私とジェイド
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一方…ピオニー陛下を探していたシア…
曲がり角にさしかかるところで数人の声が聞こえてきた
「ったく、つい最近まで一般兵だったシアが准尉だってよ」
「出世したな~。でもいくらなんでも…なぁ?」
「あぁ。いきなり准尉の上に、しかもあのカーティス大佐付きだぜ」
「大方、親の七光りとかだろ~」
「ありえる~!でも案外夜の方でもお世話してとかじゃねーの?」
「ぎゃはは!それはぜひ俺もしてもらいたいな。出世とかのご褒美はやれんがな~」
⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯
⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯
「…………⋯っ⋯だから⋯⋯嫌だったんだ⋯」
話を聞いていたシアは俯き、ボソッと僅かに震えた声で⋯そう呟いた
(ばっかみたい…あたしなんかいくら頑張っても…所詮、その程度にしか思われないんだ…)
引き返して別ルートにしようとした時、聞き慣れた声が響いて思わずその足を止めた
「陛下⋯大佐も⋯」
「おぉ、お前ら楽しそうに話してるじゃねぇか?俺も混ぜてはくれねぇか」
「全くそんな低劣な話をしてる時間があったら仕事をして下さい」
「へ、へ‥陛下!?」
「カーティス大佐!!」
「いや、これは⋯」
「ただの⋯う、噂話を」
シアの話をしていた兵達は青ざめながらしどろもどろしていた
「ほぉ。それでどんな噂話をしていたんだ?」
ピオニーがわざと意地悪そうな物言いをしてやる
「⋯なんだまさか俺にも言えねぇ話でもしてたのか?」
「「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」」
「1ついいことを教えてやろう。噂話に簡単に流されるようなら軍人としては長く生きていけないと思え」
そう言うピオニーは珍しくいつもの軽薄さの欠片もなかった
「おっと、皇帝陛下へ忠誠も忘れるなよ」
最後にいつもの調子でそう付け加えると、ジェイドの肩をポンと叩いた
その行動の意味がなんなのかすぐに分かったジェイドは、ピオニーにその場は任せて自分は先に歩き出した
壁に寄りかかり話を聞き耳、立てていたシアは自分へ近づいてくる気配にすっかり油断していた
振り向いた時にはもう自身の目の前にその人物は立っていた
「カーティス大佐!?……むぐっ」
思わず声を発した途端、ジェイドのシーっいうジェスチャーに咄嗟に自分の口をおさえた
「准尉、執務室に戻りますよ」
「あっ…でも……」
「陛下への書類は後でも構いません。先にやってもらいたいことがありますから」
「はい。わかりました」
そうして2人は執務室へと戻ってきた
曲がり角にさしかかるところで数人の声が聞こえてきた
「ったく、つい最近まで一般兵だったシアが准尉だってよ」
「出世したな~。でもいくらなんでも…なぁ?」
「あぁ。いきなり准尉の上に、しかもあのカーティス大佐付きだぜ」
「大方、親の七光りとかだろ~」
「ありえる~!でも案外夜の方でもお世話してとかじゃねーの?」
「ぎゃはは!それはぜひ俺もしてもらいたいな。出世とかのご褒美はやれんがな~」
⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯
⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯
「…………⋯っ⋯だから⋯⋯嫌だったんだ⋯」
話を聞いていたシアは俯き、ボソッと僅かに震えた声で⋯そう呟いた
(ばっかみたい…あたしなんかいくら頑張っても…所詮、その程度にしか思われないんだ…)
引き返して別ルートにしようとした時、聞き慣れた声が響いて思わずその足を止めた
「陛下⋯大佐も⋯」
「おぉ、お前ら楽しそうに話してるじゃねぇか?俺も混ぜてはくれねぇか」
「全くそんな低劣な話をしてる時間があったら仕事をして下さい」
「へ、へ‥陛下!?」
「カーティス大佐!!」
「いや、これは⋯」
「ただの⋯う、噂話を」
シアの話をしていた兵達は青ざめながらしどろもどろしていた
「ほぉ。それでどんな噂話をしていたんだ?」
ピオニーがわざと意地悪そうな物言いをしてやる
「⋯なんだまさか俺にも言えねぇ話でもしてたのか?」
「「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」」
「1ついいことを教えてやろう。噂話に簡単に流されるようなら軍人としては長く生きていけないと思え」
そう言うピオニーは珍しくいつもの軽薄さの欠片もなかった
「おっと、皇帝陛下へ忠誠も忘れるなよ」
最後にいつもの調子でそう付け加えると、ジェイドの肩をポンと叩いた
その行動の意味がなんなのかすぐに分かったジェイドは、ピオニーにその場は任せて自分は先に歩き出した
壁に寄りかかり話を聞き耳、立てていたシアは自分へ近づいてくる気配にすっかり油断していた
振り向いた時にはもう自身の目の前にその人物は立っていた
「カーティス大佐!?……むぐっ」
思わず声を発した途端、ジェイドのシーっいうジェスチャーに咄嗟に自分の口をおさえた
「准尉、執務室に戻りますよ」
「あっ…でも……」
「陛下への書類は後でも構いません。先にやってもらいたいことがありますから」
「はい。わかりました」
そうして2人は執務室へと戻ってきた