12 交差する想い
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「でもちょうど良かった。伝えておきたい事があったんだ」
「何?合流場所なら明朝に港でしょ?」
「それとは別件さ。⋯⋯⋯アンタらが何をしようと勝手だけど⋯大人しくヴァンに従っといた方がいいと思うけど」
「⋯⋯⋯だからこうして従ってイオン奪還の任務をしようとしてるじゃない」
「⋯⋯⋯ふーん。ま、僕は忠告はしたからね」
「余計なお世話よ」
「じゃ、明朝⋯⋯頼んだよ。僕も暇じゃないんだ」
そう言い残すと、シンクはあっという間にその場から姿を消す
残ったレナスは深く息を吐き、呟く
「ハァ⋯思わぬところで時間を取られちゃったわね。これじゃあ、アッシュを追いかけるのは難しいか⋯」
レナスはこれ以上はアッシュを探すのは困難と判断し、諦めて宿に戻る事にした
宿に戻るとフードを床に投げ捨てるようにしてから真っ先にベットに倒れ込む
うつ伏せになり、枕に顔を埋め込むレナス
(⋯⋯⋯⋯アッシュはどんな気持ちでバチカルに戻ってきたのかな⋯)
「アッシュ⋯⋯ごめ⋯んね」
レナスはそのまま呟くと旅の疲れからかそのままウトウト微睡んでいった
レナスが宿に戻り、しばらくしてから静かな宿の一室にドアの開く音がした
アッシュだった
時間は夕刻
空はすっかりオレンジ色に染まっていた
「レナス、寝てるのか?」
大きなベットに小さく猫のように丸まっているレナスを確認したアッシュ
アッシュはフードを脱ぐと、レナスの寝るベットへ腰掛けて丸まるレナスの顔を覗き込んだ
眠るレナスの顔に一粒の雫を見つけた
それはレナスの目の端にポツンとあった
「また、くだらねぇこと考えやがって…」
目の端に溜まった雫をアッシュは手で拭ってやる
頬にもうっすらとだが、涙が伝った跡があった
「……ごめん‥なさい」
「!!………寝言か…驚かせやがって。もう過ぎたことなのにいつまで引きずるつもりなんだ…まったく…このバカが…」
「何?合流場所なら明朝に港でしょ?」
「それとは別件さ。⋯⋯⋯アンタらが何をしようと勝手だけど⋯大人しくヴァンに従っといた方がいいと思うけど」
「⋯⋯⋯だからこうして従ってイオン奪還の任務をしようとしてるじゃない」
「⋯⋯⋯ふーん。ま、僕は忠告はしたからね」
「余計なお世話よ」
「じゃ、明朝⋯⋯頼んだよ。僕も暇じゃないんだ」
そう言い残すと、シンクはあっという間にその場から姿を消す
残ったレナスは深く息を吐き、呟く
「ハァ⋯思わぬところで時間を取られちゃったわね。これじゃあ、アッシュを追いかけるのは難しいか⋯」
レナスはこれ以上はアッシュを探すのは困難と判断し、諦めて宿に戻る事にした
宿に戻るとフードを床に投げ捨てるようにしてから真っ先にベットに倒れ込む
うつ伏せになり、枕に顔を埋め込むレナス
(⋯⋯⋯⋯アッシュはどんな気持ちでバチカルに戻ってきたのかな⋯)
「アッシュ⋯⋯ごめ⋯んね」
レナスはそのまま呟くと旅の疲れからかそのままウトウト微睡んでいった
レナスが宿に戻り、しばらくしてから静かな宿の一室にドアの開く音がした
アッシュだった
時間は夕刻
空はすっかりオレンジ色に染まっていた
「レナス、寝てるのか?」
大きなベットに小さく猫のように丸まっているレナスを確認したアッシュ
アッシュはフードを脱ぐと、レナスの寝るベットへ腰掛けて丸まるレナスの顔を覗き込んだ
眠るレナスの顔に一粒の雫を見つけた
それはレナスの目の端にポツンとあった
「また、くだらねぇこと考えやがって…」
目の端に溜まった雫をアッシュは手で拭ってやる
頬にもうっすらとだが、涙が伝った跡があった
「……ごめん‥なさい」
「!!………寝言か…驚かせやがって。もう過ぎたことなのにいつまで引きずるつもりなんだ…まったく…このバカが…」
