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「何者だ!」
ユアンは突然部屋に飛び込んできた少年に問いかけた
すると少年はこの部屋にまさか人がいるとは思ってなかった為、一瞬驚いた顔をしてみせるがたじろぐことなく、ユアンの問いに言い返した
「人に名前を尋ねるときは、まず自分から名乗るモンだぜ」
「…人の部屋に勝手に入ってきてそれはないんじゃない?」
レナスはボソッと独り言を漏らす
一方でユアンは愉快そうに嗤い、皮肉をたっぷり含んだ言葉で鳶色の髪の少年を挑発するかのようにユアンは言う
「ははは!いい度胸だな。しかし貴様のように下賊のものに名乗る名前はあいにく持ち合わせていない」
そして負けじと鳶色の髪の少年もまた言い返す
「奇遇だな。俺もあいにくと、自分が卑しいってことを知らないような能なしに名乗る名前はないぜ」
「……貴様!」
(同レベルだわ…くだらない…もう話も聞いたし、もう帰っていいかしら…)
頭に血が昇ったユアンは少年に向け魔術を放とうとしていた
少年もその動きに応じる形で防御姿勢をとる
「!」
だが、この時ユアンの目に少年の左手につけられたエクスフィアが目に留まり攻撃しようとしていた手を突如下げた
「それはエクスフィア!まさか貴様が、ロイドか!」
「うっそ!」
ずっと被っているフードを深く被ったまま黙って見ていたレナスだったが、思わず声に出してしまった
「…だったら?」
「…なるほど、面影はあるな」
「あー確かにね…似てる…」
ユアンがシルヴァランドベースに帰ってきた時に、ボータから報告を受けた目的のネズミとはまさにこのロイド、という少年の事だった
実物を目にしていなかったユアンはここで漸くその事実に気づくことになった
ユアンは突然部屋に飛び込んできた少年に問いかけた
すると少年はこの部屋にまさか人がいるとは思ってなかった為、一瞬驚いた顔をしてみせるがたじろぐことなく、ユアンの問いに言い返した
「人に名前を尋ねるときは、まず自分から名乗るモンだぜ」
「…人の部屋に勝手に入ってきてそれはないんじゃない?」
レナスはボソッと独り言を漏らす
一方でユアンは愉快そうに嗤い、皮肉をたっぷり含んだ言葉で鳶色の髪の少年を挑発するかのようにユアンは言う
「ははは!いい度胸だな。しかし貴様のように下賊のものに名乗る名前はあいにく持ち合わせていない」
そして負けじと鳶色の髪の少年もまた言い返す
「奇遇だな。俺もあいにくと、自分が卑しいってことを知らないような能なしに名乗る名前はないぜ」
「……貴様!」
(同レベルだわ…くだらない…もう話も聞いたし、もう帰っていいかしら…)
頭に血が昇ったユアンは少年に向け魔術を放とうとしていた
少年もその動きに応じる形で防御姿勢をとる
「!」
だが、この時ユアンの目に少年の左手につけられたエクスフィアが目に留まり攻撃しようとしていた手を突如下げた
「それはエクスフィア!まさか貴様が、ロイドか!」
「うっそ!」
ずっと被っているフードを深く被ったまま黙って見ていたレナスだったが、思わず声に出してしまった
「…だったら?」
「…なるほど、面影はあるな」
「あー確かにね…似てる…」
ユアンがシルヴァランドベースに帰ってきた時に、ボータから報告を受けた目的のネズミとはまさにこのロイド、という少年の事だった
実物を目にしていなかったユアンはここで漸くその事実に気づくことになった
