私とジェイド9
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「お待たせしました」
「軽食ですが、部屋に運んでもらいました」
「ありがとうございます」
「そういえば、シアは何故朝方に帰ろうとしたんですか?」
ジェイドが聞くとシアは手に持っていたサンドイッチを皿に置き、ぽつりぽつりと話し始める
「⋯⋯⋯⋯うちの双子が⋯今、帰ってきてるんですよ」
「ディートとトールがですか?」
「そーです!鬱陶しいったらありゃしない。一応ここに来る事は言ったけど、当日は会わないようにここに来ましたから⋯」
「なるほど⋯そういう事ですか。それであの時間に家に来たんですね。なら尚更帰りは送った方が良さそうですね。私がいれば少しは抑え込めるでしょう」
「まぁ、確かに。あの2人何気にジェイドに弱いし⋯あ、そういえば⋯おば様にはあたしの事⋯なんて?」
「飲み過ぎて潰れてしまったと伝えてあります」
「それはどうも」
シアは心配してた件が少しはマシになると思ったら急にお腹が空いてきて皿に置いたサンドイッチをまた手に取り、大きく口を開けてかぶりつく
「安心したら急にお腹が空いてきました。うん⋯おいひぃ」
「それは何よりです。シア、他になにか言う事はありますか?」
「ん、いえ?」
キョトンとしているそんなシアを見てジェイドは浅く息を吐き、スボンのポケットをまさぐる
「ジェイド?」
シアはデザートのヨーグルトを食べながらその様子を見守っているとジェイドは小さな紙袋を差し出してきた
「数日の間はこれを付けておいた方がいいでしょう」
シアはジェイドから紙袋を受け取り袋の中身を開ける
袋の中にはチョーカーが入っていた
「チョーカー?くれるんですか?」
「はい。差し上げますよ。まぁ、とりあえず洗面所の鏡をよく見ながら付けてきて下さい」
よく意味が分からず、とりあえず言われた通りに洗面所にシアが行ってすぐの事
洗面所からシアのあーっという、叫び声が部屋の中に響く
「本当に気づきてなかったんですね」
ジェイドは独り言を漏らしている間にドスドスと足音を立ててシアが部屋に戻ってくる
一直線にジェイドに向かってやって来ると首元を指差しジェイドに詰め寄った
「なによ!これ!」
「今朝、道具屋で買ってきたチョーカーですね」
「ちっがーう!そっちじゃなーい!あたしが聞きたいのはこっち!」
そう言うや首元のチョーカーを少しズラし、首元を改めて指差す
「いやーですから私も責任を感じて今朝わざわざ買ってきたわけです」
とは言うもののジェイドからは悪びれた感じは全くしない
シアがこんなに怒る理由⋯
それはシアの指し示す部分の首元がしっかりと赤く内出血している痕があった
「むしろ1ヶ所だけにしてあげた上に目立ちにくいところにした事に感謝して欲しいくらいですよ」
「1ヶ所でも、ダメに決まってるでしょ!」
「だいぶ自制した方ではありますよ」
「っう!」
「ついでにそのチョーカーに付いている石は軽い毒くらいなら防ぐ事ができるので装備品としても使えます」
「む⋯⋯そ、それならギリギリセーフ?」
「実用性重視なのはシアらしいですね」
「まぁ、普段の軍服なら首元隠れるし、この休みの間だけなら誤魔化しがきくから今回はこのチョーカーで許しますよ」
「現金ですねぇ」
「毒耐性は任務に出た時に結構重宝するんですもん」
「まぁ、分からなくはありませんが⋯」
「あ!もうこんな時間!」
シアが部屋の時計を見ると時刻はもう13時半を過ぎていた
「おば様に挨拶してくる!」
「くるくるとよく変わる顔はやはり見ていて飽きませんね⋯」
「軽食ですが、部屋に運んでもらいました」
「ありがとうございます」
「そういえば、シアは何故朝方に帰ろうとしたんですか?」
ジェイドが聞くとシアは手に持っていたサンドイッチを皿に置き、ぽつりぽつりと話し始める
「⋯⋯⋯⋯うちの双子が⋯今、帰ってきてるんですよ」
「ディートとトールがですか?」
「そーです!鬱陶しいったらありゃしない。一応ここに来る事は言ったけど、当日は会わないようにここに来ましたから⋯」
「なるほど⋯そういう事ですか。それであの時間に家に来たんですね。なら尚更帰りは送った方が良さそうですね。私がいれば少しは抑え込めるでしょう」
「まぁ、確かに。あの2人何気にジェイドに弱いし⋯あ、そういえば⋯おば様にはあたしの事⋯なんて?」
「飲み過ぎて潰れてしまったと伝えてあります」
「それはどうも」
シアは心配してた件が少しはマシになると思ったら急にお腹が空いてきて皿に置いたサンドイッチをまた手に取り、大きく口を開けてかぶりつく
「安心したら急にお腹が空いてきました。うん⋯おいひぃ」
「それは何よりです。シア、他になにか言う事はありますか?」
「ん、いえ?」
キョトンとしているそんなシアを見てジェイドは浅く息を吐き、スボンのポケットをまさぐる
「ジェイド?」
シアはデザートのヨーグルトを食べながらその様子を見守っているとジェイドは小さな紙袋を差し出してきた
「数日の間はこれを付けておいた方がいいでしょう」
シアはジェイドから紙袋を受け取り袋の中身を開ける
袋の中にはチョーカーが入っていた
「チョーカー?くれるんですか?」
「はい。差し上げますよ。まぁ、とりあえず洗面所の鏡をよく見ながら付けてきて下さい」
よく意味が分からず、とりあえず言われた通りに洗面所にシアが行ってすぐの事
洗面所からシアのあーっという、叫び声が部屋の中に響く
「本当に気づきてなかったんですね」
ジェイドは独り言を漏らしている間にドスドスと足音を立ててシアが部屋に戻ってくる
一直線にジェイドに向かってやって来ると首元を指差しジェイドに詰め寄った
「なによ!これ!」
「今朝、道具屋で買ってきたチョーカーですね」
「ちっがーう!そっちじゃなーい!あたしが聞きたいのはこっち!」
そう言うや首元のチョーカーを少しズラし、首元を改めて指差す
「いやーですから私も責任を感じて今朝わざわざ買ってきたわけです」
とは言うもののジェイドからは悪びれた感じは全くしない
シアがこんなに怒る理由⋯
それはシアの指し示す部分の首元がしっかりと赤く内出血している痕があった
「むしろ1ヶ所だけにしてあげた上に目立ちにくいところにした事に感謝して欲しいくらいですよ」
「1ヶ所でも、ダメに決まってるでしょ!」
「だいぶ自制した方ではありますよ」
「っう!」
「ついでにそのチョーカーに付いている石は軽い毒くらいなら防ぐ事ができるので装備品としても使えます」
「む⋯⋯そ、それならギリギリセーフ?」
「実用性重視なのはシアらしいですね」
「まぁ、普段の軍服なら首元隠れるし、この休みの間だけなら誤魔化しがきくから今回はこのチョーカーで許しますよ」
「現金ですねぇ」
「毒耐性は任務に出た時に結構重宝するんですもん」
「まぁ、分からなくはありませんが⋯」
「あ!もうこんな時間!」
シアが部屋の時計を見ると時刻はもう13時半を過ぎていた
「おば様に挨拶してくる!」
「くるくるとよく変わる顔はやはり見ていて飽きませんね⋯」
