7 過去編(2)
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まだ温もりが残る祖母の死体を目の前にレナスの心にどす黒い憎悪がとめどなく湧き上がってきた
きっとこの事は綺麗になかったかのようにシルヴィス家の力で処理されてしまうのだろう
なかったことにされてしまう
ユルセナイ…ユルセナイ
ふとレナスの頭の中に言葉が浮かんでくる
これはなに?
詩… ?
自然と頭に思い浮かんできたのは咎唄 の歌詞
シルヴィスの血を濃く受け継いだレナスは本能的にこれが咎唄 と分かった
唄ってしまいたかった
だが、もっと…もっと苦しめてから…
力が欲しい…
あの人達に復讐できる力が…
そう、心の底から願った時
「力を欲っするか?」
「だ、誰!!?」
「私はユグドラシル。クルシスを統べるもの」
声がすると思ったら眩い光がレナスを照らす
眩しくて目を閉じてしまい、うっすらその瞳を開くとそこに現れたのは金色の髪に羽の生えた男がいた
「…天使?」
「力が欲しいのか?力を貸してやってもいい」
「ほ、本当…?」
「勿論だ。おまえの能力は興味がある…シルヴィスの血を濃く受け継ぐ者よ」
「…能力?」
「シルヴィス家の銀髪の女のみに扱える力だ。そこにいる夫人に用があったのだが、既に事切れていたから諦めようとしたが、運良くその血を継ぐ者がいるとはな」
「…あたしは⋯⋯まだおばあ様のように唄の力を使うことはできません」
「それでもいい。その憎悪がお前の糧となるだろう。直に唄えるようになる」
ユグドラシルはニヤリと笑いレナスに手を差し伸べる
息をのみ震える手でレナスはその手を取り2人共、光の中に消えてゆく
きっとこの事は綺麗になかったかのようにシルヴィス家の力で処理されてしまうのだろう
なかったことにされてしまう
ユルセナイ…ユルセナイ
ふとレナスの頭の中に言葉が浮かんでくる
これはなに?
詩… ?
自然と頭に思い浮かんできたのは
シルヴィスの血を濃く受け継いだレナスは本能的にこれが
唄ってしまいたかった
だが、もっと…もっと苦しめてから…
力が欲しい…
あの人達に復讐できる力が…
そう、心の底から願った時
「力を欲っするか?」
「だ、誰!!?」
「私はユグドラシル。クルシスを統べるもの」
声がすると思ったら眩い光がレナスを照らす
眩しくて目を閉じてしまい、うっすらその瞳を開くとそこに現れたのは金色の髪に羽の生えた男がいた
「…天使?」
「力が欲しいのか?力を貸してやってもいい」
「ほ、本当…?」
「勿論だ。おまえの能力は興味がある…シルヴィスの血を濃く受け継ぐ者よ」
「…能力?」
「シルヴィス家の銀髪の女のみに扱える力だ。そこにいる夫人に用があったのだが、既に事切れていたから諦めようとしたが、運良くその血を継ぐ者がいるとはな」
「…あたしは⋯⋯まだおばあ様のように唄の力を使うことはできません」
「それでもいい。その憎悪がお前の糧となるだろう。直に唄えるようになる」
ユグドラシルはニヤリと笑いレナスに手を差し伸べる
息をのみ震える手でレナスはその手を取り2人共、光の中に消えてゆく
