7 過去編(2)
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レナスは強い光に包まれたかと思えば、あっという間に知らぬ場所にきていた
「ここは…?」
「デリス・カーラーン。クルシスの本部のようなものだ」
辺りを見渡せば、天使ばかり
ユグドラシルの言うことにレナスは納得するしかなかった
「ついてこい」
ユグドラシルについて長い通路を少し歩いてゆくとある部屋に案内された
「……………」
「……………」
その部屋には見た目20半ばくらいの男性が2人いた
青い髪で長髪の男に鳶色の髪の男は訝しげにし、明らかにこちらの様子を窺っており無言
困惑するレナスは、探るような視線に耐えきれずユグドラシルの後ろに身を隠すが、ユグドラシルは部屋にいる男達の無遠慮な視線なんて気にもとめず、その男達の名を呼ぶ
「クラトス、ユアンこの娘の面倒を頼んだ」
「おい!ミトス!どういうことだ!?」
青い髪の男が声を荒げる
「………⋯⋯⋯⋯」
鳶色の髪の男は相変わらず無言でレナスの方を見ているだけ
「あ‥あの…」
ユグドラシルも部屋から出ていってしまい、1人残されたレナスはどうしていいかわからず、おどおどしてると鳶色の男が話しかけてきた
「……年はいくつだ?」
「6歳…」
「ミトスの奴何を考えているんだ!」
「……力」
「「力?」」
クラトス、ユアンと呼ばれた者らは疑問符でレナスの方を見る
「力を貸してくれるって……」
「…話は後で聞こう。それより先に身体を洗い流して着替えてこい。話はそれからだ」
「‥そうだな」
レナスはなぜという顔をしていたのかクラトスが言葉を続けた
「怪我はしてないようだな⋯。泣いていたのか?目が赤い」
クラトスは視線を合わせるように、しゃがみ込んで言った
レナスはハッとして自身に付着している祖母の血痕を見て呟いた
「あ……こ、これは…その⋯ご、ごめんなさい」
「謝ることではない。ミトスが連れていたということは少なからず何か訳ありだろう」
クラトスは優しい声でそう言うと浴室へ行くようレナスを促す
案内された浴室に行き、シャワーを浴びて浴槽に浸かりながらレナスの瞳から涙がこぼれ落ち、浴槽のお湯が小さく波を打つ
しかし、クラトスに泣いていたのか?と言われた言葉を思い出し、湯船に顔を沈めるレナス
ブクブク…
ブクブク…
ブクブク……………むぐ
「げほっ!けほっけほ」
(ゼロス…会いたいよ…)
「♪~~」
悲しみを紛らわす為にレナスは歌を口ずさむ
綺麗な透き通った声が浴室に反響する
その頃のクラトスとユアンは⋯
「ミトスはあんな子供を連れてきてどうするつもりなんだ」
「ユアン、落ち着け。先ずはあの娘に話を聞いてみないと何もわからん」
「それは、そうだが…」
~~♪
♪~
「歌?あの娘が歌ってるか?」
「だろうな。だが、この歌なにか⋯」
「違和感…か?」
「あぁ、それも聞いてみるしかあるまい」
「ここは…?」
「デリス・カーラーン。クルシスの本部のようなものだ」
辺りを見渡せば、天使ばかり
ユグドラシルの言うことにレナスは納得するしかなかった
「ついてこい」
ユグドラシルについて長い通路を少し歩いてゆくとある部屋に案内された
「……………」
「……………」
その部屋には見た目20半ばくらいの男性が2人いた
青い髪で長髪の男に鳶色の髪の男は訝しげにし、明らかにこちらの様子を窺っており無言
困惑するレナスは、探るような視線に耐えきれずユグドラシルの後ろに身を隠すが、ユグドラシルは部屋にいる男達の無遠慮な視線なんて気にもとめず、その男達の名を呼ぶ
「クラトス、ユアンこの娘の面倒を頼んだ」
「おい!ミトス!どういうことだ!?」
青い髪の男が声を荒げる
「………⋯⋯⋯⋯」
鳶色の髪の男は相変わらず無言でレナスの方を見ているだけ
「あ‥あの…」
ユグドラシルも部屋から出ていってしまい、1人残されたレナスはどうしていいかわからず、おどおどしてると鳶色の男が話しかけてきた
「……年はいくつだ?」
「6歳…」
「ミトスの奴何を考えているんだ!」
「……力」
「「力?」」
クラトス、ユアンと呼ばれた者らは疑問符でレナスの方を見る
「力を貸してくれるって……」
「…話は後で聞こう。それより先に身体を洗い流して着替えてこい。話はそれからだ」
「‥そうだな」
レナスはなぜという顔をしていたのかクラトスが言葉を続けた
「怪我はしてないようだな⋯。泣いていたのか?目が赤い」
クラトスは視線を合わせるように、しゃがみ込んで言った
レナスはハッとして自身に付着している祖母の血痕を見て呟いた
「あ……こ、これは…その⋯ご、ごめんなさい」
「謝ることではない。ミトスが連れていたということは少なからず何か訳ありだろう」
クラトスは優しい声でそう言うと浴室へ行くようレナスを促す
案内された浴室に行き、シャワーを浴びて浴槽に浸かりながらレナスの瞳から涙がこぼれ落ち、浴槽のお湯が小さく波を打つ
しかし、クラトスに泣いていたのか?と言われた言葉を思い出し、湯船に顔を沈めるレナス
ブクブク…
ブクブク…
ブクブク……………むぐ
「げほっ!けほっけほ」
(ゼロス…会いたいよ…)
「♪~~」
悲しみを紛らわす為にレナスは歌を口ずさむ
綺麗な透き通った声が浴室に反響する
その頃のクラトスとユアンは⋯
「ミトスはあんな子供を連れてきてどうするつもりなんだ」
「ユアン、落ち着け。先ずはあの娘に話を聞いてみないと何もわからん」
「それは、そうだが…」
~~♪
♪~
「歌?あの娘が歌ってるか?」
「だろうな。だが、この歌なにか⋯」
「違和感…か?」
「あぁ、それも聞いてみるしかあるまい」
