10 実験
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2人の距離は縮まることもなければ、遠ざかることもなかったが、レナスは走り、勢いをつけてジェイドに向かう
「いっくよ~!幻竜拳!!」
レナスは大きく踏み込むと、光をまとわせた拳による一撃を放った
ジェイドの方もまた槍で応対する
「これは予想外ですね」
レナスの拳を槍の柄で防いでいたジェイドが小さく話した
「はっ?何が…」
「業火のレナスと言う二つ名を持つあなたが譜術を使わないとはね」
レナスはその言葉に眉を寄せると、バックステップで一旦下がった
「あんまりでっかい譜術使うとその辺の物壊しちゃうから仕方なくよ。後で怒られるのはあたしなの…よっ!!」
「魔神剣 双牙!!」
「ふむ…。なるほどね」
ジェイドは攻撃をかわしながらレナスに聞いた
「ルークに何をしたんです?」
「言う筋合いなんてありませ~ん」
あかんべをしながらレナスは一歩下がった
瞬間、また何か落ちた音がした
レナスとジェイドも同時に振り向く
「シンク!!」
シンクの名を呼ぶとレナスはすぐさま顔を手で覆ってしゃがみこむシンクの元まで駆け寄った
さっきの音はシンクの仮面が落ちる音だった
「おまえ……」
ガイの驚いた声がわずかに聞こえた
「チッ!」
「うぉっ!!」
シンクの蹴りが伸び、ガイの頬を掠める
その隙を逃さず、シンクは落ちた仮面を広い上げると、再び顔に仮面を付け直す
すぐに体勢を整えてまた反撃に出ようとしたシンクとレナスの背後から、またも新たな声がして2人の攻撃の手は止められてしまう
「アニス!」
身を潜めていただろう、イオンの声が扉の向こう側から聞こえてきた
「ちっ……奴との接触は禁じられてる……レナス!!」
「あ~い。まぁもうちょっと遊びたかったけど~しょうがないかぁ。十分暴れたしね」
2人は床を蹴り、並の人間では届かぬ高い所にぶら下がった
「待て!!」
ガイの声に、シンクは皮肉めいた笑みを浮かべた
「やだね。今回の件は正規の任務じゃないんでね。この手でお前らを殺せないのは残念だけど、アリエッタに任せるよ」
「あっ!そうそう~人質は屋上にアリエッタといるから~振り回されてご苦労様~」
レナスの軽い口調を最後に2人は暗闇へ消えていった
「いっくよ~!幻竜拳!!」
レナスは大きく踏み込むと、光をまとわせた拳による一撃を放った
ジェイドの方もまた槍で応対する
「これは予想外ですね」
レナスの拳を槍の柄で防いでいたジェイドが小さく話した
「はっ?何が…」
「業火のレナスと言う二つ名を持つあなたが譜術を使わないとはね」
レナスはその言葉に眉を寄せると、バックステップで一旦下がった
「あんまりでっかい譜術使うとその辺の物壊しちゃうから仕方なくよ。後で怒られるのはあたしなの…よっ!!」
「魔神剣 双牙!!」
「ふむ…。なるほどね」
ジェイドは攻撃をかわしながらレナスに聞いた
「ルークに何をしたんです?」
「言う筋合いなんてありませ~ん」
あかんべをしながらレナスは一歩下がった
瞬間、また何か落ちた音がした
レナスとジェイドも同時に振り向く
「シンク!!」
シンクの名を呼ぶとレナスはすぐさま顔を手で覆ってしゃがみこむシンクの元まで駆け寄った
さっきの音はシンクの仮面が落ちる音だった
「おまえ……」
ガイの驚いた声がわずかに聞こえた
「チッ!」
「うぉっ!!」
シンクの蹴りが伸び、ガイの頬を掠める
その隙を逃さず、シンクは落ちた仮面を広い上げると、再び顔に仮面を付け直す
すぐに体勢を整えてまた反撃に出ようとしたシンクとレナスの背後から、またも新たな声がして2人の攻撃の手は止められてしまう
「アニス!」
身を潜めていただろう、イオンの声が扉の向こう側から聞こえてきた
「ちっ……奴との接触は禁じられてる……レナス!!」
「あ~い。まぁもうちょっと遊びたかったけど~しょうがないかぁ。十分暴れたしね」
2人は床を蹴り、並の人間では届かぬ高い所にぶら下がった
「待て!!」
ガイの声に、シンクは皮肉めいた笑みを浮かべた
「やだね。今回の件は正規の任務じゃないんでね。この手でお前らを殺せないのは残念だけど、アリエッタに任せるよ」
「あっ!そうそう~人質は屋上にアリエッタといるから~振り回されてご苦労様~」
レナスの軽い口調を最後に2人は暗闇へ消えていった
