私とジェイド8
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【おまけ/試験中のシア】
ロヴェル少佐に首根っこを捕まれ、部屋の外へと放り投げられた為、渋々試験に戻ったシア
「な、なんなのよ、あの少佐⋯⋯⋯。変なの」
なんだか胸の奥がくすぐったい様な変な気分になり、シアは気持ちを切替える為に首をフルフルと横に振る
「⋯⋯⋯どうせまた見つかって小言もらうならさっさと終わらせよ。そうよ、小言が嫌だから仕方なくやるんだから」
シアは歩きながら辺りをキョロキョロ見回す
すると目的のものを見つけ、駆け寄った
「あ、すみません。ちょっと教えて欲しくて⋯。ピオニー陛下のペットのネフリーってブウサギを探すように頼まれたんです。どこかで見ませんでしたか?」
「あら、新米兵さん?ネフリーならさっきこの上の階にいたかもしれないわね。掃除しながらだったから、よく見てなくてネフリーだったかは自信がないのよね。あ、でもネフリーは陛下が1番可愛がっていらっしゃっててね。豪華な首輪を目印にするといいわ」
メイドの言い方に少し疑問を覚えたシアは目を細めて少し考える素振りを見せると、メイドはなにか察したように両手を叩く
「あ!そっか。新米兵さんはまだ知らないわよね。陛下はブウサギをネフリーも含めて5匹飼っていらっしゃるのよ」
「ご、5匹も⋯(チッ、思ったより面倒な試験だった)」
「そうなの。みんな放し飼いだから目印になりそうなのは豪華な首輪くらいね。あ、そういえば!」
「ほ、他にも何か情報あるんですか!?」
「ネフリーは1番可愛がられてるからか毛艶が1番いいわね!」
「⋯⋯⋯⋯⋯。わかりました。情報ありがとうございました。ちょっと上の階へ行ってみます」
階段を上る途中で、奥の通路にブウサギが見えたので、シアは静かに忍び足で近づく
だが、毛艶はそこまでいいとは言えず、首輪もどう見ても普通のものにしか見えず、シアは溜め息を吐く
周囲のメイドに聞き込みしながらブウサギを探していると他の同期達が1匹のブウサギに弄ばれている姿が見える
恐らく捕まえて首輪に彫ってある名前を確認したいのだろう
遠目で見ると首輪はさほど豪華には見えなかったのでシアは無視をして別の場所を探す
何度かそんな光景を目にしたが、やはり目的のブウサギ(ネフリー)ではなかった
シアは謁見の間までやってくると周囲を見回す
「あ、いた!多分あれね」
なんと玉座の後ろにブウサギのクルンとした尻尾が見えた
ついでに玉座にはピオニー皇帝陛下が座っていた
「よぉ!そろそろ来る頃だと思ったぜ」
「迷子なんて言ったの誰でしたっけ?陛下の後ろにいるのがネフリーですよね」
「そういえばそんな事言ったなぁ⋯あぁ、そうだ。捕まえるまでが試験だぞ」
「知ってます」
シアはつかつか歩いてブウサギの背後に回って捕まえようとすると、なんとブウサギの丸いフォルムからは想像ができないような速さで振り返ってこちらを見る
そしてブウサギはシアを睨みつけると勢いよく突進してきたのだ
「えっ!ちょっと!!」
シアはバックステップで衝突を防ぐが、またブウサギは方向をシアの方に向き直し突進してくる
「なっ!!こんなに早いなんて聞いてないっ!!」
反撃するわけにもいかず、結局シアは逃げ回るが低い段差に気付かず躓いてしまう
「あっ!」
突進される、そう思った瞬間
ヒョイと襟首を掴まれてシアの身体が宙に浮く
「おぉ、シア!よくここまでたどり着いたな」
シアの襟首を掴んだのはロヴェル少佐だった
肝心のブウサギは急にシアが視界から消えた事で驚きキョロキョロ周りを探している
「くく、ネフリーはな昼寝を邪魔されて怒ったみたいだな」
ピオニー陛下は笑いながら、ポケットから人参を取り出すとブウサギ(ネフリー)はその人参の方へ飛びついて喜んでかじりついている
「あぁ⋯餌の事は失念してました」
「ま、ここまで辿り着いただけでも上出来だな。他の奴らもよく頑張ってたな。おい、ジェイド!」
「はいはい。既に撤収の号令をかけてあります」
「あ、おーい!大佐!例の件、よろしく頼むぞ」
「えぇ。分かっていますよ」
「あの⋯ロヴェル少佐そろそろ下ろして下さい」
「あぁ、悪い悪い!」
「⋯⋯⋯⋯⋯」
「どうだ、士官学校とは違ってなかなか面白かっただろう」
「⋯⋯⋯⋯っ⋯⋯どうですかね」
「ま、いいだろう。会議室に戻るぞ。あと配属先の説明で終いだからな。それが終わったら今日は案内された宿舎でゆっくり休めよ」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「明後日くらいから本格的に厳しくやるから覚悟しておけ」
「⋯⋯⋯って⋯第一師団に入れるって本気だったんですね」
「当たり前だろ。俺は第一師団にお前を入れたいと思ったのは事実だからな。もう話もつけてある」
「⋯⋯⋯ふーん」
「ま、すぐに信用してくれとは言わんよ。お前の事情は聞いたしな。少しずつでいいから信用してくれたらと思ってるよ」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
ロヴェル少佐に首根っこを捕まれ、部屋の外へと放り投げられた為、渋々試験に戻ったシア
「な、なんなのよ、あの少佐⋯⋯⋯。変なの」
なんだか胸の奥がくすぐったい様な変な気分になり、シアは気持ちを切替える為に首をフルフルと横に振る
「⋯⋯⋯どうせまた見つかって小言もらうならさっさと終わらせよ。そうよ、小言が嫌だから仕方なくやるんだから」
シアは歩きながら辺りをキョロキョロ見回す
すると目的のものを見つけ、駆け寄った
「あ、すみません。ちょっと教えて欲しくて⋯。ピオニー陛下のペットのネフリーってブウサギを探すように頼まれたんです。どこかで見ませんでしたか?」
「あら、新米兵さん?ネフリーならさっきこの上の階にいたかもしれないわね。掃除しながらだったから、よく見てなくてネフリーだったかは自信がないのよね。あ、でもネフリーは陛下が1番可愛がっていらっしゃっててね。豪華な首輪を目印にするといいわ」
メイドの言い方に少し疑問を覚えたシアは目を細めて少し考える素振りを見せると、メイドはなにか察したように両手を叩く
「あ!そっか。新米兵さんはまだ知らないわよね。陛下はブウサギをネフリーも含めて5匹飼っていらっしゃるのよ」
「ご、5匹も⋯(チッ、思ったより面倒な試験だった)」
「そうなの。みんな放し飼いだから目印になりそうなのは豪華な首輪くらいね。あ、そういえば!」
「ほ、他にも何か情報あるんですか!?」
「ネフリーは1番可愛がられてるからか毛艶が1番いいわね!」
「⋯⋯⋯⋯⋯。わかりました。情報ありがとうございました。ちょっと上の階へ行ってみます」
階段を上る途中で、奥の通路にブウサギが見えたので、シアは静かに忍び足で近づく
だが、毛艶はそこまでいいとは言えず、首輪もどう見ても普通のものにしか見えず、シアは溜め息を吐く
周囲のメイドに聞き込みしながらブウサギを探していると他の同期達が1匹のブウサギに弄ばれている姿が見える
恐らく捕まえて首輪に彫ってある名前を確認したいのだろう
遠目で見ると首輪はさほど豪華には見えなかったのでシアは無視をして別の場所を探す
何度かそんな光景を目にしたが、やはり目的のブウサギ(ネフリー)ではなかった
シアは謁見の間までやってくると周囲を見回す
「あ、いた!多分あれね」
なんと玉座の後ろにブウサギのクルンとした尻尾が見えた
ついでに玉座にはピオニー皇帝陛下が座っていた
「よぉ!そろそろ来る頃だと思ったぜ」
「迷子なんて言ったの誰でしたっけ?陛下の後ろにいるのがネフリーですよね」
「そういえばそんな事言ったなぁ⋯あぁ、そうだ。捕まえるまでが試験だぞ」
「知ってます」
シアはつかつか歩いてブウサギの背後に回って捕まえようとすると、なんとブウサギの丸いフォルムからは想像ができないような速さで振り返ってこちらを見る
そしてブウサギはシアを睨みつけると勢いよく突進してきたのだ
「えっ!ちょっと!!」
シアはバックステップで衝突を防ぐが、またブウサギは方向をシアの方に向き直し突進してくる
「なっ!!こんなに早いなんて聞いてないっ!!」
反撃するわけにもいかず、結局シアは逃げ回るが低い段差に気付かず躓いてしまう
「あっ!」
突進される、そう思った瞬間
ヒョイと襟首を掴まれてシアの身体が宙に浮く
「おぉ、シア!よくここまでたどり着いたな」
シアの襟首を掴んだのはロヴェル少佐だった
肝心のブウサギは急にシアが視界から消えた事で驚きキョロキョロ周りを探している
「くく、ネフリーはな昼寝を邪魔されて怒ったみたいだな」
ピオニー陛下は笑いながら、ポケットから人参を取り出すとブウサギ(ネフリー)はその人参の方へ飛びついて喜んでかじりついている
「あぁ⋯餌の事は失念してました」
「ま、ここまで辿り着いただけでも上出来だな。他の奴らもよく頑張ってたな。おい、ジェイド!」
「はいはい。既に撤収の号令をかけてあります」
「あ、おーい!大佐!例の件、よろしく頼むぞ」
「えぇ。分かっていますよ」
「あの⋯ロヴェル少佐そろそろ下ろして下さい」
「あぁ、悪い悪い!」
「⋯⋯⋯⋯⋯」
「どうだ、士官学校とは違ってなかなか面白かっただろう」
「⋯⋯⋯⋯っ⋯⋯どうですかね」
「ま、いいだろう。会議室に戻るぞ。あと配属先の説明で終いだからな。それが終わったら今日は案内された宿舎でゆっくり休めよ」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「明後日くらいから本格的に厳しくやるから覚悟しておけ」
「⋯⋯⋯って⋯第一師団に入れるって本気だったんですね」
「当たり前だろ。俺は第一師団にお前を入れたいと思ったのは事実だからな。もう話もつけてある」
「⋯⋯⋯ふーん」
「ま、すぐに信用してくれとは言わんよ。お前の事情は聞いたしな。少しずつでいいから信用してくれたらと思ってるよ」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
