5 決意
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ジェイドもレナスと同じ位置を眇める
「えぇ、ゆっくり話している暇はなくなってしまいましたね。――――出てきたらどうです?」
薄闇の中、神託の盾兵 が5人、木の葉を分けて出てきた
「に、人間…」
レナス、ルーク以外の全員立ち上がり、武器を構えて戦闘態勢にはいる
ティアはルークを守るように前にでた
「ルーク下がって!あなたじゃ人は斬れないでしょう?!」
(…これが…ホントにアッシュのレプリカ?…まっ、育った環境の違いってヤツか?…)
そしてレナスはというと、自嘲的に笑い、ルーク達の様子を木の上に上り、1人高見の見物していた
神託の盾兵もレナスを認識しており、彼女に攻撃をすることはなかった
レナスは木の上から足をぶらぶら揺らしながら、呑気に戦いの様子を見ていると既に2人の神託の盾兵が倒されていた
(よっわ~。ホント駄目な奴らね。別に期待もしてなかったけどさ‥)
冷めた目で戦闘を眺めていると…まだ生き残っている神託の盾兵は標的を変え、鋭い切っ先をルークに向け走っていく
ルークはぎこちないながらも、なんとか剣をかわし、足払いをして神託の盾兵を地面に転がした
重たい鎧を着込んでいる為、兵は地面でもがくだけで、なかなか起き上がれずにいる
その様子を呆然と見ているだけのルークに怒鳴り声にも近い声がした
「ルーク、とどめを!!」
ジェイドがそう命じるとルークも後押しされるように、剣を振りかざす
(ふ~ん⋯殺っちゃう?)
ルークは剣を振り上げ、そのまま振り下ろすかのように見えたが⋯現実は手は震え、振り下ろすどころか手に持っているのさえままならない様子
「…う」
そんなことをしている間に兵は起き上がり、体制を立て直し、またルークに向かってゆく
いけない―そう思ったティア、ガイ、ジェイドは急いでフォローに向かう
だが、ルークと兵の距離は近すぎる
神託の盾兵が剣を振り上げたその時、皆が間に合わないと顔を顰めた
それと同時に小さな悲鳴が上がる
ルークは恐怖で目を閉じてしまっていたが、いくら待っても痛みはない
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
恐る恐る目を開けるとルークの目の前には先程まで戦闘を傍観していたレナスの後ろ姿が映った
「レナス!?」
ルークと一番距離の近いところにいたレナスは間に割って入り、相手の神託の盾兵を剣で貫いた
ルークを庇った時、レナスの腕からは大量の鮮血が宙を舞い、ボタボタと地面に落ち赤黒く染めた
当の本人はそんな傷を気にする様子もなく、冷たく言い放つ
「サヨナラ…役立たずな神託の盾兵さん…」
そうレナスが言い、突き刺さっていた剣を引き抜いた
「まったくもうちょっと粘りなさいよね」
「レナス!!血が⋯」
「あぁ、別にこの程度なら問題ないわ…自分で治癒できるから暫く1人にして」
ジェイドらが駆け寄ってきたが、レナスはそれをつっぱね1人離れたところへ歩いていった
「えぇ、ゆっくり話している暇はなくなってしまいましたね。――――出てきたらどうです?」
薄闇の中、
「に、人間…」
レナス、ルーク以外の全員立ち上がり、武器を構えて戦闘態勢にはいる
ティアはルークを守るように前にでた
「ルーク下がって!あなたじゃ人は斬れないでしょう?!」
(…これが…ホントにアッシュのレプリカ?…まっ、育った環境の違いってヤツか?…)
そしてレナスはというと、自嘲的に笑い、ルーク達の様子を木の上に上り、1人高見の見物していた
神託の盾兵もレナスを認識しており、彼女に攻撃をすることはなかった
レナスは木の上から足をぶらぶら揺らしながら、呑気に戦いの様子を見ていると既に2人の神託の盾兵が倒されていた
(よっわ~。ホント駄目な奴らね。別に期待もしてなかったけどさ‥)
冷めた目で戦闘を眺めていると…まだ生き残っている神託の盾兵は標的を変え、鋭い切っ先をルークに向け走っていく
ルークはぎこちないながらも、なんとか剣をかわし、足払いをして神託の盾兵を地面に転がした
重たい鎧を着込んでいる為、兵は地面でもがくだけで、なかなか起き上がれずにいる
その様子を呆然と見ているだけのルークに怒鳴り声にも近い声がした
「ルーク、とどめを!!」
ジェイドがそう命じるとルークも後押しされるように、剣を振りかざす
(ふ~ん⋯殺っちゃう?)
ルークは剣を振り上げ、そのまま振り下ろすかのように見えたが⋯現実は手は震え、振り下ろすどころか手に持っているのさえままならない様子
「…う」
そんなことをしている間に兵は起き上がり、体制を立て直し、またルークに向かってゆく
いけない―そう思ったティア、ガイ、ジェイドは急いでフォローに向かう
だが、ルークと兵の距離は近すぎる
神託の盾兵が剣を振り上げたその時、皆が間に合わないと顔を顰めた
それと同時に小さな悲鳴が上がる
ルークは恐怖で目を閉じてしまっていたが、いくら待っても痛みはない
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
恐る恐る目を開けるとルークの目の前には先程まで戦闘を傍観していたレナスの後ろ姿が映った
「レナス!?」
ルークと一番距離の近いところにいたレナスは間に割って入り、相手の神託の盾兵を剣で貫いた
ルークを庇った時、レナスの腕からは大量の鮮血が宙を舞い、ボタボタと地面に落ち赤黒く染めた
当の本人はそんな傷を気にする様子もなく、冷たく言い放つ
「サヨナラ…役立たずな神託の盾兵さん…」
そうレナスが言い、突き刺さっていた剣を引き抜いた
「まったくもうちょっと粘りなさいよね」
「レナス!!血が⋯」
「あぁ、別にこの程度なら問題ないわ…自分で治癒できるから暫く1人にして」
ジェイドらが駆け寄ってきたが、レナスはそれをつっぱね1人離れたところへ歩いていった