4 過去編(1)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「陛下入りますよ」
「いいぞ」
ジェイドがピオニーの部屋に入るとベットで布団に包まり、すやすやと寝息をたてるレナスがいた
「おや。遊び疲れて眠ってしまいましたか」
「あぁ。久々だったからな…‥2ヶ月くらいか?研究室に籠もってたのは?」
「そうですね…アレも何を考えているのでしょう…まだ幼い自分の子に対しての扱いとは思えませんね…」
ピオニーは少々、切なげな顔を浮かべ、一方ジェイドは眼鏡を押し上げ、その声音からは僅かに怒気を含んでいた
「相変わらずレナスのことについては黙りだしな」
2人が話していると、もぞもぞレナスの寝ている布団が動いている
「「‥?」」
「…ジェイド兄、…ピオ兄…」
被っていた布団を押しのけ、出てきたのは涙をいっぱいに目に溜めたレナス
「どうしたレナス?怖い夢でも見たか‥?」
ピオニーは優しい笑みでレナスを少しでも安心させようと抱きしめる
「…うん…。痛くて⋯怖い夢…」
「そうか…大丈夫だぞ。ここには俺やジェイドもいるからな」
「………」
レナスはピオニーの胸に顔をうめ、不安を拭いきれない様子で口をつぐんだ
どうしたもんかと2人は顔を合わせ、困り果てていると、部屋をノックする音がした
「取り込み中、失礼します。陛下、間もなく会議の時間です。直ぐにお部屋までお願いします」
入ってきたのはゼーゼマンあたりに頼まれたのであろう兵が伝言を伝えに来ていた
ピオニーはわかった、と返事をし、兵を下がらせると仕方なく、自身に張り付いて離れようとしないレナスを引き剥がした
「悪い。ジェイド、レナスを頼んだぞ。………俺だって会議なんかなかったら、ずっと付いててやりたかったんだからな!」
「……………ハァ」
ピオニーは捨て台詞を言い放ち、会議室へと消えていく
「…さぁ、もう少しおやすみなさい」
「ジェイド兄…も一緒に…寝てくれる?」
「私もですか?」
「だめ……?」
不安げな顔でみられたジェイドは自身の仕事もある為、一瞬迷ったが、次にレナスに向けた顔は穏やかなものだった
「かしこまりました。レナス姫様」
そう言ってレナスを抱き上げ、ベットまで運ぶ
ベットに入り込むとレナスは直ぐにジェイドに抱きつき、胸に顔を擦り寄せる
その様子はまるで子犬が親犬に愛情を求めて甘えているよう
「おやおや…」
ジェイドが頭を撫でてやれば、すぐに寝息が聞こえてきた
レナスはジェイドの髪をしっかり掴んでおり、離れることができなくなったジェイドは無論、レナスが起きるまで一緒にいた
「いいぞ」
ジェイドがピオニーの部屋に入るとベットで布団に包まり、すやすやと寝息をたてるレナスがいた
「おや。遊び疲れて眠ってしまいましたか」
「あぁ。久々だったからな…‥2ヶ月くらいか?研究室に籠もってたのは?」
「そうですね…アレも何を考えているのでしょう…まだ幼い自分の子に対しての扱いとは思えませんね…」
ピオニーは少々、切なげな顔を浮かべ、一方ジェイドは眼鏡を押し上げ、その声音からは僅かに怒気を含んでいた
「相変わらずレナスのことについては黙りだしな」
2人が話していると、もぞもぞレナスの寝ている布団が動いている
「「‥?」」
「…ジェイド兄、…ピオ兄…」
被っていた布団を押しのけ、出てきたのは涙をいっぱいに目に溜めたレナス
「どうしたレナス?怖い夢でも見たか‥?」
ピオニーは優しい笑みでレナスを少しでも安心させようと抱きしめる
「…うん…。痛くて⋯怖い夢…」
「そうか…大丈夫だぞ。ここには俺やジェイドもいるからな」
「………」
レナスはピオニーの胸に顔をうめ、不安を拭いきれない様子で口をつぐんだ
どうしたもんかと2人は顔を合わせ、困り果てていると、部屋をノックする音がした
「取り込み中、失礼します。陛下、間もなく会議の時間です。直ぐにお部屋までお願いします」
入ってきたのはゼーゼマンあたりに頼まれたのであろう兵が伝言を伝えに来ていた
ピオニーはわかった、と返事をし、兵を下がらせると仕方なく、自身に張り付いて離れようとしないレナスを引き剥がした
「悪い。ジェイド、レナスを頼んだぞ。………俺だって会議なんかなかったら、ずっと付いててやりたかったんだからな!」
「……………ハァ」
ピオニーは捨て台詞を言い放ち、会議室へと消えていく
「…さぁ、もう少しおやすみなさい」
「ジェイド兄…も一緒に…寝てくれる?」
「私もですか?」
「だめ……?」
不安げな顔でみられたジェイドは自身の仕事もある為、一瞬迷ったが、次にレナスに向けた顔は穏やかなものだった
「かしこまりました。レナス姫様」
そう言ってレナスを抱き上げ、ベットまで運ぶ
ベットに入り込むとレナスは直ぐにジェイドに抱きつき、胸に顔を擦り寄せる
その様子はまるで子犬が親犬に愛情を求めて甘えているよう
「おやおや…」
ジェイドが頭を撫でてやれば、すぐに寝息が聞こえてきた
レナスはジェイドの髪をしっかり掴んでおり、離れることができなくなったジェイドは無論、レナスが起きるまで一緒にいた
