私とジェイド9
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「パパが主催パーティの時はたまたま体調崩しちゃって⋯行けなかったのよね」
「そうだったの?父さんそんな事一言も言わなかったのに」
「私が口止めしたの。ただの風邪だったし。それに⋯⋯パパはシアを挨拶回りに連れ回す気満々だったから、気にする余裕もなかったでしょ」
「うっ⋯⋯ま、まぁ確かにその通り」
「あ、そういえば⋯ディートとトールには挨拶は⋯」
そうイテールが言うとシアの肩がビクッと震える
その様子を見て母親であるイテールはすぐに気付いた
「あらあら、その様子だとまだのようね。まぁ、バレるのも時間の問題だから⋯⋯」
と言いかけた時、廊下がバタバタと騒がしく、2人は反射的に音のする扉の方を見る
すると大声でシアの名を呼ぶ声が響き渡る
「シア!!」
「シアーーー!」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ほらね。速攻でバレたでしょ」
イテールは小さく息を吐きながら、肩をすくめてみせる
「⋯⋯面倒くさっ⋯」
一方でシアは心底面倒くさそうに言い放つと同時にイテールの部屋の扉が勢いよく開く
「おっ!本当にいたー!シア久しぶりだなー」
「父さんばっかりグランコクマに行ってシアに会ったとか自慢されて俺達がどれだけ寂しかった事か」
部屋に入ってきたのはどちらも同じ顔をした成人男性が2人
それはハンプティ家の長男ディートと次男トール
2人は一卵性の双子という事もあって容姿は全く同じ
母親譲りの薄紫の髪に父親譲りの銀色の瞳はシアと同じである
シアはハンプティ家では唯一の末の妹、それに加え歳が離れてることもあってかこの双子は相当シアを昔から可愛がっている
2人は部屋に入るなり、シアにガバッと抱きつき、一方的に話し出す
「准尉に昇進したの聞いたぞー!祝いに行ってやれなくてごめんなー」
「⋯⋯⋯⋯⋯」
「ちゃんと食べてるか?ジェイドの奴の補佐官にされたんだろ?意地悪されてないか?」
「⋯⋯⋯⋯⋯」
「困ったことがあったら俺達がなんでもしてやるから言うんだぞ」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「シアは美人だから変な虫がついてないか兄ちゃん達は心配してたんだぞ」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「ディート、トールその辺にしてあげなさい。シアが死んだ魚のような目になってるわ。せっかく美人に産んであげたのに台無しになってるわね」
「もうっ!母さん!茶化さないで!それに兄さん達ももういい歳なんだからシスコンなんてやめてよね」
シアは未だにくっついている兄達を無理やり剥がしながら言う
「そんな~シア~」
「寂しい事言うなよ」
「そうだったの?父さんそんな事一言も言わなかったのに」
「私が口止めしたの。ただの風邪だったし。それに⋯⋯パパはシアを挨拶回りに連れ回す気満々だったから、気にする余裕もなかったでしょ」
「うっ⋯⋯ま、まぁ確かにその通り」
「あ、そういえば⋯ディートとトールには挨拶は⋯」
そうイテールが言うとシアの肩がビクッと震える
その様子を見て母親であるイテールはすぐに気付いた
「あらあら、その様子だとまだのようね。まぁ、バレるのも時間の問題だから⋯⋯」
と言いかけた時、廊下がバタバタと騒がしく、2人は反射的に音のする扉の方を見る
すると大声でシアの名を呼ぶ声が響き渡る
「シア!!」
「シアーーー!」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ほらね。速攻でバレたでしょ」
イテールは小さく息を吐きながら、肩をすくめてみせる
「⋯⋯面倒くさっ⋯」
一方でシアは心底面倒くさそうに言い放つと同時にイテールの部屋の扉が勢いよく開く
「おっ!本当にいたー!シア久しぶりだなー」
「父さんばっかりグランコクマに行ってシアに会ったとか自慢されて俺達がどれだけ寂しかった事か」
部屋に入ってきたのはどちらも同じ顔をした成人男性が2人
それはハンプティ家の長男ディートと次男トール
2人は一卵性の双子という事もあって容姿は全く同じ
母親譲りの薄紫の髪に父親譲りの銀色の瞳はシアと同じである
シアはハンプティ家では唯一の末の妹、それに加え歳が離れてることもあってかこの双子は相当シアを昔から可愛がっている
2人は部屋に入るなり、シアにガバッと抱きつき、一方的に話し出す
「准尉に昇進したの聞いたぞー!祝いに行ってやれなくてごめんなー」
「⋯⋯⋯⋯⋯」
「ちゃんと食べてるか?ジェイドの奴の補佐官にされたんだろ?意地悪されてないか?」
「⋯⋯⋯⋯⋯」
「困ったことがあったら俺達がなんでもしてやるから言うんだぞ」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「シアは美人だから変な虫がついてないか兄ちゃん達は心配してたんだぞ」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「ディート、トールその辺にしてあげなさい。シアが死んだ魚のような目になってるわ。せっかく美人に産んであげたのに台無しになってるわね」
「もうっ!母さん!茶化さないで!それに兄さん達ももういい歳なんだからシスコンなんてやめてよね」
シアは未だにくっついている兄達を無理やり剥がしながら言う
「そんな~シア~」
「寂しい事言うなよ」
