4 分かれ道
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「 ⋯⋯⋯⋯ン⋯」
唇同士が離れるとゼロスはまたレナス髪を掻き上げる
髪を掻き上げた先にはレナスの右耳から小さなダイヤのピアスがキラリと輝いていた
それをゼロスは愛おしそうに目を細めて見つめる
そしてレナスと同じダイヤのピアスがゼロスも左耳からも同じ輝きを放っていた
幼い頃交わした2人の約束
それはもう果たされることのない約束
どちらも口には出さないが、その約束は未だ2人の心の中にずっと、ずっと存在し続けていた
「 レナス⋯」
窓から朝日が差し込み2人を照らす
朝日がレナスの濡れた銀髪に照らされると、光加減で薄らと髪色が緑に見える
銀と緑のグラデーションがかった髪を眩しそうにゼロスは見つめると、そのままレナスの肩に自身の顎を乗せ、ポツリと呟くように言う
「 早く⋯帰ってこいよ」
「 ⋯うん。帰ってきたらできるだけ早く会いに行く⋯」
「 そこはすぐに会いに来るって言うとこでしょーよ」
「 あはははっ!⋯でも、それはゼロス次第でしょ?」
「 う⋯それを言われると」
「 ⋯⋯⋯⋯分かってるって。ゼロスも早くシャワー浴びてきなさいよ」
そうレナスは幼い子を言い聞かすように言い、ゼロスの頭をポンポンと撫でる
唇同士が離れるとゼロスはまたレナス髪を掻き上げる
髪を掻き上げた先にはレナスの右耳から小さなダイヤのピアスがキラリと輝いていた
それをゼロスは愛おしそうに目を細めて見つめる
そしてレナスと同じダイヤのピアスがゼロスも左耳からも同じ輝きを放っていた
幼い頃交わした2人の約束
それはもう果たされることのない約束
どちらも口には出さないが、その約束は未だ2人の心の中にずっと、ずっと存在し続けていた
「 レナス⋯」
窓から朝日が差し込み2人を照らす
朝日がレナスの濡れた銀髪に照らされると、光加減で薄らと髪色が緑に見える
銀と緑のグラデーションがかった髪を眩しそうにゼロスは見つめると、そのままレナスの肩に自身の顎を乗せ、ポツリと呟くように言う
「 早く⋯帰ってこいよ」
「 ⋯うん。帰ってきたらできるだけ早く会いに行く⋯」
「 そこはすぐに会いに来るって言うとこでしょーよ」
「 あはははっ!⋯でも、それはゼロス次第でしょ?」
「 う⋯それを言われると」
「 ⋯⋯⋯⋯分かってるって。ゼロスも早くシャワー浴びてきなさいよ」
そうレナスは幼い子を言い聞かすように言い、ゼロスの頭をポンポンと撫でる
