0 序章
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「ゼロスゥ~★」
ドン
「ぬわぁっー」
ゴンっ
「あっちゃぁ~★ゼロスごめんね?勢いつきすぎちゃった」
てへへと舌を出し、謝る彼女はゼロスの婚約者レオーネだ
無防備な背後から勢いよく背中を押され、ゼロスは未だ柱に頭をぶつけた時の体勢のまま
そして数十秒ほど項垂れるとようやく、柱にぶつけたおでこを手で押さえながら起き上がる
「ーーつっ…ちょっとレオーネちゃ~ん元気なのはいいけどよ~。もうちっと力加減しようぜぇ」
「も~ごめんてばぁ~。あっ、ねぇねぇ♪この後、あたしの用事終わったらデートしよ!行きたいお店があるの!いいでしょ?」
レオーネは座り込むゼロスに合わせて自分もペタンと座り、ゼロスに寄りかかりながら腕に自分の腕を絡ませ、甘えた声でせがむ
「あぁ⋯うーんと、だな⋯」
ゼロスがレオーネにしどろもどろしていると頭上からゼロスもレオーネもよく知る人物が少し機嫌悪そうに覗き込んできた