私とジェイド8
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手始めに入隊者へ長々とグランコクマの歴史やマルクト軍の戦歴等から話は始まった
説明をする軍人以外は皆、部屋の隅に並べられた椅子に腰掛ける
ちょうど入隊者達から見た配置だと、彼らは自分達の真横にいることになる
妙な緊張感が入隊者達に走った
これはうっかり話に飽きて居眠りなんてしたら絶対に見つかる位置である
入隊者満員一致でそう思ったことに間違いないだろう
そんな事も想定内で眼鏡の軍人は堅い話を長々しく続けた
皆がとうとう集中力が切れ、ウトウトし出した時の事…
ここで漸く眼鏡の軍人は話を打ち切り、他の軍人が座る方へと向き直って言った
「では、自己紹介をします。陛下」
「おう」
そう呼ばれて席から立ち上がったのは、入隊者のほとんどがきっと気になっていただろう人物が立ち上がる
彼は陛下と呼ばれていたにもかかわらず唯一、軍服を身に纏っていなかった
それが尚更皆の注目を集める
極めつけは浅黒い肌に肩まである金髪、青く澄んだ瞳に皆が目を離せなくなっていた
一瞬、室内がざわつく
けれどもハンプティと呼ばれていた少女だけは特段驚きもせず、ただボ―ッと窓の外を見ていた
他の入隊者はまさかあの金髪のラフな格好をした者が陛下だとは考えもしなかったのだろう
サワザワと小声で騒ぎ出す
なにせ軍服も皇帝陛下らしい豪華な服も纏っていない
士官学校卒業したばかりでは会ったこともなく、知らないのも当然
「よく来たな。俺はピオニー・マルクト・ウパラ9世、これでもこの国を治める皇帝陛下だ」
「陛下。やはり皆、まさか陛下が一国を治める者とは思ってなかったみたいですね」
ニッコリと眼鏡をかけた軍人はピオニー陛下に向かってコソリと嫌味を漏らす
「ですから、もっとそれらしい格好をするべきだと私は言いましたよ」
「ぐぅ…、ジェイド…お前なぁ」
ジェイドと呼ばれたのは先程まで堅苦しい説明やら挨拶やらをしていた眼鏡の軍人だった
「これを機に公の場に出る時くらいは格好は見直して下さい」
「相変わらず、お前は五月蝿いな。あ!ほら、あそこに驚いてない奴だっているだろ」
指を指されたのは相も変わらずボーっと外を見ていた少女
一斉に視線がその少女に集まり、その少女は訝しげに、ピオニーの方を見た
「…な、なんですか?」
「よし、じゃあ質問だ。まず、名前は?」
「………シア、シア・ハンプティ…です」
いきなり話を振られたことから、シアは不信げに警戒を強める
「シアだな。よろしくな。お前はマルクトの皇帝陛下がこんな格好で不服か?」
「………いえ。見た目で判断する気はありません」
「そうか。まぁ、これから長い付き合いになるんだ。みんな期待してるぜ」
「それでは、話が逸れてしまいましたが、各師団長の紹介をしていきますよ」
それ以降は何事もなく、平穏に終わるはずだった…
……………
………………
…………………
説明をする軍人以外は皆、部屋の隅に並べられた椅子に腰掛ける
ちょうど入隊者達から見た配置だと、彼らは自分達の真横にいることになる
妙な緊張感が入隊者達に走った
これはうっかり話に飽きて居眠りなんてしたら絶対に見つかる位置である
入隊者満員一致でそう思ったことに間違いないだろう
そんな事も想定内で眼鏡の軍人は堅い話を長々しく続けた
皆がとうとう集中力が切れ、ウトウトし出した時の事…
ここで漸く眼鏡の軍人は話を打ち切り、他の軍人が座る方へと向き直って言った
「では、自己紹介をします。陛下」
「おう」
そう呼ばれて席から立ち上がったのは、入隊者のほとんどがきっと気になっていただろう人物が立ち上がる
彼は陛下と呼ばれていたにもかかわらず唯一、軍服を身に纏っていなかった
それが尚更皆の注目を集める
極めつけは浅黒い肌に肩まである金髪、青く澄んだ瞳に皆が目を離せなくなっていた
一瞬、室内がざわつく
けれどもハンプティと呼ばれていた少女だけは特段驚きもせず、ただボ―ッと窓の外を見ていた
他の入隊者はまさかあの金髪のラフな格好をした者が陛下だとは考えもしなかったのだろう
サワザワと小声で騒ぎ出す
なにせ軍服も皇帝陛下らしい豪華な服も纏っていない
士官学校卒業したばかりでは会ったこともなく、知らないのも当然
「よく来たな。俺はピオニー・マルクト・ウパラ9世、これでもこの国を治める皇帝陛下だ」
「陛下。やはり皆、まさか陛下が一国を治める者とは思ってなかったみたいですね」
ニッコリと眼鏡をかけた軍人はピオニー陛下に向かってコソリと嫌味を漏らす
「ですから、もっとそれらしい格好をするべきだと私は言いましたよ」
「ぐぅ…、ジェイド…お前なぁ」
ジェイドと呼ばれたのは先程まで堅苦しい説明やら挨拶やらをしていた眼鏡の軍人だった
「これを機に公の場に出る時くらいは格好は見直して下さい」
「相変わらず、お前は五月蝿いな。あ!ほら、あそこに驚いてない奴だっているだろ」
指を指されたのは相も変わらずボーっと外を見ていた少女
一斉に視線がその少女に集まり、その少女は訝しげに、ピオニーの方を見た
「…な、なんですか?」
「よし、じゃあ質問だ。まず、名前は?」
「………シア、シア・ハンプティ…です」
いきなり話を振られたことから、シアは不信げに警戒を強める
「シアだな。よろしくな。お前はマルクトの皇帝陛下がこんな格好で不服か?」
「………いえ。見た目で判断する気はありません」
「そうか。まぁ、これから長い付き合いになるんだ。みんな期待してるぜ」
「それでは、話が逸れてしまいましたが、各師団長の紹介をしていきますよ」
それ以降は何事もなく、平穏に終わるはずだった…
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