11 奪還すべきもの
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露天での買い物を済ませた後は足早に酒場までやって来た2人
その酒場は古びていて、所々に壁面の木の板が剥がれ、そこからは年月の経過を窺わせる
地面の砂が舞い散るせいで辺りは砂にまみれていてより一層ボロくも見えた
そんな酒場の扉を開くとまず目に入ってきたのは、ディストに負けじと真っ赤な服の派手な女
服に合わせてなのかルージュも見事な赤
そしてそんな派手な女に似つかわしくない仲間が2人
小太りの男、それに対称的な細い男の2人だった
レナスの第一印象は変な格好の奴らがいるな
そんなことを思っているとアッシュはそいつらに話しかけた
「おい、仕事だ」
「おやおや、人使いの荒い坊やだこと」
「死霊使いと一緒にいる導師イオンを捕らえろ」
「ふぅん。まぁいいけど。そいつらどこにいるか分かるのかい?」
「船でここケセドニアに向かってる途中のはずよ。目的地がバチカルだからね」
「おや、あんたは?坊やの彼女かい?」
ここで漸く真っ赤な服を纏った女がレナスの存在に気付く
「ち、違うわよっ!あたしは特務師団長補佐!それにアッシュにはちゃんと――――むぐっ――」
婚約者がいる
そう言おうとしたところでレナスの背後から手が伸び、レナスの口を覆った
「屑が!余計なことペラペラ喋んなくていんだよ!!」
「む――――っ!!」
咄嗟のことと背後からというのもあり、アッシュの手はレナスの鼻と口を丸々と覆ってしまっている
苦しそうにもがくレナスに気付かず、アッシュは構わず話を続ける
「バチカルで待ち伏せてイオンだけを奪え。待ち合わせ場所は酒場だ。そこでまた導師の引き渡し場所について話す」
そして更にもがき苦しむレナスを無視して話を続けていると赤い服の女は呆れたように言った
「仕事の内容は分かったけど、あんたの連れ。真っ青になってるよ⋯」
「~~~~むーーー」
その酒場は古びていて、所々に壁面の木の板が剥がれ、そこからは年月の経過を窺わせる
地面の砂が舞い散るせいで辺りは砂にまみれていてより一層ボロくも見えた
そんな酒場の扉を開くとまず目に入ってきたのは、ディストに負けじと真っ赤な服の派手な女
服に合わせてなのかルージュも見事な赤
そしてそんな派手な女に似つかわしくない仲間が2人
小太りの男、それに対称的な細い男の2人だった
レナスの第一印象は変な格好の奴らがいるな
そんなことを思っているとアッシュはそいつらに話しかけた
「おい、仕事だ」
「おやおや、人使いの荒い坊やだこと」
「死霊使いと一緒にいる導師イオンを捕らえろ」
「ふぅん。まぁいいけど。そいつらどこにいるか分かるのかい?」
「船でここケセドニアに向かってる途中のはずよ。目的地がバチカルだからね」
「おや、あんたは?坊やの彼女かい?」
ここで漸く真っ赤な服を纏った女がレナスの存在に気付く
「ち、違うわよっ!あたしは特務師団長補佐!それにアッシュにはちゃんと――――むぐっ――」
婚約者がいる
そう言おうとしたところでレナスの背後から手が伸び、レナスの口を覆った
「屑が!余計なことペラペラ喋んなくていんだよ!!」
「む――――っ!!」
咄嗟のことと背後からというのもあり、アッシュの手はレナスの鼻と口を丸々と覆ってしまっている
苦しそうにもがくレナスに気付かず、アッシュは構わず話を続ける
「バチカルで待ち伏せてイオンだけを奪え。待ち合わせ場所は酒場だ。そこでまた導師の引き渡し場所について話す」
そして更にもがき苦しむレナスを無視して話を続けていると赤い服の女は呆れたように言った
「仕事の内容は分かったけど、あんたの連れ。真っ青になってるよ⋯」
「~~~~むーーー」
