4 過去編(1)
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「ここなら、ピオ兄にもなかなか見つからないだろうな」
今、レナスは武器倉庫にきていた
うんうんと腕を組んで自信満々に頷きながらレナスは目の前にある箱に跨って、中に入ってく
箱はレナスにちょうどいいサイズのもので、身体は中にすっぽりとおさまった
入り込んだ箱は武器を収納しておくもののようだが、今は何も入っておらず、ちょうど隠れ場所を探していたレナスの目に止まったわけだ
年齢8歳の割には小柄なレナスが入るのには十分過ぎるほどの大きさだった
レナスが隠れてから数十分が経った頃だろうか
人の気配はなく、段々不安になり、レナスは次第にそわそわしだす
「…まだ来ないな。……でも…このまま時間が止まっちゃえばいいのに…⋯。そしたら⋯研究室にも戻らなくていいもん⋯やだな、戻りたくないな…⋯‥ひゃっ!!」
刹那、足を抱えて座るレナスの身体がビクッと震える
ゴロゴロ
青白い光がピカッと光り、ゴロゴロと大きな唸り声をあげて窓ガラス越しにレナスを照らした
「か、雷…?!……きゃ!!――ッ…こ、怖い……」
身体を震わせながら、小さな身体を更に小さくして、ぎゅっと、自身を抱きしめる
やがて、雷の唸る音とともに、窓ガラスにうちつけられる雨音が聞こえてくると、部屋中は独特な湿気の匂いで充満した
雨のせいで気温が少し下がり、レナスは冷たくなってきた手を擦り合わせ、少しでも温まろうと手に息を吹きかける
「 ⋯なにか音がした?」
僅かな足音にレナスは気づき、体をこわばらせた時
ガチャリと戸の開く音がした
今、レナスは武器倉庫にきていた
うんうんと腕を組んで自信満々に頷きながらレナスは目の前にある箱に跨って、中に入ってく
箱はレナスにちょうどいいサイズのもので、身体は中にすっぽりとおさまった
入り込んだ箱は武器を収納しておくもののようだが、今は何も入っておらず、ちょうど隠れ場所を探していたレナスの目に止まったわけだ
年齢8歳の割には小柄なレナスが入るのには十分過ぎるほどの大きさだった
レナスが隠れてから数十分が経った頃だろうか
人の気配はなく、段々不安になり、レナスは次第にそわそわしだす
「…まだ来ないな。……でも…このまま時間が止まっちゃえばいいのに…⋯。そしたら⋯研究室にも戻らなくていいもん⋯やだな、戻りたくないな…⋯‥ひゃっ!!」
刹那、足を抱えて座るレナスの身体がビクッと震える
ゴロゴロ
青白い光がピカッと光り、ゴロゴロと大きな唸り声をあげて窓ガラス越しにレナスを照らした
「か、雷…?!……きゃ!!――ッ…こ、怖い……」
身体を震わせながら、小さな身体を更に小さくして、ぎゅっと、自身を抱きしめる
やがて、雷の唸る音とともに、窓ガラスにうちつけられる雨音が聞こえてくると、部屋中は独特な湿気の匂いで充満した
雨のせいで気温が少し下がり、レナスは冷たくなってきた手を擦り合わせ、少しでも温まろうと手に息を吹きかける
「 ⋯なにか音がした?」
僅かな足音にレナスは気づき、体をこわばらせた時
ガチャリと戸の開く音がした
