7 過去編(2)
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それぞれ案内されお風呂に入り、一緒に食事をした後、レナスはゼロスの私室に来ていた
「ねぇ、ゼロス⋯あたし本当にここにいていいのかな‥」
「いいに決まってるだろ!…⋯それより⋯なぁレナス、今日渡したダイヤの欠片出して」
「あ、うん」
レナスはポケットからハンカチを取り出すとそれをゼロスの前で広げる
そこにはゼロスから貰ったダイヤの欠片が小さく輝いている
「これ、ピアスにしないか?両耳は無理だけど片耳ずつにさ!前にメイドが話してたんだ。加工して婚約者とお揃いにしたんだって」
「ピアス…?」
「うん。すぐには無理だけど、もう少し大人になったら」
「…うん!じゃあ、それまで大切にするね!」
大切に大切に小さなダイヤモンドの欠片を握りしめて幼い2人は幸せな未来を夢見て誓い合う
ゼロスがレナスのおでこにコツンと自分のおでこをくっつける
「ゼロス…?」
「約束だよ」
ゼロスは小指を差し出すとレナスも自分の小指をしっかり絡める
“大好き”
2人共この幸せな時間がずっと続けばいいと…
そう願った
そしてレナスがワイルダー家に来て半年が経っていた頃…
早朝からドンドンと不躾なノックの音が響くと執事のセバスチャンが出迎えに向かう
「はい。なんでございましょう?」
「マーテル教会の者です。神子ゼロス様はいらっしゃいますか?」
「はい。おられますが、ゼロス様にどのようなご用でしょうか?」
「神子ゼロス様のご婚約者が決まられました。そのお知らせに参りました」
「……暫しお待ち下さいませ」
セバスチャンはゼロスを呼びに行こうとするとそれを呼び止める声がし、後ろを振り返る
「一つ伺いたいことがあるのだが、よろしいですかな?」
「これは、これは⋯クレイ伯爵様も御一緒でいらっしゃいましたか」
「レナスは今いるかね…?ゼロス様に御挨拶のついでに“アレ”を連れて行きたいのだがね」
「………少々お待ち下さい」
「ねぇ、ゼロス⋯あたし本当にここにいていいのかな‥」
「いいに決まってるだろ!…⋯それより⋯なぁレナス、今日渡したダイヤの欠片出して」
「あ、うん」
レナスはポケットからハンカチを取り出すとそれをゼロスの前で広げる
そこにはゼロスから貰ったダイヤの欠片が小さく輝いている
「これ、ピアスにしないか?両耳は無理だけど片耳ずつにさ!前にメイドが話してたんだ。加工して婚約者とお揃いにしたんだって」
「ピアス…?」
「うん。すぐには無理だけど、もう少し大人になったら」
「…うん!じゃあ、それまで大切にするね!」
大切に大切に小さなダイヤモンドの欠片を握りしめて幼い2人は幸せな未来を夢見て誓い合う
ゼロスがレナスのおでこにコツンと自分のおでこをくっつける
「ゼロス…?」
「約束だよ」
ゼロスは小指を差し出すとレナスも自分の小指をしっかり絡める
2人共この幸せな時間がずっと続けばいいと…
そう願った
そしてレナスがワイルダー家に来て半年が経っていた頃…
早朝からドンドンと不躾なノックの音が響くと執事のセバスチャンが出迎えに向かう
「はい。なんでございましょう?」
「マーテル教会の者です。神子ゼロス様はいらっしゃいますか?」
「はい。おられますが、ゼロス様にどのようなご用でしょうか?」
「神子ゼロス様のご婚約者が決まられました。そのお知らせに参りました」
「……暫しお待ち下さいませ」
セバスチャンはゼロスを呼びに行こうとするとそれを呼び止める声がし、後ろを振り返る
「一つ伺いたいことがあるのだが、よろしいですかな?」
「これは、これは⋯クレイ伯爵様も御一緒でいらっしゃいましたか」
「レナスは今いるかね…?ゼロス様に御挨拶のついでに“アレ”を連れて行きたいのだがね」
「………少々お待ち下さい」
