9 悪戯
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【オマケ】ある日のシンクとレナス
「シンクー!」
「空いてるから勝手に入れば?」
「はいるよー」
レナスはシンクのところにヴァンから伝言を受け、それを伝えに部屋を訪れる
「およよ?」
部屋に入るとシンクはベットに仰向けに寝転んで休んでいた
「寝てた?」
「いや、本読んでただけだけど」
「ふーん。珍しい」
レナスは部屋の中に入り、シンクの横に腰掛けるといつもシンクのしている仮面がすぐ側に置かれているのを見つけ、何となく手に取って自分の顔に仮面を付けて遊び出す
「ねー、なんの本見てたの?」
レナスは仮面を付けたままシンクの方を見て聞く
「⋯⋯⋯別に。レナスが気にするほどの本じゃないよ」
「ケチー」
「それよりもなにしに来たのさ」
「あ、忘れてた。総長から伝言で次の任務の事で話があるんだってー。総長の執務室まで来いって」
「そんな大事なことなんで早く言わないのさ。ったく⋯」
シンクはベットから上半身を起こすと、未だレナスの顔に付けたままの自分の仮面を剥ぎ取る
「少しくらい遅れたって何も言われないでしょ。なんてったってあたしに頼むくらいだし」
「はぁ、威張って言うことじゃないでしょ。じゃ、僕はもう行くから出る時はちゃんと扉閉めて出てってよね」
そう言うとシンクは小走りで部屋を出ていくと、
1人取り残されたレナスはシンクがいたところの布団を捲りあげる
すると先程シンクが読んでいた本が出てきた
シンクはさり気なく隠したつもりかもしれないが、レナスはしっかりそれを見ていた
「なんの本読んでたんだろー?⋯⋯⋯⋯あ」
本を手に取るとその本はだいぶ綻びがあったが、そんな本を見てレナスは口元を緩ませ微笑んだ
「懐かしい⋯シンク、まだあたしがあげたこの本持ってたんだ」
少しだけ嬉しそうに微笑むとレナスはまたその本を布団の中にそっと戻す
その本は昔、いつもつまらなそうにしていたシンクにレナスが手書きで書いてあげた本
本の中身は童話とか一般的なものではない
レナスが趣味で作ったくだらない譜業の絵や効果などが書かれたものばかり
「まだ持ってるなんて可愛いとこあるじゃん」
「シンクー!」
「空いてるから勝手に入れば?」
「はいるよー」
レナスはシンクのところにヴァンから伝言を受け、それを伝えに部屋を訪れる
「およよ?」
部屋に入るとシンクはベットに仰向けに寝転んで休んでいた
「寝てた?」
「いや、本読んでただけだけど」
「ふーん。珍しい」
レナスは部屋の中に入り、シンクの横に腰掛けるといつもシンクのしている仮面がすぐ側に置かれているのを見つけ、何となく手に取って自分の顔に仮面を付けて遊び出す
「ねー、なんの本見てたの?」
レナスは仮面を付けたままシンクの方を見て聞く
「⋯⋯⋯別に。レナスが気にするほどの本じゃないよ」
「ケチー」
「それよりもなにしに来たのさ」
「あ、忘れてた。総長から伝言で次の任務の事で話があるんだってー。総長の執務室まで来いって」
「そんな大事なことなんで早く言わないのさ。ったく⋯」
シンクはベットから上半身を起こすと、未だレナスの顔に付けたままの自分の仮面を剥ぎ取る
「少しくらい遅れたって何も言われないでしょ。なんてったってあたしに頼むくらいだし」
「はぁ、威張って言うことじゃないでしょ。じゃ、僕はもう行くから出る時はちゃんと扉閉めて出てってよね」
そう言うとシンクは小走りで部屋を出ていくと、
1人取り残されたレナスはシンクがいたところの布団を捲りあげる
すると先程シンクが読んでいた本が出てきた
シンクはさり気なく隠したつもりかもしれないが、レナスはしっかりそれを見ていた
「なんの本読んでたんだろー?⋯⋯⋯⋯あ」
本を手に取るとその本はだいぶ綻びがあったが、そんな本を見てレナスは口元を緩ませ微笑んだ
「懐かしい⋯シンク、まだあたしがあげたこの本持ってたんだ」
少しだけ嬉しそうに微笑むとレナスはまたその本を布団の中にそっと戻す
その本は昔、いつもつまらなそうにしていたシンクにレナスが手書きで書いてあげた本
本の中身は童話とか一般的なものではない
レナスが趣味で作ったくだらない譜業の絵や効果などが書かれたものばかり
「まだ持ってるなんて可愛いとこあるじゃん」
