私とジェイド3
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「おぉ、悪いな、2人とも。お前らを呼んだのは他でもない。2人にはアクゼリュスに視察にいってもらいたい」
「陛下、付き添いの兵はどれほどの予定で」
「そうだな…。お前らなら30人くらいで大丈夫だろ。視察は些細なことでも構わん。気になったことがあったら報告を上げてくれ」
そう言ってピオニー陛下は玉座の手すりに肘を置きながら言った
「わかりました。では、早速出発します」
「頼んだぞ」
任務を請け負ったシア達は、兵を引き連れ、準備をすることとなった
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯。アクゼリュスに視察なんて、珍しいですね」
「あそこは資源が豊富ですからね。大方、採掘関係でなにかトラブルがあったんでしょう」
「ふ~ん⋯⋯⋯。まぁたしかに…それが1番可能性高いですよねぇ。キムラスカ絡みかとも思いましたけど」
アクゼリュスはマルクトが採掘権を所持している土地であるが、キムラスカは自治領であると主張しており、問題になっている土地でもあった
「今回は少人数の視察任務ですからね⋯。それはないでしょう」
「んー、じゃあ今回はほんとに採掘絡みが濃厚ってことですね。ハァ、少し安心しました。キムラスカ関係は結構、任務中の雰囲気ピリつくから苦手なんですよね」
「おや、そうなんですね。さきの任務ではそんな緊張状態の時にも関わらず、1人ご飯をおかわりしていたので、そんな事微塵も思ってないと思っていました」
「う…だ、だって譜術使うとお腹減るでしょ?あ、あー倉庫に寄って色々必要な物資手配してきますねー!」
シアは逃げるようにしてたまたま通りがかった倉庫へ入っていく
倉庫へ入ると扉に寄りかかり、しゃがみ込むと顔を膝に埋めて項垂れる
「ハァ⋯昨日あんなことがあったのに⋯大佐が普段通り過ぎてどうしていいか分からない⋯⋯⋯⋯ハンカチも渡しそびれちゃってるし⋯」
シアはポケットから取り出したハンカチを見つめて深い溜め息を吐いた
昨日のパーティーで靴擦れをして応急処置で巻いてもらったハンカチは血が付き、汚してしまったので、出勤前にシアは新しく購入してきたのだ
なんとなく渡すタイミングが分からず、ずっとポケットに入れたままにしていた
渡すタイミングを逃してしまい、シアは再び息を吐き、またそのハンカチをポケットにしまいこんだ
「陛下、付き添いの兵はどれほどの予定で」
「そうだな…。お前らなら30人くらいで大丈夫だろ。視察は些細なことでも構わん。気になったことがあったら報告を上げてくれ」
そう言ってピオニー陛下は玉座の手すりに肘を置きながら言った
「わかりました。では、早速出発します」
「頼んだぞ」
任務を請け負ったシア達は、兵を引き連れ、準備をすることとなった
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯。アクゼリュスに視察なんて、珍しいですね」
「あそこは資源が豊富ですからね。大方、採掘関係でなにかトラブルがあったんでしょう」
「ふ~ん⋯⋯⋯。まぁたしかに…それが1番可能性高いですよねぇ。キムラスカ絡みかとも思いましたけど」
アクゼリュスはマルクトが採掘権を所持している土地であるが、キムラスカは自治領であると主張しており、問題になっている土地でもあった
「今回は少人数の視察任務ですからね⋯。それはないでしょう」
「んー、じゃあ今回はほんとに採掘絡みが濃厚ってことですね。ハァ、少し安心しました。キムラスカ関係は結構、任務中の雰囲気ピリつくから苦手なんですよね」
「おや、そうなんですね。さきの任務ではそんな緊張状態の時にも関わらず、1人ご飯をおかわりしていたので、そんな事微塵も思ってないと思っていました」
「う…だ、だって譜術使うとお腹減るでしょ?あ、あー倉庫に寄って色々必要な物資手配してきますねー!」
シアは逃げるようにしてたまたま通りがかった倉庫へ入っていく
倉庫へ入ると扉に寄りかかり、しゃがみ込むと顔を膝に埋めて項垂れる
「ハァ⋯昨日あんなことがあったのに⋯大佐が普段通り過ぎてどうしていいか分からない⋯⋯⋯⋯ハンカチも渡しそびれちゃってるし⋯」
シアはポケットから取り出したハンカチを見つめて深い溜め息を吐いた
昨日のパーティーで靴擦れをして応急処置で巻いてもらったハンカチは血が付き、汚してしまったので、出勤前にシアは新しく購入してきたのだ
なんとなく渡すタイミングが分からず、ずっとポケットに入れたままにしていた
渡すタイミングを逃してしまい、シアは再び息を吐き、またそのハンカチをポケットにしまいこんだ