一行は地上へと戻ると同時に天使化が始まり、その影響で急にコレットの体調が悪化



コレットは地に膝をついてしまい、辛そうにしていた



ジーニアスは自分が調子に乗って羽根を出させたりしたからだって落ち込む姿があった



そんな中、クラトスは先程の天使の言葉を思い出せと冷静に言う



天使レミエルが言っていた言葉“一夜限り苦しみが伴う”というのを皆、思い出し、一夜ここで野宿をすることになった



コレットは安静にしてもらい、他は各自、分担し野営の準備を行う事になった



「あたしは薪になる枝を集めてくるわね」



レナスは１人薪を集めるといい、みんなから離れた森に来ていた



野営地からだいぶ離れたところまでやってくるとそこで漸くレナスはその足を止める



「ここら辺ならクラトスにも悟られないかな」



レナスは懐から取り出したのはバングル型の通信機、スイッチを入れ相手の名を呼びかける



『ユアン……。レナスよ』



『レナスか、どうだそちらの方は?』



『第一の火の封印は解放したわよ。次は…水の封印｡ソダ間欠泉みたい』



『そうか…わかった。報告ご苦労だった』



『はいはい。じゃ、また適当に連絡するわ』



そういって通信機のスイッチをoffにし、今度は胸元にはしまわず、バングルを腕にはめた



「さって、報告も終えたし薪拾ってくかぁ～」



グッと両手を上空に向け伸ばし、気持ちを切り替えて薪になりそうなものを拾い始める