3 過去編(1)
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「レナス、ゼロス起きなさい」
リラックス効果のある唄に聴き入り、すっかりぐっすりと眠ってしまった二人
「ありゃ…寝ちゃった。おばあ様の歌、とても心地いいから…」
目をゴシゴシ擦るレナスに対し、ゼロスはハッとした様子で起き上がる
「あっ、こんな時間!?もう帰らなきゃ、レナス」
それを聞いてレナスは顔を顰め、俯く
「………う‥ん。そうだね‥。あっ、ゼロス先に帰っててよ。ちょっとおばあ様に聞きたいことあるから…」
レナスの様子に気づき、ほんの一瞬、誰にも気づかれないように…悲しい顔をしたゼロスは
「…わかった」
そう言い残し、ゼロスのみ家を後にした
「あの…おばあ様、咎歌(トガウタ)ってなんですか?」
「!?⋯⋯レナスそれは…どこでそんなこと聞いたの!?」
「あ⋯あの、父様から…私はシルヴィス家の銀髪の呪い子で⋯禁忌の咎歌を歌えるって…」
「…あの子レナスにそんなことを!?…くっ…いいレナスそれは決して唄ってばいけない唄。唄えば⋯貴方自身が辛い代償を払わないといけなくなるわ」
「おばあ様でも私…その歌の歌詞もどんな歌なのかもわからない」
不安いっぱいで目に涙を溜め、レナスは祖母に問う
暫く沈黙後、祖母が顔を顰め言った
「咎歌は憎しみから生まれる唄よ。レナス…あなたが心底憎いと思い、呪いたいと思うほどの相手が現れたら…それは自然なまでに唄の歌詞も曲も口から出てくるの…」
「そう…なんだ…。もし、唄ったらどうなるの…?」
「死ぬより辛い咎を受けることになるわ。…私の…私の母は…それを唄い、周りから恨まれ、罵られ…呼吸もままならず、殺してくれとさえ懇願されたわ…」
レナスは言葉がでなかった…
多分、これが全てじゃないだろう…
「…後悔していたのかな…?」
「わからないわ…聞く前に亡くなってしまったから…」
「ごめんなさい…今日はありがとう‥もう帰るね」
「そう…気をつけて…。レナス…大丈夫?」
「うん。平気。バイバイまた来るね!」
リラックス効果のある唄に聴き入り、すっかりぐっすりと眠ってしまった二人
「ありゃ…寝ちゃった。おばあ様の歌、とても心地いいから…」
目をゴシゴシ擦るレナスに対し、ゼロスはハッとした様子で起き上がる
「あっ、こんな時間!?もう帰らなきゃ、レナス」
それを聞いてレナスは顔を顰め、俯く
「………う‥ん。そうだね‥。あっ、ゼロス先に帰っててよ。ちょっとおばあ様に聞きたいことあるから…」
レナスの様子に気づき、ほんの一瞬、誰にも気づかれないように…悲しい顔をしたゼロスは
「…わかった」
そう言い残し、ゼロスのみ家を後にした
「あの…おばあ様、咎歌(トガウタ)ってなんですか?」
「!?⋯⋯レナスそれは…どこでそんなこと聞いたの!?」
「あ⋯あの、父様から…私はシルヴィス家の銀髪の呪い子で⋯禁忌の咎歌を歌えるって…」
「…あの子レナスにそんなことを!?…くっ…いいレナスそれは決して唄ってばいけない唄。唄えば⋯貴方自身が辛い代償を払わないといけなくなるわ」
「おばあ様でも私…その歌の歌詞もどんな歌なのかもわからない」
不安いっぱいで目に涙を溜め、レナスは祖母に問う
暫く沈黙後、祖母が顔を顰め言った
「咎歌は憎しみから生まれる唄よ。レナス…あなたが心底憎いと思い、呪いたいと思うほどの相手が現れたら…それは自然なまでに唄の歌詞も曲も口から出てくるの…」
「そう…なんだ…。もし、唄ったらどうなるの…?」
「死ぬより辛い咎を受けることになるわ。…私の…私の母は…それを唄い、周りから恨まれ、罵られ…呼吸もままならず、殺してくれとさえ懇願されたわ…」
レナスは言葉がでなかった…
多分、これが全てじゃないだろう…
「…後悔していたのかな…?」
「わからないわ…聞く前に亡くなってしまったから…」
「ごめんなさい…今日はありがとう‥もう帰るね」
「そう…気をつけて…。レナス…大丈夫?」
「うん。平気。バイバイまた来るね!」