私とジェイド
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兵に言われた通り書庫に来てみた ジェイドだが、周囲を見回してはみるものの、シアらしき人影はなさそうだ
ひとまず書庫の受付をしてる者なら、もしかしたら見かけてるだろうと思い、聞いてみることにした
「すいません。ここにシア・ハンプティがきていたようなんですが、見てませんか?」
「あぁ、シアだったら、さっきまでいたんですが…。新しい譜術を試しに行くって訓練所に行かれましたよ」
ジェイドは深い溜め息をつき、受付の者に礼を言い、今度は訓練所に向かうことにした
そして訓練所に来てはみたものの……
当の本人はいない⋯
ジェイドは先ほどより更に深い溜め息を吐く
仕方なく、近くで訓練中の兵に聞いてみることにした
「すいません、シア・ハンプティを見かけませんでしたか?」
「お疲れ様です!カーティス大佐!!……あ~⋯シアなら、陛下の肩に担がれてどこかに連れていかれてましたよ⋯」
兵が憐れむように答えた
ジェイドはまた溜め息をついた
ほんの数十分のうちに何回溜め息をしただろう
「……わかりました。ありがとうございます。では失礼」
このあと勿論、ジェイドが向かったのは…
ピオニー陛下の私室
「陛下、失礼します」
「おー、可愛くない方のジェイドか!待ってたぞ」
「陛下、シアを肩に担いで連れていった⋯という目撃情報があるのですが?」
「失礼な。まるで俺が誘拐したような言い方だな。正確には確保をしたんだ」
「どちらも同じです。それで…本人は?」
「可愛い方のジェイドと散歩に行ってる。お前が来るまでに逃げられちまうと困るからな」
ピオニーは眼鏡を押し上げるジェイドに、分かってるだろ、と言いたげな含み笑いをした
とその時、部屋の扉が開く音がした
ガチャ
「陛下~只今戻りました……―――――!!!!か…か‥カーティス大佐!?」
部屋に入ってきた薄紫の髪をした女性はまるで見てはいけないものを見てしまったような顔をしてジェイドを指さした
「シア~♪だいぶ探しましたよ。あと仮にも上司を堂々と指さしてはいけませんよ」
1歩、また1歩とじりじりとシアに歩み寄るジェイド
真っ黒い満面の笑みを向けながら … シアへ着実に距離を詰めてゆく
「~~ひっ!!ピオニー陛下!はめましたね!?」
「はめたとは心外だな。俺はお前に可愛い~ブウサギの散歩という仕事を頼んだにすぎん。そこにたまたまジェイドが来ただけだ。な?」
「えぇ、たまたま散歩を終えたシアに会ったまでですよ」
「!?」
不意にシアの銀色の瞳がジェイドの視線とぶつかるとシアは思いきり視線を逸らし、ある一点を見つめた
ひとまず書庫の受付をしてる者なら、もしかしたら見かけてるだろうと思い、聞いてみることにした
「すいません。ここにシア・ハンプティがきていたようなんですが、見てませんか?」
「あぁ、シアだったら、さっきまでいたんですが…。新しい譜術を試しに行くって訓練所に行かれましたよ」
ジェイドは深い溜め息をつき、受付の者に礼を言い、今度は訓練所に向かうことにした
そして訓練所に来てはみたものの……
当の本人はいない⋯
ジェイドは先ほどより更に深い溜め息を吐く
仕方なく、近くで訓練中の兵に聞いてみることにした
「すいません、シア・ハンプティを見かけませんでしたか?」
「お疲れ様です!カーティス大佐!!……あ~⋯シアなら、陛下の肩に担がれてどこかに連れていかれてましたよ⋯」
兵が憐れむように答えた
ジェイドはまた溜め息をついた
ほんの数十分のうちに何回溜め息をしただろう
「……わかりました。ありがとうございます。では失礼」
このあと勿論、ジェイドが向かったのは…
ピオニー陛下の私室
「陛下、失礼します」
「おー、可愛くない方のジェイドか!待ってたぞ」
「陛下、シアを肩に担いで連れていった⋯という目撃情報があるのですが?」
「失礼な。まるで俺が誘拐したような言い方だな。正確には確保をしたんだ」
「どちらも同じです。それで…本人は?」
「可愛い方のジェイドと散歩に行ってる。お前が来るまでに逃げられちまうと困るからな」
ピオニーは眼鏡を押し上げるジェイドに、分かってるだろ、と言いたげな含み笑いをした
とその時、部屋の扉が開く音がした
ガチャ
「陛下~只今戻りました……―――――!!!!か…か‥カーティス大佐!?」
部屋に入ってきた薄紫の髪をした女性はまるで見てはいけないものを見てしまったような顔をしてジェイドを指さした
「シア~♪だいぶ探しましたよ。あと仮にも上司を堂々と指さしてはいけませんよ」
1歩、また1歩とじりじりとシアに歩み寄るジェイド
真っ黒い満面の笑みを向けながら … シアへ着実に距離を詰めてゆく
「~~ひっ!!ピオニー陛下!はめましたね!?」
「はめたとは心外だな。俺はお前に可愛い~ブウサギの散歩という仕事を頼んだにすぎん。そこにたまたまジェイドが来ただけだ。な?」
「えぇ、たまたま散歩を終えたシアに会ったまでですよ」
「!?」
不意にシアの銀色の瞳がジェイドの視線とぶつかるとシアは思いきり視線を逸らし、ある一点を見つめた