私とジェイド9
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モリスに呼ばれ4人は食堂へとやってる
各自席につくが、シアの表情がどこかおかしい
「⋯⋯⋯⋯ねぇ、兄さん達⋯なんであたしが兄さん達に挟まれて食事しなきゃならないのよ!兄さん達の席はあっちでしょ!母さんも何か言ってよ!」
シアは席を立ち上がり、双子達が本来座る席を指差す
イテールはあらあら、と困ってる風の顔をしているだけで、本当に困ってなどいない
そして言っても無駄だと言うことを知っているから注意するつもりすらない
「いいだろ?たまにの食事なんだからさ」
ディートはシアの腕を掴み、座るように促す
シアは母イテールを見て視線で訴えるが効果がなさそうだと分かり、諦めて双子たちに挟まれながら食事する事にした
「もう」
「ほら、この食前酒美味いぞ」
トールにグラスを渡されるとシアは一気にそれを飲み干す
その間に次々と美味しそうな料理が運ばれてくる
「じゃあ、遅くなっちゃったけどシアの昇進祝いをしましょうか」
「別にお祝いとかいいわよ。望んで昇進した訳じゃないし⋯そもそも大佐と陛下が裏で手引きして無理やり任命されたんだし」
「ジェイドの奴、昔からやり方が陰湿なんだよ」
この中ではディートとトールが1番ジェイドとの付き合いが長い
カーティス家とハンプティ家は軍人家系という事もあり、それに加えディートとトールはジェイドと5歳差ではあるが、この中では1番歳が近いということもあり、会えばよく話をしていた
話すと言っても互いに軍人として育ったからか、もっぱら軍事的な話で舌戦を繰り広げるというもの
「あら、でもそう言うけどディートもなかなか陰湿なやり方が多いんじゃない」
イテールはクスクスと、からかうように言って笑っている
「そ、それは仕事上仕方ないというか⋯そもそも俺とトールは諜報活動がメインだし」
「な、なんで俺まで入るんだよっ!シア!俺はジェイドやディートみたいに陰湿なんかじゃないからな!」
「⋯⋯⋯もぐもぐ⋯⋯⋯」
「トール!何言ってるんだよ!シアは誤解しないでくれよ。俺だって別に好き好んでやってるわけじゃないんだぜ!父さんがやれって言うからやってるんだ!」
「⋯⋯⋯⋯もぐもぐ⋯うまっ!」
「あらあら、シアは相変わらずマイペースねぇ。なーんにもお兄ちゃん達の話は聞いてないわね」
「左様でございますね、奥様。それにしても皆様、旦那様に似て優秀でございますね」
「そうねぇ。意外だったのはシアがうちの子達で1番戦闘のセンスが高い事かしらね」
「確かにそうですね。旦那様はすぐにお嬢様の才能に気付いて一段と力を入れて教えられてたおかげもあるのでしょうね」
「まぁ、それもあるわね。うちで唯一の女の子って事もあってかだいぶ可愛がってたし、お兄ちゃん達より力を入れて教育してたわねぇ」
「坊ちゃん達も特にお嬢様の才能に嫉妬せず、可愛がってらっしゃるのはとてもいい事ですね」
「当の本人のシアはだいぶ鬱陶しがってるけどね。もりもり食べて育つのはいいけど嫁ぎ先が見つかるか心配だわ」
「おや、奥様。それは無用な心配です。以前旦那様主催で行われたパーティではかなり注目の的だったと旦那様が仰っていましたよ」
「ふふふ。見目は私に似て綺麗ですからね。問題は中身がだいぶ逞しく育っちゃったことかしらね」
各自席につくが、シアの表情がどこかおかしい
「⋯⋯⋯⋯ねぇ、兄さん達⋯なんであたしが兄さん達に挟まれて食事しなきゃならないのよ!兄さん達の席はあっちでしょ!母さんも何か言ってよ!」
シアは席を立ち上がり、双子達が本来座る席を指差す
イテールはあらあら、と困ってる風の顔をしているだけで、本当に困ってなどいない
そして言っても無駄だと言うことを知っているから注意するつもりすらない
「いいだろ?たまにの食事なんだからさ」
ディートはシアの腕を掴み、座るように促す
シアは母イテールを見て視線で訴えるが効果がなさそうだと分かり、諦めて双子たちに挟まれながら食事する事にした
「もう」
「ほら、この食前酒美味いぞ」
トールにグラスを渡されるとシアは一気にそれを飲み干す
その間に次々と美味しそうな料理が運ばれてくる
「じゃあ、遅くなっちゃったけどシアの昇進祝いをしましょうか」
「別にお祝いとかいいわよ。望んで昇進した訳じゃないし⋯そもそも大佐と陛下が裏で手引きして無理やり任命されたんだし」
「ジェイドの奴、昔からやり方が陰湿なんだよ」
この中ではディートとトールが1番ジェイドとの付き合いが長い
カーティス家とハンプティ家は軍人家系という事もあり、それに加えディートとトールはジェイドと5歳差ではあるが、この中では1番歳が近いということもあり、会えばよく話をしていた
話すと言っても互いに軍人として育ったからか、もっぱら軍事的な話で舌戦を繰り広げるというもの
「あら、でもそう言うけどディートもなかなか陰湿なやり方が多いんじゃない」
イテールはクスクスと、からかうように言って笑っている
「そ、それは仕事上仕方ないというか⋯そもそも俺とトールは諜報活動がメインだし」
「な、なんで俺まで入るんだよっ!シア!俺はジェイドやディートみたいに陰湿なんかじゃないからな!」
「⋯⋯⋯もぐもぐ⋯⋯⋯」
「トール!何言ってるんだよ!シアは誤解しないでくれよ。俺だって別に好き好んでやってるわけじゃないんだぜ!父さんがやれって言うからやってるんだ!」
「⋯⋯⋯⋯もぐもぐ⋯うまっ!」
「あらあら、シアは相変わらずマイペースねぇ。なーんにもお兄ちゃん達の話は聞いてないわね」
「左様でございますね、奥様。それにしても皆様、旦那様に似て優秀でございますね」
「そうねぇ。意外だったのはシアがうちの子達で1番戦闘のセンスが高い事かしらね」
「確かにそうですね。旦那様はすぐにお嬢様の才能に気付いて一段と力を入れて教えられてたおかげもあるのでしょうね」
「まぁ、それもあるわね。うちで唯一の女の子って事もあってかだいぶ可愛がってたし、お兄ちゃん達より力を入れて教育してたわねぇ」
「坊ちゃん達も特にお嬢様の才能に嫉妬せず、可愛がってらっしゃるのはとてもいい事ですね」
「当の本人のシアはだいぶ鬱陶しがってるけどね。もりもり食べて育つのはいいけど嫁ぎ先が見つかるか心配だわ」
「おや、奥様。それは無用な心配です。以前旦那様主催で行われたパーティではかなり注目の的だったと旦那様が仰っていましたよ」
「ふふふ。見目は私に似て綺麗ですからね。問題は中身がだいぶ逞しく育っちゃったことかしらね」
