5 決意
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無事にセントビナーの入口前まで来れたことで安堵したのもつかの間の事
「何で神託の盾兵騎士団がここに…」
ルークは街の入口に視線を向け、唖然としながら呟いた
ルーク達の行動を先読みしてるかのような、明らかにたまたま立ち寄った感じではない様子
しかも街には相当な数の兵がいたのだ
「タルタロスから一番近い街はこのセントビナーだからな。休息に立ち寄ると思ったんだろ」
茂みに隠れながらガイがそう言うとジェイドは意外そうな顔をした
「おや。ガイはキムラスカ人のわりにマルクトに土地勘があるようですね」
「卓上旅行が趣味なんだ」
「ふ~ん。卓上旅行でそこまで詳しくなれるもんだ?実際の地理と卓上ってなんか違わない?」
そう言うレナスにそうでもないよ、とガイは言って話を打ち切った
「ふーん⋯⋯⋯」
「レナス~どこいくんですか?」
素知らぬ様子で立ち上がり、歩き出そうとするレナスの肩を爽やかな笑みを向け、ジェイドがしっかりと掴む
「ちょっとぉ~御手洗いに~かなー?」
「おやおや、それはいけませんね~。捕虜なんですから勝手な行動は慎むように。それと逃げようとしても無駄ですよ」
「ジェイドの陰険ロン毛眼鏡~」
いつの間にか肩ではなく、腕をガシッと掴まれ動けないレナスは空いてる手で、ジェイドにあかんべえをしながら舌を出す
だが、そんな緩みきった空気を引き締めたのはティアの一言だった
「大佐、あれを…!」
ティアの視線の先を見ると皆、顔を強ばらせた
魔弾のリグレット、妖獸のアリエッタ、黒獅子ラルゴ、ここまではタルタロスにいたメンバーがいるではないか
そしてその中に、タルタロス内では見たことのない顔ぶれがあった
鳥の嘴のような仮面を付けた鮮やかな緑の髪の少年だった
皆、見つからないように固まってる中、ジェイドが口を開いた
「仕留めそうこないましたか…」
「残念だったわね~。ラルゴだって六神将だからね。そう簡単に殺られないわよ。……むぐっ」
いかにもしたり顔で言ってみせたレナスだったが、急にジェイドに口を塞がれる
「しっ!静かに」
レナスは突然ジェイドの手によって口を塞がれ1人苦しそうにもがいている
そんなレナスを無視し、一行は息を殺しながら六神将の様子を窺っている
「導師イオンは見つかったか?」
「いえ⋯どうやらセントビナーには訪れていないようです」
リグレットと兵が話しているのを聞いてアリエッタが、涙目で抱いているぬいぐるみに顔を埋めていた
「イオン様の周りにいる人たち、ママの仇…この仔たちが教えてくれたの。アリエッタはあの人達のこと、絶対許さない」
「仇………ねぇ…。なるほど」
見ていたルーク達は疑問符のようだったが、レナスがポソリと呟いたのは誰にも聞こえていなかった
「何で神託の盾兵騎士団がここに…」
ルークは街の入口に視線を向け、唖然としながら呟いた
ルーク達の行動を先読みしてるかのような、明らかにたまたま立ち寄った感じではない様子
しかも街には相当な数の兵がいたのだ
「タルタロスから一番近い街はこのセントビナーだからな。休息に立ち寄ると思ったんだろ」
茂みに隠れながらガイがそう言うとジェイドは意外そうな顔をした
「おや。ガイはキムラスカ人のわりにマルクトに土地勘があるようですね」
「卓上旅行が趣味なんだ」
「ふ~ん。卓上旅行でそこまで詳しくなれるもんだ?実際の地理と卓上ってなんか違わない?」
そう言うレナスにそうでもないよ、とガイは言って話を打ち切った
「ふーん⋯⋯⋯」
「レナス~どこいくんですか?」
素知らぬ様子で立ち上がり、歩き出そうとするレナスの肩を爽やかな笑みを向け、ジェイドがしっかりと掴む
「ちょっとぉ~御手洗いに~かなー?」
「おやおや、それはいけませんね~。捕虜なんですから勝手な行動は慎むように。それと逃げようとしても無駄ですよ」
「ジェイドの陰険ロン毛眼鏡~」
いつの間にか肩ではなく、腕をガシッと掴まれ動けないレナスは空いてる手で、ジェイドにあかんべえをしながら舌を出す
だが、そんな緩みきった空気を引き締めたのはティアの一言だった
「大佐、あれを…!」
ティアの視線の先を見ると皆、顔を強ばらせた
魔弾のリグレット、妖獸のアリエッタ、黒獅子ラルゴ、ここまではタルタロスにいたメンバーがいるではないか
そしてその中に、タルタロス内では見たことのない顔ぶれがあった
鳥の嘴のような仮面を付けた鮮やかな緑の髪の少年だった
皆、見つからないように固まってる中、ジェイドが口を開いた
「仕留めそうこないましたか…」
「残念だったわね~。ラルゴだって六神将だからね。そう簡単に殺られないわよ。……むぐっ」
いかにもしたり顔で言ってみせたレナスだったが、急にジェイドに口を塞がれる
「しっ!静かに」
レナスは突然ジェイドの手によって口を塞がれ1人苦しそうにもがいている
そんなレナスを無視し、一行は息を殺しながら六神将の様子を窺っている
「導師イオンは見つかったか?」
「いえ⋯どうやらセントビナーには訪れていないようです」
リグレットと兵が話しているのを聞いてアリエッタが、涙目で抱いているぬいぐるみに顔を埋めていた
「イオン様の周りにいる人たち、ママの仇…この仔たちが教えてくれたの。アリエッタはあの人達のこと、絶対許さない」
「仇………ねぇ…。なるほど」
見ていたルーク達は疑問符のようだったが、レナスがポソリと呟いたのは誰にも聞こえていなかった