6 腕試し
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現れたのはシルヴァラントベースでも見かけた鳶色の髪に真っ赤な服を着た少年
「あれっ?クラトスその子は?」
その少年は興味ありげにレナスの方を見ている
一瞬不敵にレナスは笑い、鳶色の髪の少年に向かい合う
「申し遅れました。私はレナス。昨夜、モンスターに襲われて怪我をしてるところクラトスさんに助けて頂いたんです」
レナスが愛想よく笑うと屈託のない顔で少年も笑い返してきた
「そうだったのか!俺はロイド。ロイド・アーヴィング!よろしくな」
ロイドに宜しくと返事を返している間に銀髪の男の子と同じ髪色の成人女性、ロイドと同じ年頃の金髪の少女も階段から降りてくる
「あれ。ロイド、誰その子?」
「ジーニアス!あぁ、みんなに紹介するよ」
そう言って先程と同じ説明をし、それぞれ紹介をした
「それで、レナスさん、怪我はもう大丈夫なのかしら?」
銀髪の大人びた女性、リフィルが聞いてくる
「あっ、はい。クラトスさんに治癒術をかけていただきましたので、もう平気です。これでも私、傭兵ですから、体は丈夫なんですよ」
「レナスさん傭兵なんですか!?」
「女の人なのに凄い!1人で旅してるの?」
金髪の女の子コレット、銀髪で一番幼いであろうジーニアスが声をあげた
「えぇ。まだ新米傭兵だけれど。……あの⋯差し出がましいお願いなのは承知の上なんですが、よかったら私を御一緒に同行させて頂けませんか?聞けば世界再生の旅をしてる神子様と…」
「わぁ!本当ですか?あっ……でも、傭兵さんってお金で雇うものですよね…」
レナスの申し出にコレットは嬉しそうにしたかと思えば、また表情を曇らせる
「もちろん本来は傭兵はそうやって生きていくものだけど、今回は私の我が儘でお願いしてるのでお金をもらうことはできません」
「じゃあ、ぜひ同行してくれよ!」
ロイドはテーブルに身を乗り出し嬉しそうにし、コレットやジーニアスも新たな仲間が加わることになり、ワクワクしている様子
凡そここまではレナスの思惑通りに進んでいた
「でも、モンスターに襲われてヘマをするような傭兵じゃ足手まといじゃなくて?」
「姉さんっ!!そんな言い方ないよ!」
すんなりいくと思われた計画だったがここでジーニアスの姉であるリフィルが異を唱える
「いいえ。もっともです。理由を言ったところで言い訳にしかなりません………腕試しなんてどうです?」
異を唱えるリフィルにレナスは動揺を見せることなく余裕の笑みでリフィルにみせる
もちろん反論がある事も想定の範囲内であった
「腕試しというと⋯どういう事かしら…?」
「はい。そのままの意味です。そちらのメンバーと私で模擬戦をするんです。もちろん人数とメンバーはそちらで決めて頂いて結構です。私は何人でも構いませんよ」
「いいのではないか?もし彼女が本当に腕のいい傭兵ならば、これから何があるか分からないし、いても問題あるまい」
今まで沈黙を守ってきたクラトスの発言に皆が驚く
「へぇ、あんたがそんなこと言うなんて珍しいな」
「これから間違いなく危険が伴う。腕のいい者ならいてもらうに越したことないからな」
クラトスの助言に納得したのか、リフィルが深く溜め息を吐きながら言った
「…わかったわ。クラトス、貴方がそういうなら…。人数、メンバーは本当にこちらで決めてよろしいのかしら?」
「勿論です」
「あれっ?クラトスその子は?」
その少年は興味ありげにレナスの方を見ている
一瞬不敵にレナスは笑い、鳶色の髪の少年に向かい合う
「申し遅れました。私はレナス。昨夜、モンスターに襲われて怪我をしてるところクラトスさんに助けて頂いたんです」
レナスが愛想よく笑うと屈託のない顔で少年も笑い返してきた
「そうだったのか!俺はロイド。ロイド・アーヴィング!よろしくな」
ロイドに宜しくと返事を返している間に銀髪の男の子と同じ髪色の成人女性、ロイドと同じ年頃の金髪の少女も階段から降りてくる
「あれ。ロイド、誰その子?」
「ジーニアス!あぁ、みんなに紹介するよ」
そう言って先程と同じ説明をし、それぞれ紹介をした
「それで、レナスさん、怪我はもう大丈夫なのかしら?」
銀髪の大人びた女性、リフィルが聞いてくる
「あっ、はい。クラトスさんに治癒術をかけていただきましたので、もう平気です。これでも私、傭兵ですから、体は丈夫なんですよ」
「レナスさん傭兵なんですか!?」
「女の人なのに凄い!1人で旅してるの?」
金髪の女の子コレット、銀髪で一番幼いであろうジーニアスが声をあげた
「えぇ。まだ新米傭兵だけれど。……あの⋯差し出がましいお願いなのは承知の上なんですが、よかったら私を御一緒に同行させて頂けませんか?聞けば世界再生の旅をしてる神子様と…」
「わぁ!本当ですか?あっ……でも、傭兵さんってお金で雇うものですよね…」
レナスの申し出にコレットは嬉しそうにしたかと思えば、また表情を曇らせる
「もちろん本来は傭兵はそうやって生きていくものだけど、今回は私の我が儘でお願いしてるのでお金をもらうことはできません」
「じゃあ、ぜひ同行してくれよ!」
ロイドはテーブルに身を乗り出し嬉しそうにし、コレットやジーニアスも新たな仲間が加わることになり、ワクワクしている様子
凡そここまではレナスの思惑通りに進んでいた
「でも、モンスターに襲われてヘマをするような傭兵じゃ足手まといじゃなくて?」
「姉さんっ!!そんな言い方ないよ!」
すんなりいくと思われた計画だったがここでジーニアスの姉であるリフィルが異を唱える
「いいえ。もっともです。理由を言ったところで言い訳にしかなりません………腕試しなんてどうです?」
異を唱えるリフィルにレナスは動揺を見せることなく余裕の笑みでリフィルにみせる
もちろん反論がある事も想定の範囲内であった
「腕試しというと⋯どういう事かしら…?」
「はい。そのままの意味です。そちらのメンバーと私で模擬戦をするんです。もちろん人数とメンバーはそちらで決めて頂いて結構です。私は何人でも構いませんよ」
「いいのではないか?もし彼女が本当に腕のいい傭兵ならば、これから何があるか分からないし、いても問題あるまい」
今まで沈黙を守ってきたクラトスの発言に皆が驚く
「へぇ、あんたがそんなこと言うなんて珍しいな」
「これから間違いなく危険が伴う。腕のいい者ならいてもらうに越したことないからな」
クラトスの助言に納得したのか、リフィルが深く溜め息を吐きながら言った
「…わかったわ。クラトス、貴方がそういうなら…。人数、メンバーは本当にこちらで決めてよろしいのかしら?」
「勿論です」
