私とジェイド12
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「ふむ⋯どうした、もう終わりか?そんなわけないよな?」
「⋯⋯⋯⋯さぁ⋯⋯どうでしょう」
シアとローランは互いの刃を交えたまま様子を窺って1歩も動かない
動いているのは僅かにカタカタ揺れ動き、互いの力を押し合う刃だけ
ここでやっとローランが先に痺れを切らし、シアの剣の下側にローランの持つ剣の刃を滑り込ませてきた
「っ!!」
そのままローランは剣を上に振り上げると、シアの持つ剣はキィンという高い音を奏でながら、宙を高く舞う
シアの剣が地面にカランという音を立て落ちたと同時にその勝負はついたも同然
しかしシアはヤケクソにでもなったのか、すぐにローランに接近する
「っつ!!!⋯⋯⋯なるほど、な。これはロヴェル少佐も目をかけるわけだ」
「⋯⋯⋯⋯別に目をかけて頂かなくて結構です」
シアはほんの僅かな隙を狙って剣が宙を舞った瞬間、大胆にも接近しローランの右脇の下に隠し持っていたナイフを当てていたのだ
「⋯⋯なるほど武器は1つとは言ってないしな。ふむ。ここから反撃と⋯いきたいところだが、そろそろ時間だな」
「?」
シアが疑問符でいると訓練所にロヴェル少佐の声が響いた
「そこまでーー!」
「⋯⋯あ」
「そういう事だ。ほら、行くぞ」
「⋯⋯はい」
ロヴェル少佐からの招集の声で皆集まり、再び綺麗に整列する
ロヴェル少佐は皆を見回し、ゆっくりと新人が並ぶ列に歩み寄る
「新人諸君、初の訓練は実になったか?これからは士官学校と違い実践が伴う。より一層気を引き締めて訓練を行うように。では、堅苦しいのはここまでにして⋯せっかくだから皆で飯に行くぞー!!」
ロヴェル少佐のこの声を合図に周囲からはわぁっと声が沸き上がる
だが、そんな盛り上がる一方でシアは再び面倒くさそうに顔を歪める
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ハァ」
新人の列の近くを歩いていたロヴェル少佐はそんなシアを見つけ、足を止める
「よし、じゃあ新人歓迎会だ!皆さっさと着替えてこい!着替えたら19:00に正面入口に集合だ」
シアの同期達は楽しげに皆着替えに各自の部屋へと急いだ
一方でシアは相変わらずの様子でそんな同期達の背中を見送っていた
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「んん?どしたシア?そういえばローランはなかなか良い奴だっただろ?」
「あぁ⋯はい?」
「今日は新人はタダ飯だ!いっぱい食えよ!」
「⋯⋯⋯はぁ⋯」
「⋯⋯⋯⋯さぁ⋯⋯どうでしょう」
シアとローランは互いの刃を交えたまま様子を窺って1歩も動かない
動いているのは僅かにカタカタ揺れ動き、互いの力を押し合う刃だけ
ここでやっとローランが先に痺れを切らし、シアの剣の下側にローランの持つ剣の刃を滑り込ませてきた
「っ!!」
そのままローランは剣を上に振り上げると、シアの持つ剣はキィンという高い音を奏でながら、宙を高く舞う
シアの剣が地面にカランという音を立て落ちたと同時にその勝負はついたも同然
しかしシアはヤケクソにでもなったのか、すぐにローランに接近する
「っつ!!!⋯⋯⋯なるほど、な。これはロヴェル少佐も目をかけるわけだ」
「⋯⋯⋯⋯別に目をかけて頂かなくて結構です」
シアはほんの僅かな隙を狙って剣が宙を舞った瞬間、大胆にも接近しローランの右脇の下に隠し持っていたナイフを当てていたのだ
「⋯⋯なるほど武器は1つとは言ってないしな。ふむ。ここから反撃と⋯いきたいところだが、そろそろ時間だな」
「?」
シアが疑問符でいると訓練所にロヴェル少佐の声が響いた
「そこまでーー!」
「⋯⋯あ」
「そういう事だ。ほら、行くぞ」
「⋯⋯はい」
ロヴェル少佐からの招集の声で皆集まり、再び綺麗に整列する
ロヴェル少佐は皆を見回し、ゆっくりと新人が並ぶ列に歩み寄る
「新人諸君、初の訓練は実になったか?これからは士官学校と違い実践が伴う。より一層気を引き締めて訓練を行うように。では、堅苦しいのはここまでにして⋯せっかくだから皆で飯に行くぞー!!」
ロヴェル少佐のこの声を合図に周囲からはわぁっと声が沸き上がる
だが、そんな盛り上がる一方でシアは再び面倒くさそうに顔を歪める
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ハァ」
新人の列の近くを歩いていたロヴェル少佐はそんなシアを見つけ、足を止める
「よし、じゃあ新人歓迎会だ!皆さっさと着替えてこい!着替えたら19:00に正面入口に集合だ」
シアの同期達は楽しげに皆着替えに各自の部屋へと急いだ
一方でシアは相変わらずの様子でそんな同期達の背中を見送っていた
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「んん?どしたシア?そういえばローランはなかなか良い奴だっただろ?」
「あぁ⋯はい?」
「今日は新人はタダ飯だ!いっぱい食えよ!」
「⋯⋯⋯はぁ⋯」
