12 交差する想い
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お風呂から上がると、アッシュは起きていて既に出発の準備をしていた
「早く準備しろ。置いてくぞ」
「え~!もう?待ってよ~!肉…食べたかった…」
急かされるとレナスも愛剣の双剣を腰に掛け、身支度を済ませた
「港だったな」
「うん!――あ、やだなぁ。雨降ってる~」
ふと、レナスが見上げた空にはグレーに染まってる雲から雨がしとしと降っていた
「せっかくシャワー浴びたのに~」
「昨日入らなかったお前が悪い」
「ぶぅ~」
宿を出ると、思ったより雨が降っており、2人からは溜め息が漏れた
「昨日フード被ってきて良かったね…」
「気休め程度にしかならねぇがな。行くぞ」
フードを被り2人は走った
漆黒の翼との待ち合わせ場所まで
走ったせいか、前の方だけはしっかり濡れていた
「うぇ~結局ビショビショ…。気持ち悪~い…ねぇ、フード捨てていい?」
「まぁ、ここまでくればもういいだろ」
「やった!」
2人はフードを脱ぎ捨て少し進んだ先には、赤い目立つ服のノワールの姿を見つけた
「あらん、あんたたち傘も持たずに来たのかい」
傘をさすノワールの隣にはイオンもいた
「レナス…」
「イオンごめんね。一応、命令だからさ」
「あれか」
アッシュが見る数メートル先にマルクトから奪った陸鑑を確認した
そして懐から取り出したものをノワールに差し出す
「確かに。じゃ、報酬も貰ったし、失礼するよ」
さっさと立ち去るノワール達を一瞥してから、レナスはイオンの背を軽く押した
「イオンここじゃ濡れるし、行こう」
「…はい」
「早く準備しろ。置いてくぞ」
「え~!もう?待ってよ~!肉…食べたかった…」
急かされるとレナスも愛剣の双剣を腰に掛け、身支度を済ませた
「港だったな」
「うん!――あ、やだなぁ。雨降ってる~」
ふと、レナスが見上げた空にはグレーに染まってる雲から雨がしとしと降っていた
「せっかくシャワー浴びたのに~」
「昨日入らなかったお前が悪い」
「ぶぅ~」
宿を出ると、思ったより雨が降っており、2人からは溜め息が漏れた
「昨日フード被ってきて良かったね…」
「気休め程度にしかならねぇがな。行くぞ」
フードを被り2人は走った
漆黒の翼との待ち合わせ場所まで
走ったせいか、前の方だけはしっかり濡れていた
「うぇ~結局ビショビショ…。気持ち悪~い…ねぇ、フード捨てていい?」
「まぁ、ここまでくればもういいだろ」
「やった!」
2人はフードを脱ぎ捨て少し進んだ先には、赤い目立つ服のノワールの姿を見つけた
「あらん、あんたたち傘も持たずに来たのかい」
傘をさすノワールの隣にはイオンもいた
「レナス…」
「イオンごめんね。一応、命令だからさ」
「あれか」
アッシュが見る数メートル先にマルクトから奪った陸鑑を確認した
そして懐から取り出したものをノワールに差し出す
「確かに。じゃ、報酬も貰ったし、失礼するよ」
さっさと立ち去るノワール達を一瞥してから、レナスはイオンの背を軽く押した
「イオンここじゃ濡れるし、行こう」
「…はい」
