8 火の封印
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「ただいま、集めてきたわよ」
「ありがとう、レナス。今ジーニアスが食事の支度をしてるわ。薪に火をおこしておいてくれるかしら?」
「わかったわ。それにしても、ジーニアスって料理もできるのね」
「えぇ、私は仕事で遅くなってしまったりしてたから、家事はなにかとあの子がね…」
リフィルは少し苦笑いしながら、食事の準備をしているジーニアスを眺めながら言った
「へぇ、いいわね‥姉想いで」
「レナスはご兄弟は…「火おこせた―?」
話の最中、呼びかけ声に遮られ、リフィルとレナスは動きを止め声の主の方を見る
その視線の先にいたのはジーニアス
「火の方はまだ少し小さいけど、大丈夫だと思うわ」
「ありがと、レナス。じゃあ、出来るまでゆっくりしててよ」
「じゃあ、お言葉に甘えて。リフィルまたあとでね」
「えぇ」
レナスは野宿してる場所より少し離れたところにやってくると、そこに両膝を抱えて座り込む
そして天を仰ぐと、夜空には星が瞬いていて、それはまるで万華鏡のよう
(あ~ぁ…、こんなに眺めがいいなら、お酒⋯ユアンとこでがめてくれば良かった。こんなとこに酒場なんてないし、残念)
(………はぁ…そういえばゼロスは、今頃何してるんだろう…)
そっと右耳にしているダイヤのピアスに触れ、物思いにふける
「レナス―!ご飯出来たよ」
ジーニアスの呼びかけにレナスは反応し立ち上がると、みんなのいる野営地に戻って行った
野営地に戻るとそこには既に温かそうな夕食が用意されていた
「ん、美味しい…このマーボーカレー!」
「だろ~。ジーニアスの作る飯、美味いんだぜ」
「ん―。でももうひと味欲しいかな」
「うわ~、やっぱり?」
「何でだ?」
「んもう!ロイド味オンチなんじゃないの?」
「なんだと」
ロイドを無視し、ジーニアスはがっくりした様子で話を続けた
「材料が足りなくて狙ってた味が出せなかったんだよ」
「ふふ、でも美味しいのは本当。まさか野営でこんなに美味しいご飯が食べれるなんて思わなかったわ。今度は自信作も楽しみにしてるわね」
「うん!まかせてよ」
和やかに食事は終わると思われたが、コレットの様子が思わしくない…
「けほっ…けほっ…」
食べ物を口に入れてもすぐ咳き込んでしまっている
「コレットいつもより全然食ってないじゃないか?まだ具合悪いか?」
「ううん。あんまりお腹減らなくて…ちょっと、散歩して来るね」
「俺も行こうか?」
「ありがと、でも1人で平気だよ。じゃあ」
「やーい、ふられてやんの―」
「うるせぇ」
「…………天使化…か」
ポツリとレナスが呟いた言葉はクラトスにしか聞こえていなかった
「ありがとう、レナス。今ジーニアスが食事の支度をしてるわ。薪に火をおこしておいてくれるかしら?」
「わかったわ。それにしても、ジーニアスって料理もできるのね」
「えぇ、私は仕事で遅くなってしまったりしてたから、家事はなにかとあの子がね…」
リフィルは少し苦笑いしながら、食事の準備をしているジーニアスを眺めながら言った
「へぇ、いいわね‥姉想いで」
「レナスはご兄弟は…「火おこせた―?」
話の最中、呼びかけ声に遮られ、リフィルとレナスは動きを止め声の主の方を見る
その視線の先にいたのはジーニアス
「火の方はまだ少し小さいけど、大丈夫だと思うわ」
「ありがと、レナス。じゃあ、出来るまでゆっくりしててよ」
「じゃあ、お言葉に甘えて。リフィルまたあとでね」
「えぇ」
レナスは野宿してる場所より少し離れたところにやってくると、そこに両膝を抱えて座り込む
そして天を仰ぐと、夜空には星が瞬いていて、それはまるで万華鏡のよう
(あ~ぁ…、こんなに眺めがいいなら、お酒⋯ユアンとこでがめてくれば良かった。こんなとこに酒場なんてないし、残念)
(………はぁ…そういえばゼロスは、今頃何してるんだろう…)
そっと右耳にしているダイヤのピアスに触れ、物思いにふける
「レナス―!ご飯出来たよ」
ジーニアスの呼びかけにレナスは反応し立ち上がると、みんなのいる野営地に戻って行った
野営地に戻るとそこには既に温かそうな夕食が用意されていた
「ん、美味しい…このマーボーカレー!」
「だろ~。ジーニアスの作る飯、美味いんだぜ」
「ん―。でももうひと味欲しいかな」
「うわ~、やっぱり?」
「何でだ?」
「んもう!ロイド味オンチなんじゃないの?」
「なんだと」
ロイドを無視し、ジーニアスはがっくりした様子で話を続けた
「材料が足りなくて狙ってた味が出せなかったんだよ」
「ふふ、でも美味しいのは本当。まさか野営でこんなに美味しいご飯が食べれるなんて思わなかったわ。今度は自信作も楽しみにしてるわね」
「うん!まかせてよ」
和やかに食事は終わると思われたが、コレットの様子が思わしくない…
「けほっ…けほっ…」
食べ物を口に入れてもすぐ咳き込んでしまっている
「コレットいつもより全然食ってないじゃないか?まだ具合悪いか?」
「ううん。あんまりお腹減らなくて…ちょっと、散歩して来るね」
「俺も行こうか?」
「ありがと、でも1人で平気だよ。じゃあ」
「やーい、ふられてやんの―」
「うるせぇ」
「…………天使化…か」
ポツリとレナスが呟いた言葉はクラトスにしか聞こえていなかった
