます。今のうちに降ろす物資の確認に行ってきます。進路の方は任せていいですか?」
「そうですね。こちらは任せてください」
シアが艦橋を出て、最終確認など準備に追われていると、あっという間に時間は経ち、アクゼリュス到着間近になっていた
到着した後は、艦に残留する兵を8人程残し、他はアクゼリュスへと向かうことになった
そしてアクゼリュスへと足を踏み入れ、坑道内部を突き進んでゆく
「わりと進んだ方ですが、これといった変化はまだなさそうですね。⋯⋯あ」
シアが数メートル先を見て小さく声を上げた
それは二股の分かれ道だった
「カーティス大佐、ここは二手に分けた方がよさそうですが?」
シアが聞くと、ジェイドは顎に手を添えて、考える素振りを見せた
「そうですね‥。確かにその方が効率はいいですが…」
「報告書ではこの先、同じ一本道になってるとありました。障気も今のところあまり感じられませんが、何か気になるところでも?」
「いえ、なんでもありません。そうしましょう。ハンプティ准尉ちょっと⋯」
「はい?」
ジェイドはシアにだけ聞こえるようにソッと耳打ちをした
「⋯⋯貴方の号令を無視するような者がいて、問題が生じても無理をしてはいけませんよ」
「⋯⋯っ⋯⋯!?わ、分かってます。でも⋯大丈夫です。あたしもちゃんとやれますから⋯」
ジェイドにだけ見えるように小さくピースサインしてみせる
こうしてジェイド、シア、各それぞれ兵を分け出発をした
シア達の班が暫く歩き進んでいると、1人の兵が話しかけてきた
「なぁなぁ、准尉さん」
「?」
シアは歩く足は止めずに、後ろの声のする方を眇める
「陛下とカーティス大佐に取り入って、昇進したって本当かよ?」
「!!?………口の利き方には気をつけなさい」
低く怒りのこもった声質でシアは言い放つ
しかし、その兵は止めなかった
「いやいや、そういう話を小耳に挟んだんですよ。いいですよね~、女ってことを利用できて。しかもあのハンプティ中将が父親でしょ。色々コネも利用し放題じゃないですか?」
「言わなかった?口の利き方には気をつけなさい、とね」
今度は先程よりも強い口調でシアは注意する
「けっ…」
そこでようやくシアを侮辱する事はやめるが、舌打ちをし、唾を吐き捨てた
シアは場の雰囲気が乱れることを懸念し、これ以上の追及をやめた
その後は何もなく進み、ついに障気が漏れている場所までたどり着く
「⋯⋯うっ⋯ここね…、さほどでもない量だけど⋯念の為、ここは封鎖した方がいいわね」
「ハンプティ准尉!小規模ですが魔物の群れです!」
1人の兵が叫ぶ
「すぐに戦闘準備を!譜術は使わないで!ここは岩盤が脆く坑道が崩れる可能性があるわ」
だが、そんなシアの号令を無視する兵が1人いた
「剣なんかで戦ってたらいつまでも終わんないっすよ?准尉」
先程、シアに突っかかってきた兵だ
「命令無視するつもり?」
しかしシアが制止したにも関わらず、その兵は譜術を放ったのだ
小規模だった為か魔物の群れはすぐに一掃された
「ほら、言ったでしょう?この方が早いって。大体、あんたみたいな下について命令聞くなんてまっぴらだよ」
と、その兵が言った直後の事
天井からポロポロと岩の破片が落ちてきた
「まずい⋯」
異変にいち早く気付いたシアが下にいた兵の手を引っ張った
刹那、ガラガラと轟音を立てて天井の岩が崩れてくる
間髪、シアが手を引いた為、下にいた兵は助かった…
だが…
「准尉!!」
「ハンプティ准尉ありがとうございます。変わったことはありましたか?」
「いえ、特に。順調に進んでます。今のうちに降ろす物資の確認に行ってきます。進路の方は任せていいですか?」
「そうですね。こちらは任せてください」
シアが艦橋を出て、最終確認など準備に追われていると、あっという間に時間は経ち、アクゼリュス到着間近になっていた
到着した後は、艦に残留する兵を8人程残し、他はアクゼリュスへと向かうことになった
そしてアクゼリュスへと足を踏み入れ、坑道内部を突き進んでゆく
「わりと進んだ方ですが、これといった変化はまだなさそうですね。⋯⋯あ」
シアが数メートル先を見て小さく声を上げた
それは二股の分かれ道だった
「カーティス大佐、ここは二手に分けた方がよさそうですが?」
シアが聞くと、ジェイドは顎に手を添えて、考える素振りを見せた
「そうですね‥。確かにその方が効率はいいですが…」
「報告書ではこの先、同じ一本道になってるとありました。障気も今のところあまり感じられませんが、何か気になるところでも?」
「いえ、なんでもありません。そうしましょう。ハンプティ准尉ちょっと⋯」
「はい?」
ジェイドはシアにだけ聞こえるようにソッと耳打ちをした
「⋯⋯貴方の号令を無視するような者がいて、問題が生じても無理をしてはいけませんよ」
「⋯⋯っ⋯⋯!?わ、分かってます。でも⋯大丈夫です。あたしもちゃんとやれますから⋯」
ジェイドにだけ見えるように小さくピースサインしてみせる
こうしてジェイド、シア、各それぞれ兵を分け出発をした
シア達の班が暫く歩き進んでいると、1人の兵が話しかけてきた
「なぁなぁ、准尉さん」
「?」
シアは歩く足は止めずに、後ろの声のする方を眇める
「陛下とカーティス大佐に取り入って、昇進したって本当かよ?」
「!!?………口の利き方には気をつけなさい」
低く怒りのこもった声質でシアは言い放つ
しかし、その兵は止めなかった
「いやいや、そういう話を小耳に挟んだんですよ。いいですよね~、女ってことを利用できて。しかもあのハンプティ中将が父親でしょ。色々コネも利用し放題じゃないですか?」
「言わなかった?口の利き方には気をつけなさい、とね」
今度は先程よりも強い口調でシアは注意する
「けっ…」
そこでようやくシアを侮辱する事はやめるが、舌打ちをし、唾を吐き捨てた
シアは場の雰囲気が乱れることを懸念し、これ以上の追及をやめた
その後は何もなく進み、ついに障気が漏れている場所までたどり着く
「⋯⋯うっ⋯ここね…、さほどでもない量だけど⋯念の為、ここは封鎖した方がいいわね」
「ハンプティ准尉!小規模ですが魔物の群れです!」
1人の兵が叫ぶ
「すぐに戦闘準備を!譜術は使わないで!ここは岩盤が脆く坑道が崩れる可能性があるわ」
だが、そんなシアの号令を無視する兵が1人いた
「剣なんかで戦ってたらいつまでも終わんないっすよ?准尉」
先程、シアに突っかかってきた兵だ
「命令無視するつもり?」
しかしシアが制止したにも関わらず、その兵は譜術を放ったのだ
小規模だった為か魔物の群れはすぐに一掃された
「ほら、言ったでしょう?この方が早いって。大体、あんたみたいな下について命令聞くなんてまっぴらだよ」
と、その兵が言った直後の事
天井からポロポロと岩の破片が落ちてきた
「まずい⋯」
異変にいち早く気付いたシアが下にいた兵の手を引っ張った
刹那、ガラガラと轟音を立てて天井の岩が崩れてくる
間髪、シアが手を引いた為、下にいた兵は助かった…
だが…
「准尉!!」