その後無事に最終チェックもなんの問題もなく、無事に出発ができた



「無事に出発できましたね」



「えぇ、進路は交代でみましょう。私が先に見ていますので、ハンプティ准尉は先に休んでいてください」



「分かりました」



シアは身を翻した時



「ハンプティ准尉、少し長めに休憩を取って構いませんので、この報告書にも目を通しておいてください」



そう言って渡されたのはアクゼリュスに関する報告書



報告書を受け取り、休憩用の部屋に向かう途中、パラパラと報告書を読みながら向かった



シアは部屋に着くとベットに倒れ込むようにベットに横になった



「⋯⋯ジェイド⋯」



ポソッと呟いてからまた意識してしまい、顔が紅潮していくのを感じて、仰向けになり、シアは両腕で顔を覆い隠す



「うぅぅ⋯こんなのほんとにらしくない⋯アスランの時はこんなこと⋯なかった」



感情がぐちゃぐちゃでわけが分からなくなってゆくのを感じ、自分の気持ちから逃げるようにシアは静かに目を閉じる



あれから1時間後⋯



シアはきっちり1時間後に目覚めた



「報告書の内容もここに来る途中で見て全部覚えたし……することもないし、そろそろ⋯交代にいこうかな」



シアはジェイドと交代をするために艦橋まで向かう



「失礼します」



「おや？少し長めに取って構わないといいましたが」



「いえ、十分休ませてもらいましたし、報告書も全て確認しました」



「さすがですね。進路は今のところ問題ありません。では、私も休ませてもらいますよ」



こうしてジェイドもシアと交代で休憩を取りに艦橋を出ていく



（あ⋯⋯ハンカチ⋯さりげなく渡せばよかったな⋯。でも⋯他の兵の目もあるし⋯やっぱり誰もいないところでの方がいいわよね⋯）