私とジェイド10
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翌日、シアは早々に自宅を出発した
シアとの別れ際、兄達は名残惜しそうにしていたが、イテールが一緒に見送りにいたせいもあり、いつもの鬱陶しさはあまり感じられず
少し安心しながら素っ気なくまたね、とだけ挨拶をし、イテールには色々ありがとう、と別れの抱擁を交わした
それを羨ましそうにディートとトールは眺めるしかなかった
シアは帰りも歩くと言ったが、イテールがそれを許さず、馬車を手配され、結局馬車でグランコクマの城まで帰ることになった
帰りの馬車で少しお腹が空いたのでなにかお菓子を食べようとポケットを探ると昨夜の飴玉の袋が出てくる
その飴玉の袋から昨夜も食べた⋯あの飴玉と同じ色を取り出す
それを口の中に放り込むと濃いオレンジの味が口いっぱいに広がる
昨夜は味なんて全然分からなかった
ただただ甘い⋯ほんのり柑橘の香りが漂う砂糖の塊を食べているみたいな甘さしか感じなかったのに
そんな感覚でしかなかったのに、今はハッキリとオレンジの味が強くハッキリとする
「⋯⋯⋯昨日の方が甘かった⋯かな」
ポツリと漏らした一人言
食べた飴は昨日と同じはずなのに全然今食べてる飴は別物みたいだ
そんな事を考えていると昨夜の事を鮮明に思い出す
急に心がキュッと苦しくなって無意識に力がこもるとシアの口の中でパキッと音がする
飴を噛み砕いた音
さらに口の中の飴をガリガリと噛み砕く
それはまるで昨夜の事を思い出してしまった恥ずかしさを掻き消すかのように無心で噛み砕いた
飴が完全にシアの口の中から消えてもシアの中では昨夜のことは消える事はなかった
それどころか2人でジェイドの部屋で身体を交わした事まで思い出してしまい、さらに悪化したようにも思える
急激に進展した二人の関係に今頃になって急に恥ずかしくてたまらない思いが溢れてきてしまう
この後、顔を合わせるのにいつも通りでいられるだろうか
そんな不安さえよぎった
悶々と考え込んでいると御者から声をかけられる
「もう少しで到着します」
「分かったわ。ありがとう」
馬車の窓から青々と広がる空の下に見えるグランコクマ城を眺めながら飴玉の入った袋をシアはまたポケットの中にしまい込む
シアとの別れ際、兄達は名残惜しそうにしていたが、イテールが一緒に見送りにいたせいもあり、いつもの鬱陶しさはあまり感じられず
少し安心しながら素っ気なくまたね、とだけ挨拶をし、イテールには色々ありがとう、と別れの抱擁を交わした
それを羨ましそうにディートとトールは眺めるしかなかった
シアは帰りも歩くと言ったが、イテールがそれを許さず、馬車を手配され、結局馬車でグランコクマの城まで帰ることになった
帰りの馬車で少しお腹が空いたのでなにかお菓子を食べようとポケットを探ると昨夜の飴玉の袋が出てくる
その飴玉の袋から昨夜も食べた⋯あの飴玉と同じ色を取り出す
それを口の中に放り込むと濃いオレンジの味が口いっぱいに広がる
昨夜は味なんて全然分からなかった
ただただ甘い⋯ほんのり柑橘の香りが漂う砂糖の塊を食べているみたいな甘さしか感じなかったのに
そんな感覚でしかなかったのに、今はハッキリとオレンジの味が強くハッキリとする
「⋯⋯⋯昨日の方が甘かった⋯かな」
ポツリと漏らした一人言
食べた飴は昨日と同じはずなのに全然今食べてる飴は別物みたいだ
そんな事を考えていると昨夜の事を鮮明に思い出す
急に心がキュッと苦しくなって無意識に力がこもるとシアの口の中でパキッと音がする
飴を噛み砕いた音
さらに口の中の飴をガリガリと噛み砕く
それはまるで昨夜の事を思い出してしまった恥ずかしさを掻き消すかのように無心で噛み砕いた
飴が完全にシアの口の中から消えてもシアの中では昨夜のことは消える事はなかった
それどころか2人でジェイドの部屋で身体を交わした事まで思い出してしまい、さらに悪化したようにも思える
急激に進展した二人の関係に今頃になって急に恥ずかしくてたまらない思いが溢れてきてしまう
この後、顔を合わせるのにいつも通りでいられるだろうか
そんな不安さえよぎった
悶々と考え込んでいると御者から声をかけられる
「もう少しで到着します」
「分かったわ。ありがとう」
馬車の窓から青々と広がる空の下に見えるグランコクマ城を眺めながら飴玉の入った袋をシアはまたポケットの中にしまい込む
