レナスとアッシュは足早に上の方へ移動してきた



2人は気配を消し、頭を低くして下の様子を垣間見ていると、レナスの予想は当たりリグレット達は追いつめられていた



「脱出したみたいだけど…しかもアリエッタ捕まっちゃってるし。なんか１人増えてない？」



死霊使いに槍を突きつけられているアリエッタ



それに先程までいなかったはずの金髪の青年が増えていた



「レナス…さっきの大丈夫なんだろうな？」



「さっきって…?煙幕のこと？大丈夫大丈夫」



そう言ってレナスは自作の煙幕に火を付け、空に向かって投げた



瞬間



ドカーン



爆発してしまった…



アッシュは今までの経験上、若干警戒していた為か爆風に堪えられていたが……………



レナスはというと



爆風に吹き飛ばされていた



「あんの馬鹿…どうしようもない屑だな…」



残されたアッシュは１人頭を抱えていた



｢ちっ、爆発物はあいつ自身だったのをすっかり忘れてた｣