5 決意
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(ばっかだな~あたし…レプリカなんて庇ってどうすんのよ…)
レナスは木に寄りかかり、腕の治癒していると思わぬ人物が現れる
「レナス……怪我、大丈夫‥か?………そのごめん…」
「⋯⋯⋯はぁ⋯1人にしてって言ったはずだけど?ま、別に…いいけど。少し掠っただけだし、いちいち気にすることじゃないわ……」
「でも!!」
「それに……」
レナスはルークの言葉を遮り、さらに言葉を続けた
「ルークの為に庇ったわけじゃないのよ⋯⋯⋯多分ただの自己満足…」
気にしないで…そう言うと薄く笑みを浮かべるレナス
ルークはいまいちレナスが何を言っているのか理解できずに困惑の表情を浮かべている
「ま、別に理解できなくていいよ。⋯⋯⋯あとそこに隠れてるのは誰?」
そう言ってレナスが茂みの奥に視線を送ると葉っぱがガサガサと動く
「す、すみません。なんだか取り込み中のようだったので、タイミングが見つけられなくて⋯」
「イオン、どうしたの?」
「ルークみんなが探していましたよ。あとレナスは少し僕とお話しませんか?」
「イオン…」
「ん?お前、イオンと知り合いか?」
「当たり前じゃん。同じローレライ教団にいるんだから面識あるに決まってるでしょ。てか、みんな探してんでしょ?一旦戻った方がいいんじゃない?」
「ちっ、しゃあねぇな…」
戻ったところで何を言われるか大方予想しているんだろう、ルークの顔は浮かない様子
「………ルーク…あたしは大丈夫だし、ほら、傷も残んないから平気。一応、軍人だしね。怪我するの怖がってちゃ、軍人なんて務まらないわ」
そうレナスが言うとルークにシッシッと追い払うように手を振った
ルークは俺は犬じゃねぇとボヤきながら、渋々みんなの元に向かっていった
「大丈夫ですか?」
「なにが?」
「あまり、らしくなかったので…」
レナスは体育座りで腕は頬ずえをつきながら気だるそうに答えた
視線だけをイオンに向けて気まぐれ、とだけ答えた彼女は口元のみ僅かに笑っていた
「そうですか…。ならいいんですが…顔が……」
「ん?…顔?」
なんのことか分からず眉間にしわを寄せる
「辛そうな…顔してたので…」
「………何言ってんの。そんなの気のせい、気のせい!それより、出発までまだ時間あるんだし、休んでたら?」
「そうですね。では、レナスも無理しないで下さいね‥?」
そう言い残し、イオンが去っても暫く、レナスはまだ肌寒い風に身を預けたままいた
レナスは木に寄りかかり、腕の治癒していると思わぬ人物が現れる
「レナス……怪我、大丈夫‥か?………そのごめん…」
「⋯⋯⋯はぁ⋯1人にしてって言ったはずだけど?ま、別に…いいけど。少し掠っただけだし、いちいち気にすることじゃないわ……」
「でも!!」
「それに……」
レナスはルークの言葉を遮り、さらに言葉を続けた
「ルークの為に庇ったわけじゃないのよ⋯⋯⋯多分ただの自己満足…」
気にしないで…そう言うと薄く笑みを浮かべるレナス
ルークはいまいちレナスが何を言っているのか理解できずに困惑の表情を浮かべている
「ま、別に理解できなくていいよ。⋯⋯⋯あとそこに隠れてるのは誰?」
そう言ってレナスが茂みの奥に視線を送ると葉っぱがガサガサと動く
「す、すみません。なんだか取り込み中のようだったので、タイミングが見つけられなくて⋯」
「イオン、どうしたの?」
「ルークみんなが探していましたよ。あとレナスは少し僕とお話しませんか?」
「イオン…」
「ん?お前、イオンと知り合いか?」
「当たり前じゃん。同じローレライ教団にいるんだから面識あるに決まってるでしょ。てか、みんな探してんでしょ?一旦戻った方がいいんじゃない?」
「ちっ、しゃあねぇな…」
戻ったところで何を言われるか大方予想しているんだろう、ルークの顔は浮かない様子
「………ルーク…あたしは大丈夫だし、ほら、傷も残んないから平気。一応、軍人だしね。怪我するの怖がってちゃ、軍人なんて務まらないわ」
そうレナスが言うとルークにシッシッと追い払うように手を振った
ルークは俺は犬じゃねぇとボヤきながら、渋々みんなの元に向かっていった
「大丈夫ですか?」
「なにが?」
「あまり、らしくなかったので…」
レナスは体育座りで腕は頬ずえをつきながら気だるそうに答えた
視線だけをイオンに向けて気まぐれ、とだけ答えた彼女は口元のみ僅かに笑っていた
「そうですか…。ならいいんですが…顔が……」
「ん?…顔?」
なんのことか分からず眉間にしわを寄せる
「辛そうな…顔してたので…」
「………何言ってんの。そんなの気のせい、気のせい!それより、出発までまだ時間あるんだし、休んでたら?」
「そうですね。では、レナスも無理しないで下さいね‥?」
そう言い残し、イオンが去っても暫く、レナスはまだ肌寒い風に身を預けたままいた