私とジェイド9
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雀のさえずり声が聞こえてくるとベットがもぞもぞと蠢く
「うー·····ん、時間·····」
本日から有給休暇にも関わらず、軍人の悲しい性
いつも通りの時間に起きてしまい、ハァと息を吐く
ひとまずシアは朝食を食べに食堂へ行くことした
いつもなら軍服に着替えて行くが、今日は仕事がないのでタンクトップの上からパーカーを羽織り、ショートパンツを穿いてる上から黒のスカートを穿く
最後に太ももまである長さのソックスを穿けば、あっという間に普段着スタイルができあがる
部屋を出る間際、詰め込んだ荷物を一瞥
「んー、あとは面倒だし、特に持っていくものもないかな」
そう独り言を漏らすと食堂まで足早にやって来て、モーニングセットを手に持ち、空いている席を探すシア
すると後方からおーい、と自分を呼ぶ声がする
声のする方を振り返るとそこにはロヴェル少佐がシアに向かって手を振る姿があった
「よーシア!」
「少佐!」
「席探してたんだろ?ここ空いてるぞ」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
「今日は休みか?」
「はい。例の有給ですよ」
シアが席に座りながら言うとロヴェル少佐はなるほど、となにか思いついたような顔をする
「さては余裕もって1ヶ月後くらいに有給申請したら、総務の奴らにもっと早く有給消化しろって急かされたな」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
あまりにも的確な回答にシアは何も言えなくなる
「図星だな。何を隠そう俺も同じだったからだ」
ドヤ顔で言うロヴェル少佐にシアは更に言葉を失う
「⋯⋯⋯どこも考える事は同じって事ですね。そういえば少佐はいつからお休みですか?」
「明後日からだな。シアは休みの間どうするんだ?」
「実家でゆっくりする予定です。グランコクマ内ですし、行き帰りも楽ですからね」
「なるほどな。じゃあ、お前の兄貴達と同じだな」
そうロヴェル少佐が言った瞬間、シアの持っていたフォークがテーブルの上にガシャンと落ちる音がした
「⋯⋯⋯⋯え?少佐?今、なんとおっしゃいましたか?」
「え?だからお前の兄貴達と同じって⋯」
「それってどの兄か分かりますか?」
「あぁ~どうだったか?俺も総務の奴らが話してるのを耳に入れたくらいだったからな」
「⋯⋯⋯はぁ」
「どうした?なんかあったのか?」
「あぁ⋯兄さん達は昔からすごい良くしてくれるんですけど⋯時にはそれがすごく重いことってありますよね?」
「⋯⋯⋯要は重度のシスコンって事か?」
「そうとも言いますね⋯⋯」
その後2人は朝食を食べ終わえ、別れ際にロヴェル少佐はシアの肩をポンポンと叩き、励ますと第一師団の執務室へ戻って行った
1人残されたシアは大きな溜め息を吐き、部屋に荷物を取りに戻った
「うー·····ん、時間·····」
本日から有給休暇にも関わらず、軍人の悲しい
いつも通りの時間に起きてしまい、ハァと息を吐く
ひとまずシアは朝食を食べに食堂へ行くことした
いつもなら軍服に着替えて行くが、今日は仕事がないのでタンクトップの上からパーカーを羽織り、ショートパンツを穿いてる上から黒のスカートを穿く
最後に太ももまである長さのソックスを穿けば、あっという間に普段着スタイルができあがる
部屋を出る間際、詰め込んだ荷物を一瞥
「んー、あとは面倒だし、特に持っていくものもないかな」
そう独り言を漏らすと食堂まで足早にやって来て、モーニングセットを手に持ち、空いている席を探すシア
すると後方からおーい、と自分を呼ぶ声がする
声のする方を振り返るとそこにはロヴェル少佐がシアに向かって手を振る姿があった
「よーシア!」
「少佐!」
「席探してたんだろ?ここ空いてるぞ」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
「今日は休みか?」
「はい。例の有給ですよ」
シアが席に座りながら言うとロヴェル少佐はなるほど、となにか思いついたような顔をする
「さては余裕もって1ヶ月後くらいに有給申請したら、総務の奴らにもっと早く有給消化しろって急かされたな」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
あまりにも的確な回答にシアは何も言えなくなる
「図星だな。何を隠そう俺も同じだったからだ」
ドヤ顔で言うロヴェル少佐にシアは更に言葉を失う
「⋯⋯⋯どこも考える事は同じって事ですね。そういえば少佐はいつからお休みですか?」
「明後日からだな。シアは休みの間どうするんだ?」
「実家でゆっくりする予定です。グランコクマ内ですし、行き帰りも楽ですからね」
「なるほどな。じゃあ、お前の兄貴達と同じだな」
そうロヴェル少佐が言った瞬間、シアの持っていたフォークがテーブルの上にガシャンと落ちる音がした
「⋯⋯⋯⋯え?少佐?今、なんとおっしゃいましたか?」
「え?だからお前の兄貴達と同じって⋯」
「それってどの兄か分かりますか?」
「あぁ~どうだったか?俺も総務の奴らが話してるのを耳に入れたくらいだったからな」
「⋯⋯⋯はぁ」
「どうした?なんかあったのか?」
「あぁ⋯兄さん達は昔からすごい良くしてくれるんですけど⋯時にはそれがすごく重いことってありますよね?」
「⋯⋯⋯要は重度のシスコンって事か?」
「そうとも言いますね⋯⋯」
その後2人は朝食を食べ終わえ、別れ際にロヴェル少佐はシアの肩をポンポンと叩き、励ますと第一師団の執務室へ戻って行った
1人残されたシアは大きな溜め息を吐き、部屋に荷物を取りに戻った
