私とジェイド3
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「内緒にするつもりはありませんでしたが、あまり大っぴらにしたくないようだったので、公の場ではあの様な内容になりました。ちなみに報告では障気はごく僅かな量のようですね」
ジェイドの言葉にシアは内心胸を撫で下ろした
「おっと、安心してもらっては困ります」
「えっ⋯」
心情を読み取られたシアはドキッと心臓が跳ねる
「ごく僅かな障気なので、人体にこそ害はありませんが、魔物を狂暴化させるには十分です。決して気を抜いてはいけません」
「は、はい」
ジェイドの真剣な面持ちに思わず唾を呑み込んだ
「ところでシア?約束を忘れてませんか?」
「え⋯や、約束⋯て⋯あぁ~ファーストネームですよね?や、なんか大佐をファーストネームでとか⋯やっぱり慣れなくて⋯」
恥ずかしさから自身の両手の指先を絡ませながらもじもじとしてしまう
「⋯⋯シア」
シア、と呼ばれるのは前からだったのに、急に意識したせいか、妙に耳が熱っぽくなるのを感じた
「っ⋯⋯ん⋯ジ⋯ジェイド」
「はい、よくできましたね」
ジェイドは頬を緩ませると、シアの頭を撫でた
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
あまりにも撫でる手が優しくて、いつもならここで一言、二言の文句でも言うのだが、シアは無言でその与えられる優しさに甘えてしまった
だが、心地良さに浸っていたのも、ほんのつかの間
シアはハンカチのことを思い出し、ハッとしたように顔をあげた
「あ、あの!」
コンコン
シアの声と被ってノック音がすると
「カーティス大佐、ハンプティ准尉、準備が整いました。最終チェックをお願いします」
「いま行きます。シアそういえば、何か言いかけてましたがなにかありましたか?」
「あ、いえ。急ぎの用事ではないのであとで大丈夫です。それより先にチェックの方やっちゃいましょう」
ジェイドの言葉にシアは内心胸を撫で下ろした
「おっと、安心してもらっては困ります」
「えっ⋯」
心情を読み取られたシアはドキッと心臓が跳ねる
「ごく僅かな障気なので、人体にこそ害はありませんが、魔物を狂暴化させるには十分です。決して気を抜いてはいけません」
「は、はい」
ジェイドの真剣な面持ちに思わず唾を呑み込んだ
「ところでシア?約束を忘れてませんか?」
「え⋯や、約束⋯て⋯あぁ~ファーストネームですよね?や、なんか大佐をファーストネームでとか⋯やっぱり慣れなくて⋯」
恥ずかしさから自身の両手の指先を絡ませながらもじもじとしてしまう
「⋯⋯シア」
シア、と呼ばれるのは前からだったのに、急に意識したせいか、妙に耳が熱っぽくなるのを感じた
「っ⋯⋯ん⋯ジ⋯ジェイド」
「はい、よくできましたね」
ジェイドは頬を緩ませると、シアの頭を撫でた
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
あまりにも撫でる手が優しくて、いつもならここで一言、二言の文句でも言うのだが、シアは無言でその与えられる優しさに甘えてしまった
だが、心地良さに浸っていたのも、ほんのつかの間
シアはハンカチのことを思い出し、ハッとしたように顔をあげた
「あ、あの!」
シアの声と被ってノック音がすると
「カーティス大佐、ハンプティ准尉、準備が整いました。最終チェックをお願いします」
「いま行きます。シアそういえば、何か言いかけてましたがなにかありましたか?」
「あ、いえ。急ぎの用事ではないのであとで大丈夫です。それより先にチェックの方やっちゃいましょう」