私とジェイド2
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「シア!シア~!!」
「五月蝿い…誰…?今日は非番だっつーの」
時間は正午
本日、シア・ハンプティの部屋に嵐が舞い込むなんて当の本人は思ってなかっただろう
グランコクマの兵に与えられる宿舎
その中の一つにシアの部屋もあった
明け方まで仲のいい仲間達とお酒を飲んだりし、騒いでいたシアは寝不足であった
自分の名を大声で呼ぶ声に起こされたシアは不機嫌そうに目を細め、扉の方を見た
起こされるまでぐっすりだったシアの格好は上は黒のタンクトップに下も黒いショートパンツ姿のまま
「……まったく…誰よ……」
寝起きで頭が十分に回転しないシアは着替えるのも忘れて、その姿のまま扉まで這って歩く
扉の前まで着くとそこでやっと上半身だけ起こし、ペタン座りをして扉を開けた
「はいはい~どうぞ…どちら様?…………あ…」
シアはおもってもみない訪問者に固まる
「やぁ、軍人たるものダラダラしてたらいかんぞシア」
ニコニコと上機嫌で対応するのはシアの父
ハンプティ中将だった
「……なんです?ハンプティ中将」
「その呼び方は父としてちと、寂しいぞ。昔みたいにパパと呼んでくれていいんだぞ」
「ここは軍部の宿舎です。公私混同になりうるので慎んで遠慮致します」
シアは中将をジト目で睨むが、中将はまったく意に返さずに自身の蓄えた髭を触っていた
「つれないなぁ。最近大佐に似てきたんじゃない?」
「失礼ですがそれは断じてありません。あんな……!!?あ……」
言いかけた瞬間、シアの目の前に現れたのは
「あんな?の続きは何ですか?………にしてもなんともシュールな光景ですねぇ…」
半ば呆れ気味のジェイドが言い示す光景とは、シアはペタン座りをしたままハンプティ中将と話していることを示していた
通常なら将官クラスの中将がくれば焦って立ち上がり敬礼をするものだ
しかもシアはかなりラフな部屋着のままだが、特に気にする様子もなく平然と2人して話をしているのだから
そしてここでやっと、シアの血色の良い顔がみるみる真っ青になっていく
「た…大佐……なんでここに?」
「ハンプティ中将を呼びに来たんですよ。陛下がお呼びです。中将も気軽に宿舎に来られては他の者が驚くので配慮して下さい」
「相変わらず大佐は固いなー。おぉ、あとついでと言っちゃあなんだがシアに例の件伝えといてくれ」
そう言伝を頼むと中将は豪快に笑いながら陛下のいる部屋まで行ってしまった
「五月蝿い…誰…?今日は非番だっつーの」
時間は正午
本日、シア・ハンプティの部屋に嵐が舞い込むなんて当の本人は思ってなかっただろう
グランコクマの兵に与えられる宿舎
その中の一つにシアの部屋もあった
明け方まで仲のいい仲間達とお酒を飲んだりし、騒いでいたシアは寝不足であった
自分の名を大声で呼ぶ声に起こされたシアは不機嫌そうに目を細め、扉の方を見た
起こされるまでぐっすりだったシアの格好は上は黒のタンクトップに下も黒いショートパンツ姿のまま
「……まったく…誰よ……」
寝起きで頭が十分に回転しないシアは着替えるのも忘れて、その姿のまま扉まで這って歩く
扉の前まで着くとそこでやっと上半身だけ起こし、ペタン座りをして扉を開けた
「はいはい~どうぞ…どちら様?…………あ…」
シアはおもってもみない訪問者に固まる
「やぁ、軍人たるものダラダラしてたらいかんぞシア」
ニコニコと上機嫌で対応するのはシアの父
ハンプティ中将だった
「……なんです?ハンプティ中将」
「その呼び方は父としてちと、寂しいぞ。昔みたいにパパと呼んでくれていいんだぞ」
「ここは軍部の宿舎です。公私混同になりうるので慎んで遠慮致します」
シアは中将をジト目で睨むが、中将はまったく意に返さずに自身の蓄えた髭を触っていた
「つれないなぁ。最近大佐に似てきたんじゃない?」
「失礼ですがそれは断じてありません。あんな……!!?あ……」
言いかけた瞬間、シアの目の前に現れたのは
「あんな?の続きは何ですか?………にしてもなんともシュールな光景ですねぇ…」
半ば呆れ気味のジェイドが言い示す光景とは、シアはペタン座りをしたままハンプティ中将と話していることを示していた
通常なら将官クラスの中将がくれば焦って立ち上がり敬礼をするものだ
しかもシアはかなりラフな部屋着のままだが、特に気にする様子もなく平然と2人して話をしているのだから
そしてここでやっと、シアの血色の良い顔がみるみる真っ青になっていく
「た…大佐……なんでここに?」
「ハンプティ中将を呼びに来たんですよ。陛下がお呼びです。中将も気軽に宿舎に来られては他の者が驚くので配慮して下さい」
「相変わらず大佐は固いなー。おぉ、あとついでと言っちゃあなんだがシアに例の件伝えといてくれ」
そう言伝を頼むと中将は豪快に笑いながら陛下のいる部屋まで行ってしまった