12 交差する想い
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レナス達が中に入り込むと陸艦のハッチが閉まり、動き出す
ルーク達がただ呆然と見上げる姿をレナスは窓から眺める
「ねぇ、アッシュ⋯⋯⋯あ⋯⋯」
レナスが呼びかけるとアッシュも先程のレナス同様に彼らを見つめていた
でもただ見ているだけ⋯という顔でもない
(アッシュずっとあの金髪の子を見てる…?もしかして⋯あの子がルークの…アッシュの婚約者?)
しばらく彼らの姿が見えなくなるまでアッシュは窓から一行を見ていた
レナスが何となく声をかけられずにいると、背後からそんな姿を嘲笑うような声が聞こえて、アッシュとレナスは後ろを振り返った
「羨ましいのかい?くくく…でもあの言い様は未練がましいんじゃない?」
シンクが嫌味たっぷりに笑う
「っるせぇっ!!!ちっ…おいっ!レナス!!あとで俺のいる部屋まで来い!」
シンクに怒鳴るとアッシュは兵からタオルを受け取り、用意された部屋へ行ってしまった
「あ⋯⋯⋯行っちゃった⋯」
(そういえば⋯アッシュに完全同位体の件、話すって言ってたのに何か話そびれちゃってたな…。あの様子だと話すタイミングあるかな)
「で、あんたはいつまでつっ立てんの?」
「ふぇ!?」
いつもならすぐにアッシュの後ろを追いかけるレナスがいつまでも呆然と立ち尽くしてたものだから、シンクも疑問に思い声をかける
そしてレナスの心情を察してなのか、敢えて意地悪そうに鼻で笑いながら言う
「…………あいつの婚約者だったナタリア姫が気になる?」
「⋯⋯⋯ナ、ナタリア姫って⋯」
核心をついた言葉に、この時ばかりはレナスにも動揺が思わず顔に出た
「当たり…だね。アンタが見ていた金髪の女だよ。ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア。このキムラスカ王国の王女さ。くだらないこと考えてないでアンタもさっさと着替えてきたら」
「……い、…言われなくてもそうするもん…」
ぷぃっ、とシンクから顔を逸らし、レナスも広い艦内へ消えていった
ルーク達がただ呆然と見上げる姿をレナスは窓から眺める
「ねぇ、アッシュ⋯⋯⋯あ⋯⋯」
レナスが呼びかけるとアッシュも先程のレナス同様に彼らを見つめていた
でもただ見ているだけ⋯という顔でもない
(アッシュずっとあの金髪の子を見てる…?もしかして⋯あの子がルークの…アッシュの婚約者?)
しばらく彼らの姿が見えなくなるまでアッシュは窓から一行を見ていた
レナスが何となく声をかけられずにいると、背後からそんな姿を嘲笑うような声が聞こえて、アッシュとレナスは後ろを振り返った
「羨ましいのかい?くくく…でもあの言い様は未練がましいんじゃない?」
シンクが嫌味たっぷりに笑う
「っるせぇっ!!!ちっ…おいっ!レナス!!あとで俺のいる部屋まで来い!」
シンクに怒鳴るとアッシュは兵からタオルを受け取り、用意された部屋へ行ってしまった
「あ⋯⋯⋯行っちゃった⋯」
(そういえば⋯アッシュに完全同位体の件、話すって言ってたのに何か話そびれちゃってたな…。あの様子だと話すタイミングあるかな)
「で、あんたはいつまでつっ立てんの?」
「ふぇ!?」
いつもならすぐにアッシュの後ろを追いかけるレナスがいつまでも呆然と立ち尽くしてたものだから、シンクも疑問に思い声をかける
そしてレナスの心情を察してなのか、敢えて意地悪そうに鼻で笑いながら言う
「…………あいつの婚約者だったナタリア姫が気になる?」
「⋯⋯⋯ナ、ナタリア姫って⋯」
核心をついた言葉に、この時ばかりはレナスにも動揺が思わず顔に出た
「当たり…だね。アンタが見ていた金髪の女だよ。ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア。このキムラスカ王国の王女さ。くだらないこと考えてないでアンタもさっさと着替えてきたら」
「……い、…言われなくてもそうするもん…」
ぷぃっ、とシンクから顔を逸らし、レナスも広い艦内へ消えていった
