6 己に向く矛先
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セントビナーのマルクト軍基地に到着すると、ジェイドは入口に立つ警備兵に声をかける
「マルクト帝国軍第三師団所属ジェイド・カーティス大佐です。グレン・マクガヴァン将軍にお取次ぎ願いますか?」
「ご苦労様です。マクガヴァン将軍は来客中ですので、中でお待ち下さい」
そう言われ、一行は中に通されると応接室へ行く為、廊下を歩いてる時だった
通りすがった部屋から言い合う声が聞こえ、足を止める
「ですから、父上!!神託の盾騎士団は建前上、預言士 なのです。彼らの行動を制限するには、皇帝陛下の勅命が⋯」
「黙らんか!奴らの介入によってホド戦争がどれだけ悲惨になったか、お前も知っとろうが!」
ジェイドは止めていた足をその部屋に向き直し、歩くと扉を勝手に開けて入ってゆく
「勝手に入って大丈夫か?」
ガイが静止をするもその声は聞き入れられず、ジェイドは無断で部屋に入り、なんと言い合う2人に話しかけた
「お取り込み中失礼します」
その声に言い合う2人は驚きの表情を見せ、動きを止めて言った
「⋯⋯死霊使いジェイド⋯」
「おぉ!ジェイド坊やか!」
この反応を見るにどうやら知り合いらしい
一行は顔を見合せて3人の様子を窺う事にした
レナスだけはまだ先程からアッシュの事で頭がいっぱいでそれどころではなく、どこか上の空
レナスがここに心あらずの間にどんどん3人は話を進めてゆく
ふと、マクガヴァン将軍はある人物に気づき、声を上げた
「そこにいるのは神託の盾関係者じゃないのか!?」
ここでマクガヴァン将軍が一行の陰に隠れ見えていなかったレナスの存在に気づき、指を指す
「⋯⋯⋯⋯⋯はぁ?なに?」
「ほぉ⋯お前さんは確か⋯六神将と一緒におる者じゃな?」
グレン・マクガヴァンと老マクガヴァンの2人に明らかな敵意を向けられてもレナスは相変わらずマイペースを崩さず、目を細めて2人を見据える
「⋯⋯⋯⋯ん?誰?」
今の現状を理解してないレナスは首を傾げると、ジェイドがレナスに近づき、襟首をギュッと掴み、レナスを持ち上げる
「な、な、な、いきなり何するのよーー!」
「あぁ、これは捕虜として一緒に同行してもらっていますので、今はこの通り無害です」
「んにゃー!は、放してよー」
そう言い、足をバタバタとさせるレナス
「その辺にいる猫と大差ありませんので、ご安心を」
そう言うと、ジェイドは掴んでいた襟首をパッと放すと、レナスは床にぐしゃっと崩れ落ちる
「んにゃっ!!」
「神託の盾の関係者がいるなら、神託の盾騎士団を撤退させてはくれんか?」
老マクガヴァンがそう言うとジェイドはレナスに構わず、老マクガヴァンの問いに答える
「彼らの狙いは私たちです。私たちが街を離れれば、彼らも立ち去るでしょう」
「どういう事じゃ?」
「陛下の勅命ですので、詳しいことはお話できないのですよ。すみません」
グレン・マクガヴァンも老マクガヴァンも納得はしていない顔をして顔を見合せる
そしてマクガヴァン将軍は咳払いをしながら、レナスを一瞥しつつ、ジェイドに率直に聞く
「それでカーティス大佐。御用向きは?」
「あぁ、失礼。神託の盾の導師守護役 から手紙が届いてませんか?」
「あれですか。⋯⋯⋯⋯失礼ながら念のため開封して、中を確認させてもらいましたよ」
そう言い、マクガヴァン将軍は懐から手紙を取りだし、ジェイドへ渡す
「結構ですよ。見られて困る事は書いてないはずですから」
ジェイドは渡された手紙に目を通すと、それをそのままルークへと差し出した
「どうやら半分はあなた宛のようです。どうぞ」
「アニスの手紙だろ?イオンならともかくなんで俺宛なんだよ」
そう言いながらも、手紙を受け取り中身を読むルーク
ティア、ガイも興味ありげにルークに近づき、手紙の中身を見ようと覗き込む
「あ!あたしも見たい!」
そしてレナスもそこへと混ざり込む
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「マルクト帝国軍第三師団所属ジェイド・カーティス大佐です。グレン・マクガヴァン将軍にお取次ぎ願いますか?」
「ご苦労様です。マクガヴァン将軍は来客中ですので、中でお待ち下さい」
そう言われ、一行は中に通されると応接室へ行く為、廊下を歩いてる時だった
通りすがった部屋から言い合う声が聞こえ、足を止める
「ですから、父上!!神託の盾騎士団は建前上、
「黙らんか!奴らの介入によってホド戦争がどれだけ悲惨になったか、お前も知っとろうが!」
ジェイドは止めていた足をその部屋に向き直し、歩くと扉を勝手に開けて入ってゆく
「勝手に入って大丈夫か?」
ガイが静止をするもその声は聞き入れられず、ジェイドは無断で部屋に入り、なんと言い合う2人に話しかけた
「お取り込み中失礼します」
その声に言い合う2人は驚きの表情を見せ、動きを止めて言った
「⋯⋯死霊使いジェイド⋯」
「おぉ!ジェイド坊やか!」
この反応を見るにどうやら知り合いらしい
一行は顔を見合せて3人の様子を窺う事にした
レナスだけはまだ先程からアッシュの事で頭がいっぱいでそれどころではなく、どこか上の空
レナスがここに心あらずの間にどんどん3人は話を進めてゆく
ふと、マクガヴァン将軍はある人物に気づき、声を上げた
「そこにいるのは神託の盾関係者じゃないのか!?」
ここでマクガヴァン将軍が一行の陰に隠れ見えていなかったレナスの存在に気づき、指を指す
「⋯⋯⋯⋯⋯はぁ?なに?」
「ほぉ⋯お前さんは確か⋯六神将と一緒におる者じゃな?」
グレン・マクガヴァンと老マクガヴァンの2人に明らかな敵意を向けられてもレナスは相変わらずマイペースを崩さず、目を細めて2人を見据える
「⋯⋯⋯⋯ん?誰?」
今の現状を理解してないレナスは首を傾げると、ジェイドがレナスに近づき、襟首をギュッと掴み、レナスを持ち上げる
「な、な、な、いきなり何するのよーー!」
「あぁ、これは捕虜として一緒に同行してもらっていますので、今はこの通り無害です」
「んにゃー!は、放してよー」
そう言い、足をバタバタとさせるレナス
「その辺にいる猫と大差ありませんので、ご安心を」
そう言うと、ジェイドは掴んでいた襟首をパッと放すと、レナスは床にぐしゃっと崩れ落ちる
「んにゃっ!!」
「神託の盾の関係者がいるなら、神託の盾騎士団を撤退させてはくれんか?」
老マクガヴァンがそう言うとジェイドはレナスに構わず、老マクガヴァンの問いに答える
「彼らの狙いは私たちです。私たちが街を離れれば、彼らも立ち去るでしょう」
「どういう事じゃ?」
「陛下の勅命ですので、詳しいことはお話できないのですよ。すみません」
グレン・マクガヴァンも老マクガヴァンも納得はしていない顔をして顔を見合せる
そしてマクガヴァン将軍は咳払いをしながら、レナスを一瞥しつつ、ジェイドに率直に聞く
「それでカーティス大佐。御用向きは?」
「あぁ、失礼。神託の盾の
「あれですか。⋯⋯⋯⋯失礼ながら念のため開封して、中を確認させてもらいましたよ」
そう言い、マクガヴァン将軍は懐から手紙を取りだし、ジェイドへ渡す
「結構ですよ。見られて困る事は書いてないはずですから」
ジェイドは渡された手紙に目を通すと、それをそのままルークへと差し出した
「どうやら半分はあなた宛のようです。どうぞ」
「アニスの手紙だろ?イオンならともかくなんで俺宛なんだよ」
そう言いながらも、手紙を受け取り中身を読むルーク
ティア、ガイも興味ありげにルークに近づき、手紙の中身を見ようと覗き込む
「あ!あたしも見たい!」
そしてレナスもそこへと混ざり込む
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
