5 新たなスタート
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あれから数時間が経ち、時刻はお昼をとうに過ぎでいた
「⋯⋯⋯⋯ん⋯んん?⋯」
レナスは漸く目を覚ますと、見慣れない天井に小さく唸った
そして体を起こし、左右を見回すと見知った顔が不機嫌そうにこちらを見ていた
「………ん~?………あれ?…ユアン?おかわり!」
「起きたとかと思えば開口一番それか」
ユアンはレナスが眠っている間、デスクに腰掛け、仕事をしていたが、その手を止めレナスの方へ近づく
なんとなくヤバい、と直感で分かるとレナスは視線を泳がせながら言い訳を必死に考えた
「ユアンが待たせるのがいけないのよ!それに~客人はもてなさなきゃ。ね?」
「御託はいいから謝れ」
「…うっ…ご、ごめんなさい」
さすがに苦し紛れの言い訳は一切通用するはずもなく、レナスはシュンと顔を俯かせ謝る
「まったく……」
しかしその反省もつかの間の事
「あっ!そうだ!あたし用事があるから帰るね!お酒ご馳走様!」
そう言って立ち上がり、出て行こうとするが、ユアンはレナスの肩をがっしり掴み、引き止めるとそのまままたソファーにレナスを座らせた
「まだ、こちらの用は終わっていない」
「もうユアン秘蔵のお酒も飲みたいだけ飲んだし、あたしは失礼したい!」
「それはお前の都合だろう。それに…だいたい言いたい内容は分かっているんだろう?」
腕を組みこちらを睨むユアンに怯まず、レナスは視線を合わせた
「⋯⋯⋯⋯⋯まぁ、ね。だけど、聞く前に念の為、確認ね。話はそれからよ⋯⋯…。あたしは本来こちら側の者じゃないけど…信用していいわけ?」
レナスの言うこちら側とはユアン率いるレネゲードという組織のこと
「レナス、お前にしか頼める奴はいない。仕方ない、ユグドラシルから任務を受けているだろう?お前なら近くから神子らを監視できるからな」
「確かに⋯ユグドラシル様から監視の任務は言われたけど、あたしが分が悪い方にはつかないこと知ってるでしょ?あくまでクルシス側優先!途中裏切っても文句言わないでよ!」
そしてレナスはクルシスという組織に属しており、同時にユアンもクルシスという組織に所属していながら、レネゲードという組織のリーダーをしている
レナスの問いにユアンもそれでもいい、と一言だけ言う
「私に成し遂げたい目的があるようにお前にも目的があるのは知っている」
「⋯⋯⋯⋯ん⋯んん?⋯」
レナスは漸く目を覚ますと、見慣れない天井に小さく唸った
そして体を起こし、左右を見回すと見知った顔が不機嫌そうにこちらを見ていた
「………ん~?………あれ?…ユアン?おかわり!」
「起きたとかと思えば開口一番それか」
ユアンはレナスが眠っている間、デスクに腰掛け、仕事をしていたが、その手を止めレナスの方へ近づく
なんとなくヤバい、と直感で分かるとレナスは視線を泳がせながら言い訳を必死に考えた
「ユアンが待たせるのがいけないのよ!それに~客人はもてなさなきゃ。ね?」
「御託はいいから謝れ」
「…うっ…ご、ごめんなさい」
さすがに苦し紛れの言い訳は一切通用するはずもなく、レナスはシュンと顔を俯かせ謝る
「まったく……」
しかしその反省もつかの間の事
「あっ!そうだ!あたし用事があるから帰るね!お酒ご馳走様!」
そう言って立ち上がり、出て行こうとするが、ユアンはレナスの肩をがっしり掴み、引き止めるとそのまままたソファーにレナスを座らせた
「まだ、こちらの用は終わっていない」
「もうユアン秘蔵のお酒も飲みたいだけ飲んだし、あたしは失礼したい!」
「それはお前の都合だろう。それに…だいたい言いたい内容は分かっているんだろう?」
腕を組みこちらを睨むユアンに怯まず、レナスは視線を合わせた
「⋯⋯⋯⋯⋯まぁ、ね。だけど、聞く前に念の為、確認ね。話はそれからよ⋯⋯…。あたしは本来こちら側の者じゃないけど…信用していいわけ?」
レナスの言うこちら側とはユアン率いるレネゲードという組織のこと
「レナス、お前にしか頼める奴はいない。仕方ない、ユグドラシルから任務を受けているだろう?お前なら近くから神子らを監視できるからな」
「確かに⋯ユグドラシル様から監視の任務は言われたけど、あたしが分が悪い方にはつかないこと知ってるでしょ?あくまでクルシス側優先!途中裏切っても文句言わないでよ!」
そしてレナスはクルシスという組織に属しており、同時にユアンもクルシスという組織に所属していながら、レネゲードという組織のリーダーをしている
レナスの問いにユアンもそれでもいい、と一言だけ言う
「私に成し遂げたい目的があるようにお前にも目的があるのは知っている」
